CPD支援委員会のホームお知らせ3月度技術士CPDミニ講座(第42回)
日本における時計技術発達の様子を、和算や太陰太陽暦の作成、天体観測との関係をからめて紹介する。
2012年3月14日(水) 18:00〜20:00
日本技術士会葺手第二ビル5階AB会議室 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4-1-21 地図
公益社団法人 日本技術士会 CPD実行委員会
会員(A)1,500円,準会員(B)1,000円、非会員(C)3,000円
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お問合せ先:公益社団法人 日本技術士会 事務局 電話:03-3459-1331
◆「質屋の主人 間重富(はざましげとみ)がつくった天文からくり時計」
江戸時代の日本独自の数学を和算(わさん)という。起源は中国である。和算家が扱う問題の1分野に暦算(太陰太陽暦を作成すること)があった。太陰太陽暦の作成のためには、天文学の知識と観測技術も必要だった。天体観測は、時間の計測とセットでおこなわれる。つまり時計技術が重要だった。日本最初の時計は、天智天皇が671年に設置した水時計「漏刻(ろうこく)」である。西洋の機械式時計をもたらしたのは、1550年、宣教師ザビエルである。のちに、それを日本の不定時法に合わせて改良したものを和時計(あるいは大名時計)と呼ぶ。振り子の等時性の知識を応用して、天体観測用の時計「垂揺球儀(すいようきゅうぎ)」を作ったのは、大坂の質屋の主人、間重富(はざましげとみ)である。
講師:鳴海風 氏(歴史小説家)
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