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10月度技術士CPDミニ講座(第100回)

技術者倫理は「個人の資質や道徳心」に委ねられる側面が強かったが、複雑化する現代のプロジェクトにおいて個人の自律性だけでリスクを防ぐことには限界がある。本講座では、厳格な倫理担保の仕組みを持つ医療・医学研究分野の「倫理審査制度(IRB)」を紐解き、その知見をいかに産業界のガバナンスやプロセス設計に応用できるかを考察する。あわせて、最新のLLM(大規模言語モデル)を活用した「倫理審査支援AI」による倫理の「整地」と、技術者が安心して活動できる実効性のあるガバナンスのあり方について、専門家から知見を得る。
研鑽目標: 医療・研究分野の倫理担保の仕組みを理解し、テクノロジーや制度設計による「仕組みとしての倫理」を自らの実務や組織運営に取り入れる視点を養う。
森 拓也 氏 〔京都大学医学部附属病院 臨床研究・研修部門 倫理支援部 特定助教〕
本講演では、医学研究で培われてきた研究倫理の考え方を基礎に、技術開発やAI時代に求められる倫理的視点について解説します。研究倫理は医療分野だけのものではなく、人を対象とする研究や社会へ実装される技術全般に共通する重要な基盤です。倫理審査で実際に何が議論されているのか、研究者が陥りやすい課題や事例を交えながら紹介するとともに、AIを活用した研究倫理審査支援システム「りんなび」の開発事例を通して、人とAIが協働して研究の質と信頼性を高める新たな可能性について展望します。
【キーワード】 研究倫理、倫理審査、人工知能
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