CPD支援委員会のホームお知らせ2月度技術士CPD中央講座(第146回)
講演会の概要
2015年12月のCOP21(気候変動枠組条約締約国会議)のパリ協定採択以降、トランプ大統領の「パリ協定」脱退表明といった動きはあるものの、大手IT企業が再生エネルギー使用100%達成を表明するなど、欧米・中国を中心に、世界は今世紀後半にCO2排出を実質ゼロにする“脱炭素革命”に向け、急速に変動している。
本講座では、地球温暖化の現状や世界の動き、我が国の取組みを紹介するとともに、各社による先進事例を紹介し、“脱炭素革命”に対する我々技術士の意識改革の機会とする。
研鑚目的・目標
”脱炭素革命”に向け環境省及び民間企業で取組まれてきた専門家を招き、下記事項の研鑚を図る。
* 地球環境温暖化防止に関する世界的な動向の理解
* 我が国の取組みと、民間企業の先進事例による、必要な取組みと施策の理解
* ”脱炭素革命”に向けた技術士の役割と必要な取組みに関する意識改革
2019年2月23日(土)13:00〜17:00
機械振興会館 地下2階ホール
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 地図
公益社団法人日本技術士会 CPD支援委員会
正会員(A)2,000円、準会員(B)1,000円、非会員(C)4,000円
※ 当日支払いです。つり銭無きようお願いします。
200名(定員に達し次第締切)
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お問合せ先:公益社団法人日本技術士会 事務局 電話:03-3459-1331
◆ 基調講演 「 脱炭素化革命に向けて 〜今こそ技術士の経験と技能を活かすとき〜 」35分
佐藤郁 氏 〔 戸田建設株式会社 エネルギー事業部 副事業部長 〕
◆ 取組み事例
事例1 「 大和ハウスグループの脱炭素社会に向けた取り組み 〜自社活動と事業の両面からCO2ゼロへ挑戦〜 」 35分
小山勝弘 氏〔 大和ハウス工業株式会社 環境部長 〕
大和ハウスグループは、「人・街・暮らしの価値共創グループ」としてサステナブルな社会の実現を目指し、環境負荷ゼロに挑戦しています。気候変動問題では、住宅・建設業界で世界初となるSBT・EP100・RE100への加盟を契機に、省エネルギーおよび再生可能エネルギーの取り組みを加速させ、脱炭素化と事業競争力向上の両立を目指しています。本講演では、これらの取り組みについて具体的な事例を交えてご紹介します。
事例2 「 カーボンフリー社会の実現に向けたHondaの取り組み 」 35分
山本一哉 氏〔 株式会社本田技術研究所 第1技術開発室 第1ブロック/主任研究員 〕
COP21パリ協定で採択された1.5℃シナリオ達成に向けたHondaとしての取り組みを紹介。Hondaは四輪、二輪、パワープロダクツ(汎用製品)、JET、ロボットという事業を通して、世界中のお客様に喜んでいただける製品をお届けするモビリティカンパニーです。これら全てのモビリティ製品の製造、輸送、使用、廃却(リサイクル)の全ての過程で環境負荷ゼロを目指して取り組んでいます。四輪製品のCO2削減に向けた取り組みを中心に、ありたい姿と現実とのギャップやそのギャップを埋める為のアイデアを紹介します。
【キーワード】環境負荷ゼロ、モビリティ、CO2
事例3 「 RE100実現に向けた富士通の技術アプローチ 」 35分
久川哲也 氏〔 富士通株式会社 環境・CSR本部 環境技術統括部 環境エンジニアリング部マネージャー 〕
今、脱炭素化に向けて国・自治体・企業が、大きく動きだしています。UNISDR(国連国際防災戦略事務局)による自然災害による経済損失は330兆円/20年といわれており、富士通はリーディングカンパニーとして、気候変動問題に取り組むことを重要な企業責任と考えております。再生可能エネルギー普及には分散電源を上手く活用する技術が必要となります。当講演ではRE100実現に向け、実用段階に入った当社ブロックチェーン取引技術や自治体とのエネルギーマッチングシミュレーション事例など、RE100実現に向けた富士通の技術アプローチについて紹介致します。
【キーワード】 SDGs、パリ協定、Climate & Energy Vision 2050、RE100ゴールドメンバー、スマートコミュニティ、デマンドレスポンス、VPP、ブロックチェーン、P2P電力取引、エネルギーマッチングシミュレーション、地域連携、水素貯蔵・輸送技術、共創、AIによる非破壊検査ソリューション、コンソーシアム
事例4 「 グリーンファイナンスについて 」 35分
白根佑一 氏〔 日本郵船株式会社 財務グループ 統轄チーム 課長代理 〕
財務部門の視点から、”資金の出し手”である投資家・金融機関がESGを強く意識し始めているスタンスの変化と、その流れを汲んだ”資金の調達者”である企業側の資金調達手法、「グリーンファイナンス」(環境改善効果のある投資に限った資金調達手法)の台頭について説明。グリーンファイナンスが自社の企業価値向上に繋がる可能性や、環境投資促進のきっかけになり得る点等を、当社が実施した「グリーンボンド」を始めとするグリーンファイナンスの事例で実感した具体的なメリットを用いてご紹介。
◆ 講演 「 脱炭素社会実現に向けて 〜技術と社会システムのイノベーションを起こそう〜 」 35分
飯野暁 氏 〔 前 環境省 地球環境局 地球温暖化対策課 課長補佐 〕
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