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原子力・放射線部会

2014年度下期以降の部会活動

【2014年度下期以降の活動計画について】
2014年6月に実施された第10回全体会議で承認された「過去10年を振り返っての今後10年の活動方針」には、活動の柱として以下の4つが挙げられました。
  第1の柱:「安全文化醸成に資する活動」
  第2の柱:「技術士の認知度向上と技術士数増に向けた活動」
  第3の柱:「部会員の技術士活動の支援」
  第4の柱:「広報活動」

 最終的に目指すべき状態は、技術士が社会で生き生きと活躍することにより、原子力界全体の健全化と社会からの信頼回復に貢献することであり、そのためには、「専門家」としての、また「人」としての「技術士」の在るべき姿を一人ひとりが明確に自覚するとともに、「技術士=信頼される技術者」ということを社会に定着させることが必要であると認識いたしました。過去10年の活動を踏まえ、我たち技術士が胸を張って社会に誇れる特長は「組織の壁を越えて対等な立場で議論が出来る」ということではないでしょうか。そしてこれは現在の原子力界にあって最も必要なことだと思います。
 この目標を実現するためには、まずは、「我々技術士も、決して十分な知識及び倫理観を有しているわけではない」という現実を謙虚に受け止めることが必要です。その上で、今年度下期は、将来像をきちんと見据えながら、自分たち自身の資質向上から始めて、「計画的に種を蒔く」期間と位置付け、以下のような具体的な活動項目を選定いたしました。
 なお、関連頁は全て立ち上がっておりませんが、活動の進展に伴い順次掲載していきます。

【第1の柱】3.11事故の反省・教訓を風化させない働きかけ、安全文化醸成に資する活動
(1)原子力・放射線部門の技術士として安全文化と技術者倫理を学び直す取り組み

まずは安全文化に関する我々自身の理解促進から始めます。その結果を外部に発信するとともに、所属組織、原子力界全体へと展開するための準備活動を行います。

(2)部会員の福島支援活動の経験から住民目線のリスクコミュニケーションを考える

これまでの部会員の福島支援活動を総括するとともに、他機関や個人活動等の情報を収集して取り組みについて分析し、技術士としての住民目線のリスクコミュニケーションの在り方を考え、発信します。

(3)福島第一原子力発電所事故事象の理解から収束への道筋の調査(仮題)

東京電力福島第一原子力発電所の事故事象の理解と、収束に向けた道筋及びその課題等に関し、技術士として一般向け解説を行うとともに、技術士会として現地調査を実現し、その成果をとりまとめ、発信します。

【第2の柱】技術士の認知度向上と技術士数増に向けた活動
(4)各機関の受験者増の取り組みの具体事例の紹介

企業または企業内技術士会等による組織的な受験者支援を行っている具体事例を収集し発信し、各組織における技術士数増加策に繋げてもらう情報を提供します。

(5)原子力関連学部学科・大学院への技術士制度説明会の実施

これまでの特定企業及びOBによる学校訪問に加え、特に原子力関連学部学科・大学院への技術士1次試験受験者数増加を目的に、組織的な説明会を実施します。

(6)原子力学会の小中高教科書におけるエネルギー・放射線関連記載に関する調査協力の紹介

エネルギー関連教育の現状認識を共有するために、原子力学会教育委員会が実施している小中高教科書におけるエネルギー・放射線関連記載調査への当部会員のボランティア内容と成果の紹介を行います。

【第3の柱】部会員の技術士活動の支援
(7)原子力・放射線関連の時事問題の解説と説明のための指標等の作成

リスクコミュニケーション活動の支援のために、原子力・放射線関連の時事問題を調査摘出し、一般向け解説を行うとともに、技術士の講演、執筆活動等のための指標(説明指針)と、補助資料の編纂を目指します。

【第4の柱】広報活動
(8)地域本部のWEB中継を利用した関東地区と他地域の技術士との連携

関東地区以外の部会員との連携を図るために、地域本部のweb中継を利用した共同行事を実施します。まずは、近畿本部を介した関西地区(13%)との連携を、技術士の夕べの中継から施行します。

このページのお問い合わせ:原子力・放射線部会

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