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国際委員会

国際的通用性と日本の技術者の育成−『コンピテンシー』一緒に考え 表現しよう−

第4分科会開催チラシ(表面)(拡大画像へのリンク)

第4分科会開催チラシ(表面)

(画像クリックで拡大 198KB)

【2021年11月25日13:30-16:30、機械振興会館】分科会は終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました。報告書等の掲載を致しました。(2022/03/03)


当企画とも関連する3月度技術士CPD中央講座(第152回)『頼れるエンジニアを育む環境作りー技術者教育―』が開催されます。(2022年3月12日(土)13:30-16:30) ⇒こちら             

国際委員会の活動目的

 国際委員会は2005年に前身となる組織を発足させて以来、国際的な工学認定と技術者専門職資格認証の枠組みを束ねる国際エンジニアリング連合(IEA)と2004年に日本工学会から譲渡された技術者交流の枠組みの一つであるアジア太平洋技術者協会連盟(FEIAP)に対する海外対応を主な業務としてきました。

 一方2019年からは、国際的な人材育成の枠組みを国内に伝えることで、技術士=Professional Engineer(PE)を改めて認識するための広報活動や組織連携を展開してきました。標記の2021年技術士全国大会(創立70周年記念)もその一環で、研修委員会の協力を得て企画検討を行っています。

企画検討の経緯と概要

 2021年5月、同様の目的で第3回国際活動報告会を実施しました。アンケートの結果から、参加した技術士の問題意識は非常に高いことが分りましたが、制度改革の起点となる文書や技術士コンピテンシーを定めた文書を振り返ることは少なく、国際的な人材育成の基本情報の認知度も高くはありませんでした。

 そのため、今回の企画では、IEAが進める人材育成の枠組みを解説しながら、何故、コンピテンシーに代表される新しい評価指標が世界的な標準となり、国内でも多くの分野で導入が進んでいるのかを振り返り、コンピテンシーとは何か?これからの技術者に必要な資質と行動とは何か?を考えます。

 また、APECエンジニア制度の設立を発端にConsulting EngineerからPEへと転換した経緯とその後の技術士制度改革の歴史を振り返りながら、制度化された継続研鑽(CPD)やこれから検討が進められる初期専門能力開発(IPD)のあるべき姿と課題を考え、PEという資格の潜在的な価値について考えます。

第4分科会開催チラシ(裏面)(拡大画像へのリンク)

第4分科会開催チラシ(裏面)

(画像クリックで拡大 251KB)

企画の趣旨を理解するための参考資料

講演資料と《Pe-CPD》及びアンケートフォーム(会員限定)  New!

講演資料とアンケートフォーム(閲覧可能ですが集計は終了)こちらです。
《Pe-CPD》池田先生と松下先生の基調講演、及びパネルディスカッションのHP視聴はこちらです。

2021年技術士全国大会(創立70周年記念)特集「技術士」2022年2月 第4分科会報告書  New!

● 佐々木 聡『国際的通用性と日本の技術者の育成 Substantial Equivalency and Development of Professional Competencies of Engineers 』IPEJ Journal 2022 No.2 pp.28-29

● 池田 駿介『エンジニアの育成に向けた世界の動きと日本の技術士制度改革 International Movement for Developing Engineers and Improvement of PE System of Japan 』IPEJ Journal 2022 No.2 pp.30-31

● 松下 佳代『日本の大学におけるコンピテンシー・ベース教育の現状と課題 Current Status and Challenges of Competency-Based Education in Japanese Universities 』IPEJ Journal 2022 No.2 pp.32-33

● 比屋根 均『コンピテンシーという倫理実践力 Competency, ethical practice abilities 』IPEJ Journal 2022 No.2 pp.34-35

● 横井 弘文『「IEA のコンピテンシー」を身近に Bringing "IEA Competence" closer to you 』IPEJ Journal 2022 No.2 pp.36-37

講演をさらに深く知るための参考資料

 いずれも先生方からご紹介頂いた資料です。書籍以外は全てオープンアクセスです。学習に利用して下さい。

● 池田先生に関する参考資料

・池田駿介:『技術者の継続的能力開発の概要と今後の課題』 建設マネジメント技術, 310号, 2004. 4-7
・池田駿介:『技術者の倫理と社会システム-土木工学の立場から-』 学術の動向、Vol.11, No.6, 2006. 66-69
・池田駿介:『技術者の資質能力開発を考える』 月刊技術士、2018年12月号 巻頭言

● 松下先生に関する参考資料

・松下佳代:『〈新しい能力〉は教育を変えるか?―学力・リテラシー・コンピテンシー―』(編著)ミネルヴァ書房, 2010
・松下佳代:『汎用的能力を再考する―汎用性の4つのタイプとミネルヴァ・モデル―』 京都大学高等教育研究 2019, 第25号, 67-90.
・松下佳代・小野和宏・斎藤有吾:『重要科目での埋め込み型パフォーマンス評価を通して科目レベルとプログラムレベルの評価をつなぐ』 京都大学高等教育研究 2020, 第26号, 51-64

● 比屋根均技術士に関する参考資料 New!

・比屋根均:『技術者に倫理的配慮を不足させる無意識的な諸要因』技術倫理研究 第9号2012.11 pp.51-78
・比屋根均:『工学教育の変革に資する技術者倫理教育の研究』北大応用倫理,6, 2012.10 pp.15-34
・比屋根均:『倫理的能力の3つの側面と専門職協会の倫理的役割』IPEJ Journal 2019 No.8 16-19

● その他

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