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金属部会

金属部会セミナ7歴史金属学議事録(2023/5/19)

金属部会CPD技術セミナ 7「歴史金属学」 議事録(2023年5月度)

1.日時

2023年5月14日(日)13時~16時30分

2.形態

ZOOMによるウェブ講義+機会振興会館211

3.出席者(敬称略):

参加者合計:100名 正会員92名、準会員4名、非会員3名 金属部門45+2名、他部門52+1名、(プラスは非会員/新合格者)

講師:

沖森麻佑巳、稲角忠弘、田中和明

聴講者:

荒城昌弘、安齋英哉、池田大亮、石田正雄、内山真明、奥村貞雄、加藤友則、狩野陽、河合保幸、川村明、栗原朋之、小竹健、小林経明、小森光徳、櫻井理孝、清水進、竹内篤実、竹本統、田代博文、田村元紀、中嶋宏、中村隆彌、長屋五郎、中山佳則、埜本信一、橋本英樹、橋本やすみ、濱田賢祐、林保之、平野富夫、藤井淳、藤間美子、細谷佳弘、堀内満喜、宮内憲一、山内博之、山下正和、山本尚三、吉田義昭、渡邉喜夫、中川高則、小笠原多周

4.セミナー講義:

金属の歴史は、技術の歴史です。今回は金属の歴史に造詣の 深い金属部会メンバが歴史と金属・ 金属産業を語り尽くす金属エンターテイメントです。組織学、明治日本産業革命遺産、西洋史と 金属の視点で語られる歴史は、金属部門だけでなく、様々な産業分野への関心を感じていただけ たものと思われます。

第1講13:00-

講師:沖森麻佑巳
講演「鉄鋼組織学発展に見る技術展開条件の考察 」
鉄に様々な元素を添加し出現した鉄鋼材料は多様な組織を有し、強度、靭性、弾性、加 工性、麗 性等を特性として、産業社会の基盤を支えている。その特性は19世紀後半に出 現し発展した鉄鋼 組織学によって制御されている。本講では1850~1925年頃の西欧に おける鉄鋼組織学の変遷をト レースし、科学や技術の発展に必要な条件を考察する。それ を基に重要課題SDGsが鉄鋼材料に 求めている現況と今後を考察する。

第2講14:00-

講師:日本工学会フェロー 稲角忠弘
講演:「明治日本の産業革命遺産」にみられる日本の製鉄スピリット
資源小国の日本が、戦後高度経済成長期に奇跡的な国際競争力をもつようになったが、その原点 は、明治期の西洋近代鉄鋼業の導入に辿れる。当初西洋技術の単純移入に失敗するが、日本の条 件で成立させる工夫を自主的に加え、洋式技術の延長でない止揚技術を確立して定着できた。そ の製鉄スピリットが戦後の発展に繋ながる経緯を事例検討する。

第3講15:00-

講師:田中和明
講師:「西洋史を変えた金属」
金属からみた世界史は、時空間が見えます。無味乾燥になりがちな年表から金属に関する事象が立ち上がり、個々の事象が雄弁に語りかけてくる言葉に耳を傾けました。世界史が有機的に網羅され、年表の事象の技術連関の面白さに夢中になられたことは間違いありません。
以上

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