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CPD支援委員会

2017年度 技術士フォーラム

 技術士フォーラム2017

テーマ : 「 技術士と化学物質管理 〜優れた機能とリスク評価・管理〜 」

化学製品は化学産業のためではなく、その優れた機能と便利さによって全ての産業(身近ではPETボトルや合成繊維衣類や食品ラップフィルム、ライフライン支える塩ビ製上下水道配管、建築物・橋梁・自動車を長く維持する塗料、半導体製造に必要な洗浄剤・封止材、電子機器を構成する光学フィルム、農作物の生産に必要な農薬・殺虫剤などなど)に利用され、私たちの生活を支えています。

一方で化学物質は人の健康や環境影響において有害性の面も存在し、それといかに上手に付き合うかという取り組みが必要となります。

従来は「有害性のある化学物質は使わない:【ハザードベースの管理】」という考え方がありましたが、現代社会においては化学物質を利用しなければ成り立たないことから「化学物質のリスクを最小限に抑え、ベネフィットを最大限に引き出す:【リスクベースでの管理】」が進行しています。
※ 詳しくは参考資料ご参照 : リンク → 「 化学品とのつきあい方 (日本化学工業協会発行) 」

技術士フォーラム2017は、上記の観点に基づき、国の政策、産業界の取り組み、技術士の果たす役割、地域とのコミュニケーションについて、本分野の専門家による講演とパネルディスカッションによって、化学製品を使用するすべての技術部門の方々に化学物質を見つめて頂くことを目的としています。

日 時

2017年8月26日(土)13:00〜17:00

場 所

機械振興会館 地下2階ホール
 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8   地図

主 催

公益社団法人日本技術士会 CPD支援委員会(共同運営:日本技術士会 化学物質管理研究会)

協 力

化学部会、応用理学部会、生物工学部会、環境部会

会 費

正会員(A)2,000円、準会員(B)1,000円、非会員(C)4,000円
※ 連携・協定学協会*)会員の参加費は正会員と同じ(2,000円)となります。
 申し込みの際「 主催者への連絡事項 」欄に【 学協会名称 】を記載下さい。

*) 土木学会、電気学会、日本経営工学会、計測自動制御学会、システム監査学会、情報処理学会、農林水産技術情報協会、日本機械学会、日本保健物理学会、 日本原子力学会、日本化学会、有機合成化学協会、化学工学会、高分子学会、触媒学会、色彩学会、石油学会

※ 会費は資料代込みです。当日、会場の受付でお支払いください。

定 員

 200名(定員に達し次第締切)

申込み先及び問合せ先


日本技術士会の会員ID・PWをお持ちの方 は、コチラ からお申込み下さい。
日本技術士会の会員ID・PWをお持ちでない方 は、コチラ からお申込み下さい。

お問合せ先:公益社団法人 日本技術士会 事務局 電話:03-3459-1331 Fax:03-3459-1338

◆ 講演プログラム

(1) 開会挨拶 【 13:00 】
 高木 茂知 氏 〔公益社団法人 日本技術士会 会長〕

(2) 基調講演 1 「 化学物質管理政策に関する最近の動き 【 13:05〜13:50 】
 奥村 浩信 氏 〔経済産業省 元・化学物質管理リスク評価企画官、現・資源エネルギー庁 原子力立地・核燃料サイクル産業課 企画官〕

[ 要旨 ] 本年5月に改正された化学物質審査規制法(化審法)の改正ポイントとその背景、化学物質排出把握管理促進法(化管法)の施行状況からみた今後の課題と自主管理促進のための新たな研究開発プロジェクト、昨年10月のモントリオール議定書の改定にともなうオゾン層保護法改正の動向など、経済産業省の化学物質管理政策の最近の動きを紹介します。

(3) 基調講演 2 「 リスクベース管理の定着に向けた産業界の取り組み 【 13:50〜14:35 】
 半沢 昌彦 氏 〔一般社団法人 日本化学工業協会 化学品管理部 部長〕

[ 要旨 ] WSSD2020(*)目標達成に向けた、リスクベースで化学品を管理する考え方は、各国の化学物質管理政策に取り入れられ、欧州REACHを先駆けとして、関連法規制の見直しがグローバルに拡大、進行しています。ここでは、WSSD2020目標達成に向けた各国の法規制見直しの最新動向と事業者の対応を概説するとともに。世界の産業界が進めている自主的取り組みと将来に向けた課題について概説します。
(*) World Summit on Sustainable Development

(4) 講演 3 「 技術士が担う『化学物質管理士』資格制度の創設とそのビジョン 【 14:45〜15:15 】
 伊藤 雄二 氏 〔化学物質管理研究会 副会長〕

[ 要旨 ] 我が国化学産業は、近年大きな成長を遂げてきているものの、社会は化学に対する利便性は理解しても、事故の恐怖や毒性への不安はぬぐえていません。この解決には、化学物質のリスク最小化の実現に向け活躍し社会に貢献できる専門人材の育成が不可欠となります。そこで、技術士が担う形での「化学物質管理士(補)」という資格制度を創設しました。本講では、その制度設計とビジョンを説明し、実現に向けての各位のご協力をお願いするものです。

(5) 講演 4 「 化学物質のリスクコミュニケーションの現状と課題 【 15:15〜15:45 】
 竹田 宣人 氏 〔独立行政法人 製品評価技術基盤機構 化学物質管理センター計画課 調査官〕

[ 要旨 ] 東日本大震災後、様々な分野で活発な議論と実践が行われるようになったリスクコミュニケーション。化学物質管理の分野では事業者と地域の対話として、15年以上の実績があり多くの知見が蓄積されています。当機構では、その実績を踏まえ、リスコミガイドを作成し、その普及を図っています。本講演では、リスクガバナンスにおける対話の重要性を踏まえ、化学物質管理におけるリスコミの特徴や事例を他分野との違いにもスコープし解説いたします。

(6) パネルディスカッション 【 15:55〜16:55 】
 討論テーマ : 化学物質の安全と安心を伝えるむずかしさ〜リスクコミュニケーションと技術士〜

 コーディネーター : 林 誠一 氏 〔一般社団法人 化学物質管理士協会 代表理事、化学物質管理研究会 副会長〕
 パネリスト : 招待講師(講演2、3、4)、および、化学物質管理研究会メンバー (計5名)

(7) 閉会挨拶
  秋葉 恵一郎 氏 〔化学部会 部会長、化学物質管理研究会 会長〕

 

プログラムは当日変更となる場合がございますのでご了承ください。
後日、技術士会HP等で公開される開催報告等に当日の写真を掲載することがございますがあらかじめご了承ください。

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