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CPD支援委員会

12月度技術士CPD中央講座(第104回)

「企業/職場における技術者倫理及び技術士の役割と課題」

現在、企業や職場において技術に関連する事件・事故・トラブル等が発生し、技術者/技術士としてどのように取り組むべきか、また対応したらよいかと課題について技術者倫理の観点から講演とパネルディスカッションを行います。

日 時

2010年12月11日(土)13:00〜17:00

場 所

アクセス青山フォーラム
東京都港区南青山1-1-1新青山ビル(青山ツインビル)西館15階
「青山一丁目」駅直結(地下鉄銀座線・半蔵門線・大江戸線) 地図

主 催

社団法人 日本技術士会 CPD実行委員会  

会 費

会員及び準会員A(A)2,000円,準会員B(B)1,000円、非会員(C)4,000円
※会費は資料代込みです。当日、会場の受付でお支払いください。

申込み先及び問合せ先

会員ID・PWをお持ちの方は、こちらからお申込み下さい。
会員ID・PWをお持ちでない方は、こちらから、または、参加費区分(会員(A)、準会員(B)、非会員(C))氏名(フリガナ)、部門、所属、連絡先住所、E-Mail、Tel、Faxをご記入のうえ、下記Faxあてお申込み下さい。
Fax:03-3459-1338
お問合せ先:社団法人 日本技術士会 事務局 電話:03-3459-1331

内 容

■「若年技術者への技術者倫理指導事例」河相 雅史 氏(機械部門)かわい技術士・計量士事務所
 現場で業務を担う技術者は日々問題点に遭遇しており、その問題解決過程の際に倫理的判断に戸惑う場面は多い。この戸惑いは、技術者各人がその内容に対し日々検討する習慣付けが乏しいという側面もあろう。その例はたとえばこのようなものでないか。
1.公衆の全体像が利害関係の影響で意見が担当者間で大きく振れ、方針が定まらない。
2.技術者の働きによって利得を得る対象の、公衆の範囲が漠然としかわからない。
3.具体的に遭遇する問題がきわめて重要な倫理的判断を求められる場面こそ、判断能力の余力がない付帯的内容に労力を割かれ、判断能力が低下する。
この状況下で、判断を行う意識付け自体を技術者全体が持つ必要がある。そこで技術士は、後継となる技術者にどのように指導し、意欲的に問題解決に取り組みさせるべきかを機械関係の業務事例を中心にして考えたい。

■「組織における技術士の役割〜原子力分野を例として〜」桑江 良明氏(原子力・放射線部門)電源開発(株)
 原子力分野において「安全文化」の語は旧ソ連チェルノブイリ事故(1986年)に関するIAEA(国際原子力機関)調査報告書で初めて用いられた。その後、国内で生じた原子力関係の様々な事故・不祥事および経済産業大臣指示による「発電設備総点検」(2007年)を経て、本来ならば事業者の自主的活動であるべき安全文化醸成活動が国による原子力安全規制の対象となった。2004年に「倫理」を掲げ「自律」を旨として誕生した原子力・放射線部門の技術士は、このような状況の下、真の安全文化醸成に向けて何をなすべきか。
さらに、「安全文化」をはじめ「コンプライアンス」、「品質保証」、「安全・安心」等のテーマとの関連で、組織内技術士の存在意義、貢献の可能性および課題について、技術を扱う全ての分野・組織共通の問題として論じる。

■「倫理:企業内技術士としての心構え」鈴木 義雄 氏(化学部門)東海カーボン(株)
経営の維持・発展・守秘義務と公益保護というある意味で二律相反的な義務を背負う企業内技術士が企業と技術士の双方がWin-Winの関係となるための対応を紹介する。

■「情報倫理の誤解と企業の対応」奥田 孝之氏(情報工学部門)(株)写測
個人情報保護法の制定とともに、わが国においても情報・データ保護のレベルが飛躍的に高まっている。これに伴い、情報保護のための制度が拡充され、情報セキュリティへの認識が確立された。反面、法の誤認識が過剰反応を生んだ側面も見られる。一方では、情報倫理に関連したトラブル事例も、依然として数多く見られる。企業における情報倫理のコンプライアンスを考える上で、何をどうすればよいか、を中心として考えてみたい。

■パネルディスカッション
各パネリストの技術者倫理の考え方、捉え方及び業界や職場における技術者倫理に対する位置づけ等を議論し、技術士としての対応及び役割を考える。

CPD時間(目安):4.0

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