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お知らせ

公益社団法人日本技術士会の組織行動規範の策定


2022年3月17日

 公益法人は、公共の利益を目指して設立・運営されており、その構成員である役員、会員と職員も公共の利益を実現するために活動することが社会から要請されています。
 今般、公益法人としての適正なガバナンスの下、会員が目的意識をもって生き生きと活動できる組織とするために、日本技術士会の社会的使命を経営理念として明確化するとともに、役員、会員と職員が組織活動において常に立ち返るべき行動の拠り所(行動規範)を日本技術士会組織行動規範として策定しました。
 今回策定した組織行動規範を組織構成員である役員、会員と職員で共有し、高い倫理観と適正なガバナンスの下で、健全な組織活動を推進することを広く社会に宣言するものです。

公益社団法人 日本技術士会 組織行動規範


【経営理念】

 日本技術士会の社会的使命は、技術士がその高度な専門知識と応用能力を駆使して様々な技術分野の業務に取り組むことにより、多様化・複雑化する社会的課題を解決に導くことを、組織として支援することです。
 日本技術士会は、その使命を適正に果たすべく、法令を遵守することはもとより、公益法人としての中立性、公平性を堅持し、高い倫理観と適正なガバナンスの下で、会員の意見を広く公平に反映させた健全な組織活動を遂行します。


【行動規範】

1. 健全な組織活動
(1) 法令等の遵守
 本会の組織活動において、法令や本会の定款、規則類を遵守するとともに、各種指針、ガイドライン等のソフトローについてもその策定背景や意義を踏まえて行動します。
(2) 信頼の確保
 本会の重要なステークホルダーである「技術士」とその関係者に対して、誠実で真摯な姿勢と行動で説明責任を果たすことにより、信頼の確保に努めます。
(3) 公正かつ健全な行動
 公益法人の一員として、中立性、独立性を堅持した公正で健全な活動を行います。また市民社会の一員として反社会的な団体あるいは個人との関係を一切持たないとともに、組織活動において政治や行政と健全かつ透明な関係を保持します。
(4) 適切な情報管理
 組織活動に伴い知り得たステークホルダーの機密情報および個人情報を適正に管理し、情報漏洩を未然に防止するとともに、知的財産権の管理保全に万全を期します。

2.個人の尊厳と多様性の尊重
(1) 個人の尊厳の尊重
 差別やハラスメントなどの個人の尊厳を傷つける行為を許しません。
(2) 多様性の尊重
 一人ひとりの人格と個性を尊重し、多様性を尊重する人間関係を構築します。

3. 社会との調和
(1) 社会との良好な関係の構築
 公益に資する社会貢献活動を積極的に推進するとともに、地域コミュニティとの良好な関係を構築することにより、社会との調和を促進します。
(2) 地域の産業力強化
 地域の産官学と連携し、各地域が抱える個別の課題解決や産業力強化に貢献します。
(3) 国際連携の推進
 日本の技術士資格の国際的な実質的同等性を担保し、技術士と日本技術士会の地位向上に資するため、世界の文化や慣習を尊重するとともに、国際的なエンジニア関係機関との連携に努めます。

4. 持続可能社会構築への貢献
(1) プラットフォーム機能の充実
 多様化・複雑化する社会的課題に対して、技術士の多様な専門領域の技術力を統合的に発揮するためのプラットフォーム機能の一翼を担うことにより、持続可能社会の構築に貢献します。
(2) 技術系人材育成への貢献
 多様化・複雑化する社会的課題の解決を担うことのできる技術系人材の育成に向けて、関係機関との連携や修習技術者の支援を通じて、持続可能社会の構築に貢献します。

5. 役員の責務
(1) 役員の姿勢
 本会の理事及び監事は、本組織行動規範に示された理念の実現が自らの責務であることを認識し、率先垂範の上、行動規範の徹底を図ります。
(2) 継続的なガバナンスの適正化
 本会の理事及び監事は、当会が公益法人としての適正なガバナンスを維持しつつ、会員が目的意識をもって生き生きと活躍できる組織であるために、理事会において組織活動のモニタリングを実施し、継続的なガバナンスの適正化を図ります。

このページのお問い合わせ先:総務部
電話:03-3459-1331

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