平成26年4月 現場研修会報告
・日 時:平成26年4月18日(金)10時05分〜18時10分
・現場名:平成24年度 天城北道路湯ヶ島第一トンネル工事
・発注者:国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所 (小塚監督官)
・施工者:株)森本組 (宮本氏)
・参加者:31名(会員24名、非会員7名)
1.天城北道路のあらまし
天城北道路は、高規格幹線道路「伊豆縦貫自動車道」の一部を構成し、中伊豆地域の南北軸の交通を担う道路として整備が進められている。これにより、伊豆西部、伊豆南部地域へ向かう国道136号、414号及び伊豆東部地域へ向かう主要地方道伊東修善寺線などの交通の分岐点における通過交通や、生活交通による混雑を適切な交通分担を行うことで分離し、渋滞を緩和するものと期待されている。
本トンネルは、この天城北道路に予定されている4本のトンネルの一つである。
2.工事概要
・工事場所:静岡県伊豆市佐野地区〜伊豆市雲金地区
・工期:平成25年1月16日〜平成27年3月27日
・トンネル延長:1,243m
・工法:NATM工法(上半先進ベンチカット工法)
3.行程
・10時5分 東京駅(丸ビル前)出発
・13時45分 現場到着
小塚監督官、宮本氏より概要説明
・14時〜 現場視察
・14時45分 現場出発
・18時10分 東京駅(丸ビル前)到着、解散
4.現場報告
当日はあいにく小雨が降り続く天気であったが、ほぼ定刻に東京駅を出発し、予定通り現場に到着した。まず小塚監督官からプロジェクト全体の説明、宮本氏からトンネル工事に関する説明がなされた。その後全員で坑内に入って切羽先端まで進み、個別に質疑応答を行った。工事の状況、特徴は以下のようであった。
・当日切羽は坑口より480mの位置まで進行していた。
・自由断面掘削機による機械掘削工法で、工事は進められている。
・坑口から40mの位置に土被り2.5mの区間があり、AGF工法などの補助工法を採用し 掘進した。
・機械掘削のため坑内に粉塵が発生するが、集塵機に工夫を凝らし作業環境を確保している。
・対象となっている岩盤は、白色凝灰岩、安山岩溶岩がメインである。
・一次覆工の仕上げが非常に丁寧で、綺麗であった。
約一時間の現場見学であったが、分かり易くまた丁寧に対応していただいた。国土交通省ならびに森本組様に対し、この場を借りて御礼申し上げます。
(中川 裕康記)
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