2022年9月15日(木)、韓国・科学技術情報通信部(日本の「省」に相当)及び韓国技術士会による技術士制度調査団が本会に来訪しました。チョ・ジョンユン国際雇用開発院理事長を団長とし、ホン・ソンジョ東国大学工学部長、オ・チュンシク韓国工学大学教授の3名からなる調査団は、3年毎の同国技術士制度に関する基本計画立案の参考とするため、我が国の技術士制度の現状や今後の制度改革に向けた課題などを調査する目的で来日したものです。
本会寺井和弘会長に表敬訪問ののち、寺沢計二専務理事・事務局長、月岡靖試験登録部長ほかが同調査団の質問に答えるかたちで2時間余りに渉り熱心に日本の技術士制度、特に試験制度の現状や今後の改革に向けた検討課題などについて説明を受け、質疑を交わしました。とりわけ、2019年度から技術士第二次試験に導入されたIEA(国際エンジニアリング連合)が定める国際標準(GA & PC)に基づく技術士コンピテンシー習得の確認や、昨年改訂されたGA & PC第4版の導入に向けた方向性、さらに文部科学省技術士分科会で議論が進められているIPD(初期専門能力開発)の検討状況などに高い関心が伺え、過去50年余りに渉る両国技術士会の交流を背景に、著しい経済成長、変化を遂げるアジア地域の技術士制度をともに手を携えてリードしていく重要性を互いに再認識する機会ともなりました。
なお、同調査団は、本会に続き文部科学省ならびに多数の技術士が活躍する民間企業(日立製作所)にも訪問し調査を行いました。
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