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千葉県支部

平成27年度 年次大会 支部長挨拶

千葉県支部長松井隆(拡大画像へのリンク)

千葉県支部長 松井 隆

(画像クリックで拡大 24KB)

 本日は、平成27年度年次大会開催に当たり多くの会員各位にご出席を賜りお礼申し上げます。

 千葉県支部は、日本技術士会の地域組織強化を図るために設置され4年目を迎えました。これまで役員各位並びに会員の皆様のご支援を頂き活動を進めてまいりました。

 本日は、平成26年度の活動報告を行い、平成27年度に向けた活動計画についてご説明し、ご意見を賜りたく存じ上げます。また、平成26年度は、初年度設定した基本理念に基づく行動指針達成に向けての中期計画3年の最終年でもあります。この大会ではその辺りをまとめて新たな計画について意見交換する大会であります。

 今年は戦後ちょうど70周年の年に当ります。戦後の政治歴史の中で、田中角栄総理の列島改造論あり、小泉総理の自民党をぶっ壊すがあり、また民主党の総理の時代には東日本大震災が発生その対応等いろいろありましたが、今日では、安倍総理になりアベノミクスによる経済の安定的成長に乗せられるかが問われている。

 そこで、我々技術屋としては、それに関係することとして、日本の「物づくり」として誇れる話をしてみます。5月末NHK・BS放送を見ていましたら「鉄道王国日本」について海外での取り組みを二点放送していました。一つは、ドバイにおける都市内鉄道で、「世界一美しい電車」を造るであります。大変なデザイン等注文に対し、見事にその美しい車両を完成させ、現在その車両がドバイの高層ビル群の谷間を走っているのです。

 もう一つは、イギリスに輸出した日本の鉄道技術であり、正確なダイヤを売り物にして、沿線の地域づくりにまでにも好影響を及ぼしているのです。この話は、日本の技術が世界から評価を受け、「日本の底力」を見せつけ、輸出拡大に繋げていることです。イギリスの鉄道については、1昨年当支部でのCPDで日立の植田千秋さんの講演において技術輸出の経緯を聞いていますので直ぐにわかりました。今までのイギリスでは鉄道ダイヤは遅れるのが当たり前で、車両作成からメンテナンスまでの日本ブランドが絶大な評価を得ており、技術屋として大変嬉しい話です。

 かって18世紀には、産業革命において蒸気機関車を輸入した。しかし、現在では日本技術が、世界の都市や地域の発展に大きく貢献しつつあるのです。イギリスでは、他の路線にも導入拡大が進み注文が増えているようです。このように技術と経済の好循環を生み出すのが、鉱物資源等の皆無に等しい日本国の生き続けていく道であると確信します。

 一層、科学技術立国を柱として長年培ってきた「物づくり」のノウハウをより高品質な、機能アップを図った製品を、世界中に売り込んでいく貿易立国を目指していくことが何より唯一日本の選択肢であるとつくづく考える次第です。

 日本技術士会では、科学技術に影響を及ぼす技術士の使命を担って、社会貢献に大きく寄与することを掲げており、千葉県支部の基本理念では「技術士の技術力とチーム力で、産・学・官との交流・連携を強めて、地域の経済社会の発展並びに科学技術の向上に貢献する」を活動の柱として、引き続き取り組みを進めていくことになります。

 平成26年度は、10回の支部役員会を開催し、毎回熱心な審議を行って、各委員会と活動推進チームでは、基本理念や行動指針に基づく行動計画について、着実な展開を進め、本日報告していただきますが、3年の中期計画はそれなりに前進したと考えています。

 活動に向けては、多くの会員に参加いただき活動を進めるように努力してまいりましたが、より多くを結集するまでには、まだ道半ばかと思います。平成27年度の活動に向けて、千葉エリア地域の発展に貢献するべく継続した活動に邁進していきたいと存じます。

 どうか、会員の皆様には支部活動の前進に向けたご協力とご支援を賜りたくお願い申し上げるとともに、本日年次大会としてご意見賜りたく、宜しくお願い申し上げます。

 本日ご出席の皆様の益々のご健勝を祈念しまして、年次大会のご挨拶といたします。

                    平成27年7月20日  支部長  松井 隆 

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