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【技術士補・修習技術者メールマガジン 2002/3/22】

ホームページ開設

メールマガジン第6号(目次
□ 目   次
●巻頭言 :ホームページ開設
 (佐藤国仁副委員長)
●行事案内:4月度技術士・修習技術者相互研修会(初回)
    テ−マ「技術者育成の新動向と新時代の技術者像」
 (岡野庄太郎委員)
●行事案内:5月、技術士・修習技術者相互研修会
   テーマ「社会へのアクセス論」
 (佐藤国仁副委員長)
●行事案内:青年技術士懇談会(4月・5月例会)
 (青年技術士懇談会 北尾由之委員長)
●行事報告:青年技術士懇談会2月度例会報告
 (青年技術士懇談会 冨永泰志委員)
●修習技術者支援実行委員会 各委員からのメッセージ
 (加藤 孝委員)
巻頭言:ホームページ開設(副委員長 佐藤国仁)

 当委員会も、3月4日、ホームページを開設することができました。開設して数日で、2000件ほどのアクセスをいただき、改めて、ホームページという情報伝達手段の強力さと、われわれの責任の重さを実感しております。
 当委員会は、「修習技術者のための修習ガイドブック」を編纂し、歓迎会、セミナーを逐次開催しております。今回、ホームページ開設ができたことにより、東京近辺の修習技術者だけでなく、全国の修習技術者に対して等しくサービスを提供することができるようになりました。

 さて、修習技術者制度は、この4月から本格的稼働に入ります。しかし、制度が複雑なこともあり、その内容が正確に広く伝わっているとは言えない状況にあります。
 一方、2003年度からは、第一次試験に合格して修習技術者とならないと、第二次試験を受験する資格が得られない制度となります。一般の技術者が技術士になるにあたって、大変重要な関門となります。
 この制度の正しい認識を広く宣伝することは、当委員会の重要な使命です。
そのため、修習技術者に対する情報の伝達はもちろん、(技術士補を指導する)指導技術士、(狭義の修習技術者を指導する)指導技術者、そして全ての技術士の方に対して、修習技術者制度の広報活動を進めて参ります。
 修習委員会のホームページが、このような役に立つことができるよう、読者の皆様の忌憚のないご意見、ご希望をいただければ幸いです。
 最後に、ホームページ開設を中心に担われた、尾本委員および支援者各位のご苦労に感謝申し上げます。

以上
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[行事案内:4月度技術士・修習技術者相互研修会(初回)
テ−マ「技術者育成の新動向と新時代の技術者像」
岡野庄太郎委員]
●新技術士制度の2年目に当たり、新しい時代の技術士を目指した修習技術者制度の創設には、新時代の技術者像があり、グローバル化した産業界の要請に適合させなければならない。この背景、技術者育成の動向及び新しい技術者の資質等を広く知って頂くため、研修講座を設定しました。

 これから2次試験を目指される方々、合格されたばかりの新人の方々も積極的に参加されることを希望します。
 参加希望は、この下記宛先にメール送信で予約できますので奮ってご参加お願いします。

宛  先:espe-adm@y7.com
記載事項:4/13 懇親会参加可否 氏名 区分記号 部門 会社名
区分記号:A:技術士 C:技術士補・修習技術者
***********************************

4月度技術士・修習技術者相互研修会/先端複合技術研究会

 新年度の初頭に当たり「技術者育成の新動向と新時代の技術者像」をテ−マに学協会の動向、新しい時代に必要な技術者資質、技術者資格の国際規格の進展及び修習技術者の進むべき道・生涯教育活動等について発表・パネル討論を行う。
 第2部として先端複合研究会を開催し、新しく技術士・修習技術者となられた方による研究発表を行い、その後恒例により懇親会を行う。
 本年度修習技術者の参加を歓迎する。

日 時: 4月13日(土) 
第1部:技術士・修習技術者相互研修会  13時−16時
第2部:先端複合技術研究会       16時−18時
    (その後、18時−20時まで懇親会)
場  所:日本技術士会第2葺手ビル5階A&B会議室
主  催:修習技術者支援実行委員会         
会  費:修習技術者1、000円 技術士2、000円
       (懇親会参加費、2、000円 追加)

第60回 技術士・修習技術者相互研修会(13. 00-16.00)

テ−マ「技術者育成の新動向と新時代の技術者像」

・コーデイネータ:修習技術者支援実行委員会    岩熊眞起

・パネリスト:
  1)『技術者育成フォ−ラム』報告          岡本邦彦
  (1)若年技術者育成と新技術士制度の果たす役割
  (2)『創立五十周年記念誌』にみる生涯教育活動

 2)技術者資格の国際相互認証の経緯と技術士法改正について
                               高城重厚
 3)JABEE・学協会の動向と新しい時代に必要な技術者資質
                              岡野庄太郎

第221回 先端複合技術研究会(16. 00-18.00)
                     司会 先端研幹事  高島昭三
221−1、クラスター触媒          宇部興産(株) 八角克夫
221−2、ブルートウースの動向  富士フィルム 修習技術者 阿部健一

221−3、拡がる土壌・地下水汚染・その調査・浄化まで
                            オルガノ 修習技術者  田熊康秀
懇親会(18.00 --20.00 )

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<内容解説>
221−1、クラスター触媒 宇部興産(株)   八角克夫(化学部門)

 クラスターとは、10の3乗程度までの原子集団である。そのサイズが数ナノから数百ナノ程度であることから、現在ブームになっているナノサイエンスの一つと考えられる。
 このクラスターを『触媒』として利用する研究が、かなり前からなされており、バルク凝集体)触媒や均一系触媒などとは異なった特異な反応性を示すものが見つかってい。
 本発表では、クラスター触媒の一般的特性およびそれを用いた興味ある研究例を紹介する。

221−2、ブルートウースの動向  富士フィルム 修習技術者 阿部健一

 ブルートウースはパソコンやプリンタ、デジタルカメラや携帯電話などをコードなしで接続する近距離無線技術です。ここ数年前から、マスコミや展示会で話題になり、参入する企業も多いなか、撤退や悲観的な見方もあります。果してこの技術は、これからどこに行くのでしょうか。
 発表者は今年が本当の意味でのブルートウース元年になると考え、過去の経緯を含めて現状と動向を解説します。

221−3、拡がる土壌・地下水汚染・その調査・浄化まで
               オルガノ地球環境室 修習技術者 田熊康秀

 『土壌汚染対策法案』が国会に提出される。欧米に対して遅れをとっていた日本の土壌・地下水汚染への対策が急速に進んでいる。
 地下に存在する汚染のうち確認されているものは未だ氷山の一角といわれ不況を背景に企業の土地売買などに大きな影響を持ちはじめており、今なお各地で汚染範囲は拡大している。
 近年話題となった有機塩素化合物汚染のほか、最新の事情を含め、土壌・地下水汚染の調査から浄化対策までをご紹介する。

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[行事案内:5月、技術士・修習技術者相互研修会
       テーマ「社会へのアクセス論」     佐藤国仁副委員長]

1.日時 2002年5月11日(土) 13時〜16時
2.会場 日本技術士会
3.講座内容
 技術者としてのキャリアを積むにあたって、将来の目標を設定することは最も重要な課題です。「いま従事している仕事の単なる延長が将来目標である」ということでは済まない時代になっています。技術者が活躍できるルート、社会に貢献する方策。この研修会では、それらのいくつかの具体例を示し、修習技術者が目標設定をするときの選択肢を広げる素材を用意します。
 今回は、下記のコースにつき解説、討議します。
 (1)研究者           坂本恵一委員
 (2)開発技術者         小林 進委員
 (3)中小企業技術者       奥田孝之委員
   他、1〜2名の解説を予定
   コーディネータ        佐藤国仁副委員長

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[行事案内:青年技術士懇談会(4月・5月例会)のご案内
                  青年技術士懇談会 北尾由之委員長]

●下記の通り、青年技術士懇談会4月度例会を開催しますので、ご案内致します。

青年技術士懇談会(4月例会)のご案内

 長く続く構造不況の中で、独自の技術を武器にベンチャーを目指す人は益々増えてきています。また企業内ベンチャーという形態を取る動きも多く見られます。「ベンチャー」は日本再生のためのキーワードの一つかも知れません。
 4月の例会はベンチャー支援コンサルタントの方と、実際に企業型ベンチャーに挑んでいる方を講師にお招きしました。是非ご参考にして下さい。

日時:4月19日(金)18:30〜20:30
場所:技術士会葺出第二ビル5F会議室AB
会費:1,000円
内容:
 (1)講演「企業型ベンチャーの新戦略」 森本晴久氏
 (2)講演「地震予測ベンチャーの軌跡と今後」 犬伏裕之氏
*お問い合わせは、4月例会幹事(株)熊谷組の櫻井重英まで。
 TEL 03-3235-8653   FAX 03-3235-3061
 E-Mail: ssakurai@ku.kumagaigumi.co.jp
  (お問い合わせは、なるべくE-mailでお願いします) 

●下記の通り、青年技術士懇談会5月度例会を開催しますので、ご案内致します。

青年技術士懇談会(5月例会)のご案内

日時:5月25日(土)13:30〜15:30
場所:横浜市清掃工場
会費:1,000円
内容:清掃工場、リサイクル施設及び余熱施設見学会(調整中)
*お問い合わせは、5月例会幹事 高橋まで。
 E-Mail: t-toshi@ee.catv-yokohama.ne.jp
  (お問い合わせは、なるべくE-mailでお願いします) 

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[行事報告:青年技術士懇談会2月度例会報告
                   青年技術士懇談会 冨永泰志委員]

●下記の通り、青年技術士懇談会2月度例会を開催しましたので、報告致します。
日 時:平成14年2月23日(土) 14:00〜20:00
会 場:機会振興会館 B3-1会議室 (出席者48名)
内 容:技術士補・修習技術者のための例会、懇親会

(1) 講演
題目:研究生活へのいざない
   −技術者の進路の一つとして−
講師:坂本恵一先生 (日本大学 生産工学部 助教授)

 研究者の生活は決して苦難に満ちたものではなく、むしろ楽しいものである。研究者の素顔も、ステレオタイプのイメージとは異なり、学生に負けない体力とバイタリティーを持った方が多い。
 10回のチャレンジで1回の成功を是とする研究の世界では、粘り強く、また楽天的であることが研究者の重要な資質となる。
 研究者の主な活動として論文の発表があるが、技術論文誌への投稿方法から効果的な論文の書き方まで、講師自身の体験に基づいて紹介された。
 化学部門の技術士であり、修習技術者支援実行委員も務められる先生の講演は、技術士補・修習技術者にとって、興味深く有意義なものになっただろう。

(2) グループディスカッション
 技術士補・修習技術者の出席者が5つのグループに分かれ、以下の2つのテーマについてグループディスカッションを行った。
 (a)技術士補・修習技術者の役割とは?
 (b)技術士補・修習技術者の活動とは?
 ディスカッションには、各グループ2名の技術士がコーディネータとして参加した。約2時間で2テーマについて議論する短時間のスケジュールであり、且つ難しいテーマだったが、出席者の意識の高さが感じられる白熱した議論が展開され、会場は熱気に溢れた。
 ディスカッションの結果は、各グループの代表者がOHPを使用して発表を行った。それぞれのグループが難しいテーマに戸惑いながらも、各自の立場から結論を導いていたが、技術士からは鋭い指摘も相次いだ。
 これも、コーディネータを務めた技術士が出席者の意欲的な態度を認めたからこその敢えて厳しいコメントと受け止めている。特に「他人の発表に質問せよ」というコメントが筆者には印象に残った。

(3) 懇親会
 例会後に懇親会を開催した。例会、懇親会を通して、修習技術者支援実行委員会の佐藤国仁副委員長、小林進委員両氏にご出席を頂いて支援と激励を受けた。                               以上

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[加藤 孝委員からのメッセージ]

●はじめまして  修習技術者実行委員の加藤孝です。

 平成6年に技術士二次試験(情報工学部門)に合格以来、企業内技術士会の理事や日本技術士会情報工学部会幹事など活発に活動しております。
 今回  修習技術者実行委員を拝命し  修習技術者の皆様と相互研鑚を積みたいと思います。
 会社ではシステムエンジニアの教育担当部署に属しており  日頃から若いインストラクターと接しております。
修習技術者の皆様の少しでもお役に立てればとおもいます。  以上

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【あとがき】去る3月7日に技術士二次試験合格者発表が行われた。今年は制度が変ってからの初めての合格発表で、結果はどうかと皆さん気をもまれたと思います。めでたく6,571人の方が合格されました。昨年の3,373人と比較すると激増の様ですが、新設された総合技術監理部門の合格者が2,267人とその差を埋めているという結果になっています。新制度になって何が変るのか、何が変ったのかが良く解らないと言う声も多く聞かれます。今月初旬に開設しました修習技術者支援実行委員会専用のホームページにて順次情報を提供させて頂きたく思っております。
  http://www.engineer.or.jp/cmty/cmtesiho/index.html
 メールマガジンとホームページとでは時間差もあります。両方を上手く使い分けて、誤解の無い情報を得られることを祈念いたします。(尾本)
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    総編集長: 修習技術者支援実行委員会委員長 岡本邦彦 
     編集長: 修習技術者支援実行委員会委員  尾本 健
      発行: 修習技術者支援実行委員会
      (〒105-0001 東京都港区虎ノ門4ー1ー20 田中山ビル8階)
技術士補・修習技術者に関するご意見・ご要望は、cmtesiho@engineer.or.jpにメールをお願い致します。転載を希望する場合は修習技術者実行委員会にご連絡下さい。


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