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研修委員会

IEA GA&PCに対応した研修委員会の取組み

2022年3月31日
研修委員会
 IEA GA&PCで掲げられているPC(プロフェッショナル・コンピテンシー)は、専門職のエンジニアが身につけ、さらに維持・向上させていくことが求められる必須の要素であり、またコンピテンシーは、世界標準としてエンジニアの領域に限らず幅広い領域で認知が進んでいる概念です。
 研修委員会では、傘下の修習技術者支援委員会とIPDワーキンググループにおいて、IEA GA&PCを念頭に置いた活動を行っています。

修習技術者支援委員会における取組み

 技術士を目指す修習技術者の多くの方々は、技術士に必要なコンピテンシーの獲得・向上を目指しておられます。しかし、このために取り組む修習活動やIPD【*1】活動とは何か?という本質的な理解が進まない方が多いのではないでしょうか。
*1 Initial Professional Development,「初期専門能力開発」の略語

 そこで修習技術者支援委員会では、修習技術者の皆様のために、「コンピテンシーベース」の研修会などのプログラムを提供し、修習技術者の皆様のコンピテンシーの獲得・向上を支援しており、次に挙げる活動を行っています。

(1) 修習技術者支援のための研修会の企画と運営
(2) 第一次試験合格者、JABEE認定修了者のためのガイダンスの企画と運営
(3) 修習技術者のプレゼンテーションの場である修習技術者発表研究会の企画と運営

 この「コンピテンシーベース」は、IEA GA&PCのPC(プロフェッショナル・コンピテンシー)を取り込み、日本のエンジニア育成の実情や環境に合致するように配慮したものです。PCの獲得・向上を目指す方々が、修習技術者支援委員会主催の行事に参加されることをお待ちします。

 また、修習技術者支援委員会では「修習技術者のための修習ガイドブック第3版」を発刊しています。このガイドブックは、「コンピテンシーベース」の考えを取り入れ、修習技術者の皆様が修習活動、IPD活動を通して身に着けるべき基本的な内容と活動の取り組み方を簡潔にまとめております。また、修習技術者のみならず、修習技術者を指導する方々にも活用されるとともに、企業などの技術者教育や研修の場で、さらには大学などでの技術者教育のテキストとして活用されることを目指して作成されました。

 これを機に、是非、「修習技術者のための修習ガイドブック第3版」もご参照ください。

IPDワーキンググループにおける取組み

 IPDワーキンググループ(以下、IPDWG)ではこれまで4年近くにわたり、IEA GA&PCを念頭においた「IPD活動」の仕組みについて、技術士会内で連携しながら検討を重ねてきています。さらに、今回、IEA GA&PC第4版を翻訳するためのGAPC翻訳委員会に、4名のメンバーが委員として参画しました。この際には、IPDWGメンバーが短期間に総力で技術士会案としての翻訳にあたりました。

 IPDWGではこの経験を生かして、「IPD活動ガイドブック」「IPD活動支援ガイドブック」の作成に向けた検討を加速させており、ガイドブック作成の元になる指針としての文書をまとめつつあります。
これらの文書作成は、エンジニアリング教育の修了生がPCを身につけ、維持・向上させていく方法を、分かり易く丁寧に記述することを念頭に進めています。

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