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建設部会

平成24年4月の講演・見学会報告

現場研修会報告

開催日時  平成24年4月18日 (水)15時00分〜16時30分
見学会  JR東京駅丸の内側 工事現場(千代田区丸の内1−9−1)
見学先  JR東日本・東京工事事務所 東京駅復元プロジェクト課
参加者  26名(うち非会員2名)
報告
1.はじめに
 JR東京駅丸の内駅舎は、東京空襲時に破壊され原型と違った形で復旧され使用されてきましたが、当初の設計図等に従い日本の表玄関として建設当初の形に復原すると共にRC基礎杭、地下2・3Fの新設、耐震構造化する等の補強、機能の拡大並びに増改築工事等が行われています。

2.現場見学
 参加者は東京駅丸の内中央改札口に集合、15:00〜15:15建設企業体会議室にて東京駅の歴史と復原工事概要のビデオ、復原工事の耐震構造の説明ビデオを見た後、現場に移動し、JR東日本東京工事事務所東京ステーションシティ施設技術担当の柴崎良成氏の案内・説明により見学が始まり、途中質疑応答しながら、会議室に戻り、更に活発な質疑応答が行われた後、16時30分終了となった。
日本が世界に誇れる歴史的駅舎建造物の外観が復原されるのみならず、機能を拡大、耐震・免震の構造体にと改築される歴史的工事の技術等が具体的に良く理解でき、大いに勉強・研鑚になったと考えます。復原駅舎は、幅20〜41m、延長約335m、地下3階、地上3階(一部4階)の建造物となるが、10年前から計画され、総工事費500億円、今秋完成の予定である。
工事環境の面でも営業駅・営業線・オフイス街に隣接した地域であるうえに工事全体について外観の形状寸法・外装材等の復原、既存松杭・基礎の撤去・RC場所打ち杭新設・基礎梁による仮受施工、地下部逆打施工、免震構造等、量・質の両面においても歴史的難工事と思われますが、最新の技術が的確に駆使され、的確な工事管理により完成に向かっている。

3.おわりに
 今回の現場研修会で熱心に案内頂きましたJR東京工事事務所の皆様、お忙しい中誠に有難うございました。無事の工事完成を願っております。

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 担当幹事 山室重樹、河北慶介、吉田圭佑(文責)

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