□ 目 次
●巻頭言 (委員長 岡本邦彦) ●第14回修習技術者研修セミナー成功裡に終了(速報) (佐藤国仁副委員長) ●行事案内:第219回先端複合技術研究会(12月15日(土)) (岡本邦彦委員長) ●修習技術者支援実行委員会委員の構成と委員の業務分担 (岡本邦彦委員長) ●修習技術者支援実行委員会 各委員からのメッセージ (高島昭三委員) ●修習技術者支援実行委員会 各委員からのメッセージ (山崎泰廣委員) |
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巻頭言(委員長 岡本邦彦)
ここでは修習技術者対策の重要性と委員会の役割、および青年技術士懇談会の方々のご協力について述べたいと思います。今回の技術士法の改正により平成15年の暫定期間経過後は、第一次試験に合格しないと技術士第二次試験を受験できない形になります。すなわち直接第二次試験を受験できるのは来年だけということになります。 本年は技術士受験4万人、第一次試験受験2万2千人ですから、平成15年度には約6万人の第一次試験受験者が生じ、その合格者は1万人の大台を越えるかも知れません。この第一次試験の合格者は今回の技術士法の改正の趣旨により、修習技術者としてある一定期間(技術士補および狭義の修習技術者は4年間、自主修習技術者も第二次試験合格まで)、日本技術士会主催および学協会など主催の研修を行うことになります。 この修習技術者制度は技術者資格の国際的整合性に基づき、米国のPE制度におけるEIT(Engineer In Training ) 、および英国のCE制度におけるIEng(Incorporated Engineer )に相当するもので、技術者資格取得前の準備および研修段階と見ることができます。技術者資格には継続教育CPDの義務がありますが、英国のCE制度などではこの段階の修習をIPD(Initial Professional Development) 、ないしはQPD(Qualifying Professional Development)の段階と呼んで、約4年間の研修を義務付けています。 従って改正技術士法の施行された本年度以降は、第一次試験合格者は上記の趣旨に基づき修習技術者として第二次試験合格まで技術知識、技術者能力と見識を向上させるため修習を行うことになった訳で、その修習を学協会と連携して行う日本技術士会、とくに修習技術者支援実行を担当する当委員会の任務が重要ということになります。 この改正された技術士制度は若手の技術士を増やす趣旨に基づくものですから、平成15年度以降に第二次試験に合格する新人技術士の主力は青年技術士であるということになります。すなわち青年技術士は修習技術者の段階を経て技術士になった人達ということになり、青年技術士は修習技術者の兄貴分ということになる訳です。 従って修習技術者は青年技術士に学ぶということが重要で、青年技術士が修習におけるお手本として修習技術者の研修における講師等をお願いするのが適当という結論になります。従来も技術士補対策委員会の時代から研修講師として青年技術士懇談会の方々をお願いしてきた伝統と歴史がありますが、今後も修習技術者と青年技術士の交流が若手技術者の育成のために重要であると思います。青年技術士懇談会の幹部の方々のご理解とご支援に感謝申し上げる次第です。
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[行事報告:第14回修習技術者研修セミナー 成功裡に終了(速報) (佐藤国仁副委員長)] ●去る、11月17日(土)、18日(日)の2日にわたり、「第14回修習技術者研修セミナー」を開催した。当日は、北海道から滋賀まで、20名の修習技術者が参加し、修習技術者相互のネットワークを構築するとともに、先輩技術士との交流も深めた。
[行事案内:第219回先端複合技術研究会パネル討論会 (岡本邦彦委員長)] ●12月15日(土)に、第219回先端複合技術研究会を日本技術士会第2葺手ビル5階A&B会議室で開催します。その内容としては、第58回技術士・修習技術者相互研修会として青年技術士懇談会のメンバーの方々の参加を得て、「若年技術者のための講座カリキュラム作成」をテーマに発表・パネル討論を行います。つぎに本年度新人技術士および修習技術者の研究発表を下記のように行うことになっています。 冒頭にありますように今後、第一次試験合格者を総称して修習技術者と呼ぶことになりましたが、今回の技術士法改正の趣旨である若年技術者の育成は今や国家と産業会の要望するところであります。ここに「若年技術者のためのカリキュラム作成」というテーマを掲げてパネル討論を行うのもそのような視点によるものであります。
冒頭にものべたように、今後の修習技術者の研修・研鑽に大きな役割を果たす青年技術士懇談会の代表の北尾由之氏からは、今後の予定と任務について説明と決意が示されるものと予想されます。これを要するに、今後の修習技術者・若年技術士の育成に何が必要であるかの掘り下げがなされるものと期待されるものであります。最後に忘年懇親会により懇親の機会も設けられますので奮ってこの会へのご参加をお勧めします。 12月 技術士・修習技術者相互研修会/先端複合技術研究会 今回の技術士法の改正により、第一次試験合格者は従来の技術士補を含め、修習技術者として技術士を目指して修習を行うことになり、これを支援するため従来の技術士補対策委員会は修習技術者支援実行委員会と改称することとなった。
日時:12月15日(土) 技術士・修習技術者相互研修会13時?16時、
会費:修習技術者1、000円 技術士2、000円(懇親会参加費、2、000円追加) **************************
パネル討論:「若年技術者のためのカリキュラム作成」
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司会 先端複合技術研究会幹事 高島昭三
忘年懇親会(18.00〜20.00 ) ◇◇◇=================================================[委員会報告:修習技術者支援実行委員会委員の構成と委員の業務分担 (岡本邦彦委員長)] ●修習技術者支援実行委員会委員の構成と、委員の業務分担について下記に説明したいと思います。 委員長 岡本邦彦(電気・電子)
委員会内部の構成については、下記のように「ワーキンググループW/G体制」と、「実行小委員会体制」になります。「ワーキンググループW/G体制」については、委員全員はどれかのW/Gに属しており、W/Gはそれぞれ下記の任務を持っています。「実行小委員会体制」はそれらのW/Gが合体して、各種の事業を遂行する実行小委員会を結成するためのもので、その場合に最後の項にある「青年技術士懇談会の修習技術者支援実行委員」の参加を求めて、共同で実行体制を構成することになります。 「ワーキンググループW/G体制」
研究発表指導W/G:
修習技術者セミナーW/G:
能力向上問題W/G:
オリエンテーションW/G:
青年技術士懇談会連絡W/G:
地域・支部代表: 近藤英樹(中国・建設)、佐藤直衞(北陸・建設)
対外活動/海外駐在 磯部禎夫(農業)(ネットのみ参加)
理事会: 矢部五郎(応用理学)(委員会の状況につき、理事会にてご発言頂く)
「実行小委員会体制」
2、修習技術者セミナー実行小委員会(11月中旬に行われる)
3、修習技術者歓迎会実行小委員会(毎年1月末に盛大に挙行される)
4、先端複合技術研究会実行小委員会(月例発表会および発表大会の準備と実行)
最後に修習技術者支援実行委員会の委員ではないが、青年技術士懇談会内部の修習技術者支援実行委員の方々を紹介します。上記の各事業において講師等の重要な役割を演じて頂く方々です。今後の修習技術者はその兄貴分である青年技術士より技術士となるための経験、知識、能力を学ぶことが重要となります。 「青年技術士懇談会・修習技術者支援実行委員」:
[高島委員からのメッセージ] ● 新しく委員になった高島昭三(水道部門)です。
[山崎委員からのメッセージ] ●修習技術者支援実行委員の山崎泰廣です。本実行委員会との出会いは社内(綜合警備保障株式会社)に多くの技術士取得希望者がおり、社内での指導を進めるのと並行して、日本技術士会の活動と連携したほうがより効果的な支援が出来ると判断し委員を希望して申請し、平成13年7月委員になりました。
【あとがき】 先日、技術士第二次試験の筆記試験の合格発表が行われました。技術士法改正後の初めての試験で、どの様な結果が出るのか、皆さん関心を持たれたかと思います。試験内容も異なり、戸惑った方も多かったかと思います。多くの技術士補の方々が合格されていることを祈念致します。また、合格された方は口頭試問に向け着実な準備をお勧めします。先に行われた「技術士フォーラム2001」でも、従来の様な高度成長は今後は見込めないとのこと、大きな資格の取得が必要になる時期も間近かも知れません。来月の先端研パネル討論を始め、行事が目白押しに実施されます。これらの案内や実施報告を絶やさず行う予定です。ご質問やご意見宜しくお願い致します。(尾本) |
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総編集長: 修習技術者支援実行委員会委員長 岡本邦彦 編集長: 修習技術者支援実行委員会委員 尾本 健 発行: 修習技術者支援実行委員会 (〒105-0001 東京都港区虎ノ門4ー1ー20 田中山ビル8階) 技術士補・修習技術者に関するご意見・ご要望は、cmtesiho@engineer.or.jp にメールをお願い致します。転載を希望する場合は修習技術者実行委員会にご連絡下さい。 |
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