CPD支援委員会のホームお知らせ10月度技術士CPD中央講座(第136回)
(講演会の概要)
非鉄金属については、高品位資源の枯渇、環境問題、市況の大きな変動から、原料、製錬を含めた改革が必要であり、近年製錬各社はリサイクル技術の開発に注力している。この関連の製錬・リサイクル技術の現状と今後の動向をさぐる。
(研鑽目的・目標)
非鉄金属は近年のエレクトロニクス開発の進展に伴い、多種類の金属が脚光をあび、市場においても注目されるようになった。その製造プロセスは、製造コストに影響すること以外に環境にも重大な影響を及ぼすことから、正しく理解することが必要である。この講演会を通して製造の技術の方向を理解し、今後の開発の参考とする。
2016年10月22日(土)13:00〜17:00
機械振興会館 地下2階ホール
〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 地図
公益社団法人日本技術士会 CPD支援委員会
正会員(A)2,000円、準会員(B)1,000円、非会員(C)4,000円
※会費は資料代込みです。当日、会場の受付でお支払いください。
200名(定員に達し次第締切)
会員ID・PWをお持ちの方は、こちらからお申込み下さい。
会員ID・PWをお持ちでない方は、こちらから、または、参加費区分(会員(A)、準会員(B)、非会員(C))氏名(フリガナ)、部門、所属、連絡先住所、E-Mail、Tel、Faxをご記入のうえ、下記Faxあてお申込み下さい。
Fax:03-3459-1338
お問合せ先:公益社団法人 日本技術士会 事務局 電話:03-3459-1331
◆ 講演1 「貴金属リサイクルの現状と今後の動向」 70分
奥田晃彦 氏 〔 田中貴金属工業(株)化学品回収カンパニー湘南工場 執行役員工場長 〕
貴金属の場合、有価物から貴金属を回収し、再利用することは、資源の有効活用や環境問題の観点からも不可欠である。貴金属は、回収物の形態が様々であり、また複数の貴金属とともに多くのベースメタルが混在し、回収精製の処理が複雑になっている。本講演では、スクラップからの貴金属のリサイクリングについて、前処理、分離濃縮、回収精製に用いられる手法とプロセスの概要と課題および今後の動向について説明する。
キーワード : スクラップ、貴金属、リサイクル、回収精製、ベースメタル、分離濃縮、前処理、環境問題、資源
◆ 講演2 「レアメタルの製錬・リサイクルの現状と今後の動向」 70分
岡部徹 氏 〔 東京大学生産技術研究所副所長・教授 〕
私たちはハイテク製品だけでなく、省エネなど多種多様のレアメタルに囲まれて生活している。一方で、レアメタルの採掘や製造に伴い、海外では環境破壊が進んでいる。 本講演では,レアメタルの現状やリサイクルの課題について概説し、レアメタルに対する誤解や偏見、日本では知ることが出来ない“裏の問題”について紹介する。また、 レアメタル供給のボトルネックや、環境問題や経済合理性等のジレンマにも言及する。
キーワード : レアメタル、レアアース、資源、リサイクル、環境破壊、環境調和型プロセス、資源循環
◆ 講演3 「非鉄系ベースメタルのプロセス技術の現状と今後の動向」 70分
中村崇 氏 〔 東北大学多元物質科学研究所 教授 〕
日本の非鉄金属の製錬所が担う、非鉄系ベースメタルである銅、亜鉛、鉛の生産と安定供給とそのリサイクルまた、それに付随する貴金属や環境規制がかかっている水銀、ヒ素、カドミニウムなどの重金属の管理や関連社会システムならびに技術について最新の状況を紹介する。最近EUでは循環経済(CE)に関するプロジェクトがスタートした。その概要について概説する。この動きは、動脈系産業との連携によって産業構造の転換を促す可能性を持っている。
キーワード : 非鉄金属、ベースメタル、銅、亜鉛、鉛、貴金属、重金属、環境経済、水銀、ヒ素、カドミウム、循環経済
※ キャンセル手続きをせずに当日欠席された場合は、費用を請求させていただきます。
※ プログラムは当日変更となる場合がございますのでご了承ください。
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