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CPD支援委員会

9月度技術士CPD中央講座(第148回)

自然科学の眼で見た文化財

【2019.10.15 お知らせ】開催当日、資料を配布できなかったため、講演1の資料を本ページ下部「添付資料」に掲載しました。
→ 2021.9.6 掲載終了しました。
 講演2、講演3については、右記より動画を視聴することができます。→ Pe-CPDコーナー(会員の方限定)

講演会の概要
 文化財やその制作技法(技術)は人類共通の有形無形の貴重な財産であり、それを保存し後世に伝えていくことが急務である。今回は文化財の保存に生かされている科学技術について紹介する。これらの取り組みに関して理解をいただくことが今講座の目的である。

日時

2019年9月7日(土)13:00〜17:00

場所

機械振興会館 地下2階ホール
 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8   地図

主催

 公益社団法人日本技術士会 CPD支援委員会

会費

正会員(A)2,000円、準会員(B)1,000円、非会員(C)4,000円
※ 当日支払いです。つり銭無きようお願いします。

定員

 180名(定員に達し次第締切)

申込み先及び問合せ先

会員ID・PWをお持ちの方 は、コチラ からお申込み下さい。
会員ID・PWをお持ちでない方 は、コチラ からお申込み下さい。

お問合せ先:公益社団法人日本技術士会 事務局 電話:03-3459-1331

内容

◆ 講演1 被災博物館と被災資料の保存科学 」70分
  松井敏也 氏 〔 筑波大学 〕

 地震や水害など近年災害が多くなっている。そのようなときに文化財はどのように扱われるのだろうか。津波にあった博物館と資料が再び開館、展示されるまでの道のりを紹介し、災害直後のレスキューから安定化処置と呼ばれる作業の取り組み等を紹介する。また併せて、火災にあった資料から見えた収蔵保存箱の評価研究や被災博物館の空気質特性把握研究などの災害を見据えた文化財保存科学研究の紹介も行う。
 

◆ 講演2 “器”から歴史を読む −肥前磁器の科学分析を通して− 」 70分
  新免歳靖 氏〔 東京学芸大学 〕

 日本の磁器生産は17世紀初頭に肥前有田で朝鮮人陶工の手によって始まったとされる。以降、江戸時代を通して有田では磁器生産が行なわれ、製品は日本全国に流通した。今日、有田およびその周辺地域で製作された磁器を「肥前磁器」と呼び、近世遺跡の発掘調査によって膨大な量の肥前磁器が出土している。講演者は、遺跡から出土した肥前磁器について、自然科学的な手法を用いて生産地推定や製作技術に関する研究を行なってきた。本講演では、肥前磁器の科学分析によって何を明らかにできるのか、その目的や手法と成果について報告する。
 

◆ 講演3 金属文化財の制作技法 −貨幣制作にみる江戸の金属工芸技法− 」 70分
  桐野文良 氏〔 東京藝術大学 〕

 貨幣はその時代の高い金属工芸技法が用いられている。本報告では我が国の工芸技法が成熟する江戸時代後期に制作された貨幣である金貨である元文小判、銀貨である明和五匁銀と文政一朱金をとりあげる。これらについて残留応力解析や表面分析を通して、当時の制作技法を紹介していく。着色技法である色揚げ、打ち延ばしの技法である鍛金技法などについて触れる。
 

キャンセル手続きをせずに当日欠席された場合は、費用を請求させていただきます。
プログラムは当日変更となる場合がございますのでご了承下さい。
後日、技術士会HP等で公開される開催報告等に当日の写真を掲載することがございますが予めご了承下さい。

このページのお問い合わせ:CPD支援委員会

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