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建設部会

平成30年5月 建設部会現場研修会(報告)

日 時:平成30年5月22日(火)14:00〜16:00
対 象:首都高速1号線羽田線(東品川桟橋・鮫洲埋め立て部)更新事業
現 場:品川区東大井1丁目、京浜運河の脇 1.9km
参加者:会員38名(うち、非会員4名)
説明者:首都高速道路(株)東京西局プロジェクト本部
     品川工事事務所 石橋学工事長
     プロジェクト管理課 鈴木寛久課長代理

1.プロジェクトの概要
 1964年の東京オリンピック直前に完成した首都高速道路も50年を経て、更新作業が一部始まっている。そのひとつであるこの1号羽田線では、海水等の影響で老朽化が進む1.9kmを更新する約900億円のプロジェクトである。新設の上り線(暫定的に下り線として運用)は従来よりも高い位置(海綿上約20m)に建設される。2020年オリンピック開催前までに完成予定。
 現時点で、迂回路が完成しており、上り線の旧構築物の一部撤去と、新設(橋脚)を行っている。
 迂回路は6年ほど使用する予定で、本設と同じ基準を用いている。プレキャスト製品を多く使い、工事のスピードアップと工期短縮を図っている。

2.現場研修の概要
 事務所で概要の講義を受けた(写真)あと、1Fの展示コーナーで説明を受けてから、現場の約1.5kmを説明を受けながら歩いて見学した。2班に分かれて説明を聞いたが、小型のトランシーバーを各人が装着し、説明者の説明が確実に聞こえるよう配慮されている工夫には感心した。
 狭隘な施工ヤード、限定された進入路等の制約条件が多い現場において、綿密な工事計画の元に施工されている地盤改良、鋼管矢板基礎内のフーチングコンクリート打設等の工事を直近で見る貴重な研修であった。

3.その他の説明
 50年前は今の運河は海だった。羽田へ行くモノレールと狭い場所に並行している。写真の赤い部分は迂回道路の起点。クレーンが見える場所が中央の撤去区間(同じ位置に新設予定)下りは未着手。人の住むマンションも近く、高速上の規制を伴う工事を除き、夜間工事や休日施工は行っていない。

以上

現場研修会担当者 松本、垣本、河内(記)

写真ー1説明者(石橋氏)(拡大画像へのリンク)

写真ー1 説明者(石橋氏)

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写真ー2現地の状況(迂回路)(拡大画像へのリンク)

写真ー2 現地の状況(迂回路)

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