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金属部会

金属部会CPD技術セミナー14技術者倫理2議事録

金属部会CPD技術セミナー議事録

日時

2025年2月9日

テーマ

技術者倫理2

主催

金属部会

参加者

94名(機械振興会館5人、WEB90人)(正会員92人、準会員2人)
金属部門46名、他部門48名(建設、機械、電気電子、衛生他)

講師

木村礼夫、金内良夫、櫻井理孝

金属部門聴講者

安齋英哉、池山弘一、石田正雄、石塚慶一、板場英樹、井上哲也、内山真明、勝見百合、加藤友則、角間弘志、河合保幸、川村明、小竹健、小塚隆、小林経明、小森光徳、古森龍一、酒本昌子、笹口裕昭、塩田祥二、鈴木直樹、竹内篤実、田代博文、田中和明、田中曉、田村元紀、中嶋宏、中村晋也、中村隆彌、長屋五郎、中山佳則、新井田有慶、野口利光、埜本信一、原島大、平賀仁、平田政司、福崎昌宏、藤井淳、藤間美子、細
谷佳弘、山崎一正、吉田義昭、渡邉喜夫

他部門聴講者:

石川浩輔、一川毅彦、稻村親司、犬飼博信、大平友三、岡田包儀、小澤明夫、小野栄輝、河合和義、河西勉、川羽田剛、北林聡、久米彌、柴崎恭範、高木延寿、高橋善清、高山晃平、竹村吉隆、田嶋博文、鶴見耕市、寺倉祐二、徳田進、殿川康一、野末泰宏、萩田敦司、萩原利行、橋本嘉顯、長谷川俊一、平塚由香里、古市昌浩、北條誠、星野輝雄、細川孝、堀江誠、前澤峰雪、増形秀彦、松田安司、松本智文、丸山治、水谷敦彦、三田晃博、宮本純也、村上和久、森博史、安永昌史、吉木重友、渡邊武志、

1. 開催概要

金属部会のCPD技術セミナーが開催され、技術者倫理に関する講演が行われた。本セミナーでは、ウェルビーイング、企業倫理、環境問題など幅広いテーマが議論された。講演者たちは、技術者倫理をポジティブに捉える重要性や、企業理念・企業文化の役割を強調した。
セミナー終了後には、金属部会の今後の活動予定について説明があり、継続的な勉強会の実施や活動誌「テクノメタリカ」が紹介された

2. 講演概要

第1講「Well-Beingを目指した技術者倫理」

講演者
木村礼夫氏
概要
「ウェルビーイングを目指した技術者倫理」をテーマに講演
・「Do No Harm(害を与えない)」の原則と倫理的判断の重要性
・人間の心理傾向としてネガティブな事象に注目しやすいことを指摘し、良い事例に着目する重要性を強調

事例紹介
・中越地震における上越新幹線脱線事故
・有珠山の噴火対応
・リチウムイオン電池の不具合事例
・メンデルの法則の再発見
・ ニューヨーク・シティコープタワーの設計問題

第2講「組織論と技術者倫理」

講演者
金内 良夫 氏
概要
・企業における不正行為の要因として、組織の特性と人間の限定合理性を指摘
・ 目先のコスト回避が長期的な取引コストを増加させるリスクについて説明
・集権主義と集団主義の問題点、企業内での倫理的判断について議論

第3講「企業理念、行動規範、行動指針と倫理的なビジネスの構築」

講演者:
櫻井理孝氏
概要
・鉄鋼会社での経験を基に企業理念と企業文化の重要性を解説
・企業理念「常に世界最高の技術を持って社会に貢献する」を例に、機能する企業理念の条件を提示
・環境問題に関する歴史的経緯(ロンドンスモッグ事件、石油危機、地球温暖化問題)を紹介
・企業倫理プログラムの2つのアプローチ(法令遵守型・価値共有型)を説明

質疑応答・ディスカッション

良い事例を残す方法について
・海外技術者への倫理指導の課題
・ウェルビーイングと技術者倫理の関係性
・東日本大震災時の新幹線対応事例の考察
・企業内での倫理的ジレンマとその対応策

4. 今後の活動予定

金属部会の主催イベント
2月16日 技術者倫理勉強会「ヒューマンエラー安全標準化」 参加希望者はアンケート記入
2月23日 技術士志望者向け説明会 無料開催
3月 10日 金属学会シンポジウム 和光博物館から借りた刀を展示
3月16日 ショットピーニングセミナー リアル参加希望
5月17日 タタラ製鉄所ツアー 残席あり、希望者は申し込み

参加者へのお願い

・2月23日の説明会に関するQRコード・申込フォームを勉強会参加希望者はアンケート記入
・リアル参加者は「テクノメタリカ」を受け取レます
・送付されたリマインドメールから講演資料をダウンロード
・CPD受講証明書を各自でダウンロード

5. まとめ

本セミナーでは、技術者倫理をポジティブに捉え、ウェルビーイングを目標とする考え方が強調された。
企業倫理の問題や環境問題にも触れ、実際の事例を通じて技術者の責任について深く議論された。
今後も継続的な勉強会を通じて、技術者倫理の理解を深めていく予定である。

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