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金属部会

金属部会「定例部会」議事録(H29/7/19)

金属部会 「定例部会」 議事録

平成29年7月24日
金属部会長 小林 経明

1. 日時:平成29年7月19日(水)18時〜20時30分
2. 場所:日本技術士会 葺手第2ビル 5階 AB会議室
3. 出席者(敬称略):
安藤克己(講演者)、稲村朋広、池田大亮、和泉和利、奥村貞雄、神戸良雄、小林経明、
小森光徳、後藤 明、佐藤裕二、笹口裕昭、神藤典一、清水 進、關根伸仁、竹本統、
田中和明、中村隆彌、新井田有慶、阪東秀和、野坂惠介、松井利治、山崎 宏、
吉武進也、渡邉喜夫、渡辺孫也、前田洋一(機械)、佐藤 有(機械)、矢矧束穂(化学)
合計28名
4. 配布資料:(敬称略)
1) 金属部会議事次第
2) 出席者名簿
3) 安藤講師講演要旨(添付)及び講演資料
4) 金属部会予定(添付)
5) 理事会報告(新井田理事)(添付)
6) 金属部会主催見学会のご案内:「超高温材料研究センター見学会」(添付)
7) 第44回技術士全国大会(山口)の案内
5. 議事
議事に先立ち、新しく部会長に就任した小林から新任の挨拶があった。
1) 講演:安藤克己氏[安藤技術士事務所所長、技術士(機械、金属、総監)、工博]から「ものづくりを支える材料技術とトライボロジー:製鉄設備」について講演があった。講演内容については添付の講演概要(自己紹介及び講演要旨)を参照されたい。
2) 連絡事項:
? 笹口副部会長から、金属部会の今後の予定(添付)、及び、10月20日に実施する金属部会主催の見学会「超高温材料研究センター」(添付)について説明があった。
? 奥村顧問から、10月21日技術士全国大会第1分科会で行われる「日立製作所におけるアルミ製鉄道車両の生産技術の取り組みについて」の紹介があった。
3) 理事会報告:新井田理事から7月5日開催の理事会の報告があった。高木新会長の方針などについて説明があった(添付)。
4) 報告事項
下記委員会の報告があった。
? 社会委員会 (報告:小森委員)
? 科学技術振興支援委員会(報告:野坂委員)
? 海外活動支援委員会(報告:池田委員)
? YES-Metals!(報告:笹口委員)
6. その他
  今回初めて部会に参加された以下の4名の方が、自己紹介を行った。
1) 竹本統(オサム)氏:竹本技術士事務所
2) 坂東秀和氏:(独)国立印刷局
3) 和泉和利氏:新日鉄住金エンジニアリング(株)
4) 矢矧束穂(ヤハギツカホ)氏:(化学部会)神奈川県立産業技術総合研究所

2017年7月19日金属部会定例部会 講演概要

演題: ものづくりを支える材料技術とトライボロジー -製鉄設備-

所属氏名: 安藤技術士事務所 安藤克己

自己紹介:

博士(工学)、技術士(機械、金属、総合技術監理部門)、労働安全コンサルタント。
1950年生まれ。1977年東北大学大学院工学研究科修了、新日本製鐵(株)入社。釜石製鐵所、君津製鐵所、技術開発本部(富津)において、製鉄設備のエンジニアリング、保全技術、設備管理、腐食・防食技術開発、材料技術・トライボロジー研究開発に従事。
2000年から (株)日鐵テクノリサーチ(現日鉄住金テクノロジー(株))において、材料技術・トライボロジー関連の試験・分析・評価、技術調査、研究開発支援、技術コンサルティング業務に従事。2016年3月退職。2016年5月 安藤技術士事務所開設。材料技術・トライボロジーの専門家として、技術コンサルティング、事故調査、安全診断等の委託業務を展開中。

要旨:

 「材料技術」とは、材料を利用する技術で、鉄鋼材料、非鉄金属、セラミックス、高分子材料、複合材料などすべての材料を対象とし、広義には表面技術(表面に機能を付加する技術)を含む。「トライボロジー(Tribology)」とは、相対運動しながら互いに影響を及ぼしあう二つの表面の間におこる  すべての現象を対象とする科学と技術と定義され、Tribos(ギリシア語で、摩擦する)+Technology(技術)を組合せ、1966年にH. P. Jost が提唱した造語である。材料技術とトライボロジーは織物の縦糸と横糸の関係にある。
 製鉄プロセスは、大別すると、製銑、製鋼、圧延〜表面処理の各工程からなるプロセス産業であり、各工程にそれぞれ特有の設備とメンテナンス課題がある。製鉄設備は、高熱、高荷重、腐食環境など 苛酷な環境で使用されることが多く、メンテナンス課題の多くは、材料技術とトライボロジー課題でもある。本講演では、材料技術とトライボロジーの観点から、製鉄設備の長寿命化を目的として取り組んでいる代表的な事例として、耐摩耗ライナー、高炉ステーブ、連続鋳造モールド、連続鋳造、ロール、搬送ロール、ハースロール、めっき浴中機器などについて概説する。トライボロジー試験・解析・研究支援業務の概要も紹介する。
以上

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