平成15年8月〜平成16年12月 講演会・見学会報告と一覧
 講演会・見学会報告
平成16年12月 講演会報告  
  日 時:  平成16年12月10日(金)16時半〜18時
 場 所:
 日本工営鰍R階会議室
 演 題:  技術士会創設の先駆者
 講 師:  宮越 尭氏〔パシフィックコンサルタンツ叶齧ア取締役〕
参加者  30名
 報 告:

(社)日本技術士会の創設に奔走された先駆者の方々について、宮越講師からエピーソードを交えながらお話をいただいた。先達者は、大野巌氏、井上匡四郎氏、平山復二郎氏、玉置正治氏、比企元氏、田中宏氏の6氏を中心に多くの方が紹介された。ご講演内容の一部を述べる。
技術士法成立へ向けての大御所大野巌氏。講演会には、ご子息が出席された。井上匡四郎氏は、熊本県出身でと東大野球部出身で、技術士登録No1である。技術士法成立に奔走された平山復二郎氏が、昭和29年の国会審議において審議未了で廃案になった際に、車の中で「省があって国がない」とおっしゃったとか。また、昭和32520日に苦節6年技術士法が成立し、翌年第1回試験769日を終えて、「長老も受ける試験と珍らしみ 試験場でてきし我れを記者待つ」と詠まれている。
昭和31年に新設された科学技術庁の初代長官は、なんとあの正力松太郎氏であった。
比企元氏は、復建コンサルタント創設者で、パイプにベレー帽が似合う粋な方だった。
田中宏氏は、日本技術士会の要職を歴任され第6代会長(昭和44年〜昭和52年)と、昭和49年には初代AJCE会長に就任されている。AJCEは、FIDICに加盟するために技術士会から分かれて設立された組織で、昭和4910月に加盟を果たした。
白石多士良と白石宗城のご兄弟の叔父が吉田茂で、白石多士良の活躍は幅が広く、「正しいゴルフ」を執筆している。
技術士会の創設には、技術者のみならず、政治家や政府高官が尽力された(海野三郎参議院、宇田耕一科学技術庁長官、高田一郎南洋庁パラオ 経済安定本部(後技術士会事務局長)、吉村昌光陸軍技術少佐、加藤三重次経済安定本部建設局(後の建設機械化協会会長))

 技術士会草創期のお話をされる宮越氏は、生き生きとしていて、いつまでも話が尽きないご様子で、聞き入る我々にとりましてもとても貴重なお話であり、有意義なかつ短い1時間半でした。
                                                          (和作幹雄 記)

平成16年11月 講演会報告  
  日 時: 平成16年11月11日(木)17時〜18時半
 場 所:
日本工営3F会議室
 演 題: 道路関係四公団の民営化について
 講 師 河南 正幸(かんなん まさゆき)氏(国土交通省 大臣官房 道路関係四公団民営化関係組織設立準備室 課長補佐)
 参加者 40名
 報 告:  道路関係四公団民営化関係組織設立準備室(以下「準備室」という。)は、道路関係四公団を廃止し、独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構(以下「機構」という。)並びに東日本高速道路株式会社、首都高速道路株式会社、中日本高速道路株式会社、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社及び本州四国連絡高速道路株式会社(以下「会社」という。)を設立するために必要な準備を円滑に処理するために、平成16年7月1日に設けられた組織である。
 講演内容は、いま話題になっている道路公団の民営化に関する基本的枠組み、今後の高速自動車国道の整備手法、今後の高速道路の料金などである。
 「機構」側は資産・債務を保有し、「会社」からの貸付料収入で債務を返済する。一方6社になった(日本道路公団は3社に分割される)「会社」側は、公団事業を引き継ぎ、建設・管理・料金徴収を行う特別会社となる。経営が安定化した時点で、3社に統合する。

 ちなみに「機構」側の債務返済は、45年以内を目処にしているとのことである。  今後の高速自動車国道の整備手法としては、第二東名など未供用1999kmの建設区間は、有料道路事業と直轄方式による整備の2本立てで、費用対効果などを厳密に行い、継続中のものはコストダウンを図りながら建設するとのことである。
 今後の高速道路の料金については、何よりもETCの普及促進を進めることがコストパフォーマンス上不可欠であり、種々の割引制度を導入することにより、利用率のさらなる向上を図り、将来は無料化へと繋がるものと考えている。

 当日は、40名の出席があり、講演後の質疑応答も「技術面の継承はどのようになるのか?」など活発におこなわれ、盛況であった。      (山下正志記)
平成16年10月 見学会報告  
  日 時:  平成16年10月14日(木)8時半〜18時
 見学先:
 宮ケ瀬ダム
 参加者  21名
 報 告:

 神奈川県にある首都圏最大の重力式ダムであります宮ケ瀬ダムの見学は、1週間ぶりに雨が上がった中で予定通り開催された。
 午前中「宮ヶ瀬湖畔園地」を視察、ダム湖の景観や、「宮ヶ瀬ビジターセンター」展示物を観覧した。
 午後からは、国土交通省・相模川水系広域ダム管理事務所の中山管理課長他一名の案内により、宮ヶ瀬ダム本体及び通常公開されない堤内の諸施設の見学、更に副ダムの石小屋ダムを見学した。その後、ダムサイトにある「水とエネルギー館」の展示物を視察した。
 宮ヶ瀬ダムは、堤高:157m、堤頂長:400m、堤体積:約200万立方mの日本最大級の重力式コンクリートダムで平成134月に本格運用開始された多目的ダムである。
 ダムの管理は、新たな取組として「人と自然、都市と地域の交流・共存」を基本理念に水と緑のオープンスペースとしての湖畔や湖面を含め、総合的・積極的に行われていた。
 参加者全員が親切な案内に感謝しつつ案内者を含めた全員での記念撮影後、予定時刻に現場を離れることになった。 参加者からは、このような見学会の企画を望む声が多く出された。
 本見学会の成功は、国土交通省・相模川水系広域ダム管理事務所の所長さん以下のご好意によるところが大きいと心より感謝しております。                                                                                    (長谷川 幸也記)

平成16年9月 講演会報告  
  日 時:  平成16年8月19日(木)15時〜17時
 場 所:
 日本工営鰍R階会議室
 演 題:  ニュ−ヨ−クWTCビル崩壊のメカニズム
 講 師:  五十殿侑弘(オミカユキヒロ)講師〔鹿島建設梶@専務取締役〕
 参加者  43名
 報 告:

 正に3年前、誰もが想像だにしなかった大惨劇に世界が震撼させられた。2001 9 11日アメリカ同時多発テロによって、超高層ビルWTC(ワールドトレードセンター)は、瞬く間に地中に埋没する如く崩落し、二千八百人もの命が奪われることとなり、その惨事は今も多くの人々の脳裏に鮮明に焼きついている。今回の講演は、二機の航空機の突入によって崩落したツインタワーでの、衝突時の崩壊過程の解析的解明に関し、種々の保有ノウハウを駆使して、独自に綿密なシミュレーション解析した、鹿島建設の技術レポートに基づきプレゼンテーションがなされた。解析の結果から割り出された建物の損傷状況と挙動は、被害の実態とほぼ合致し、また、解明された建物内部の損傷に関しても、時刻暦でのコア柱の崩壊や航空機燃料の飛散の程度が明らかになった、とのことであった。しかし、講師による講演では、このような高度の学術的解析結果を、パワーポイントを駆使して極めて分かり易く、アニメーションを含めた軽妙な解説によって聴講者が引き付けられる事となった。特に、ビル壁面に激突した航空機が、外周柱を突き破って内部に貫入して行く様子、機体は床スラブの剛性によって、水平上下に引き裂かれ進行していく様子、比翼のエンジンの部品はバラバラに散り、南側タワーを突き抜けた右側エンジンは、反対側の壁を突き破って81階からビル外部450m地点にジャンピングして行く様子、更には、柱の破断だけではビルは崩壊せず、火災により破断しなかった鉄骨が溶け、ビルの自重を支えきれなくなっての崩落、など大変有益な講演会であったし、あっと言う間の一時間半であった。五十殿先生大変有難うございま                         (須藤 誠  記)

平成16年8月 見学会報告  
  日 時: 平成16年8月19日(木)15時〜17時
 見学先:
豊洲地区臨界部整備状況視察
 参加者 25名
 報 告:

 8月の見学会は東京都都市整備局第一区画整理事務所のご協力により、豊洲地区臨海部の開発状況を視察した。
 最初に地下鉄有楽町線豊洲駅から徒歩約10分、豊洲地区の入り口部にある第一区画整理事務所で、工事課の朝倉課長補佐と石本豊洲地区長から、豊洲地区とその両側にある晴海地区、有明地区において進められている道路建設、ゆりかもめの延伸工事等交通インフラ整備および中央卸売市場の移転地域等について説明を受けた。
 その後東京ガスの「ガスの博物館」に案内していただき、展望台から周囲をながめながら豊洲監理事務所の田村所長から説明を受けた。展望台からは現在工事中の、放射第34号線晴豊1号橋の工事状況や、都心部へ供給するためのガス本管を道路下のボックスカルバートに敷設している状況など、着々と進められているインフラ整備の状況を見渡すことができた。
 見学会終了後、豊洲駅近くの居酒屋で行った懇親会にも16名が参加して大いに盛り上がった。 
 最後に大変世話になった東京都の朝倉敏課長補佐、石本利幸地区長、東京ガス豊洲開発の田村博志所長に紙面を借りて御礼申し上げます。
 
                                            (櫻井 重英記)

平成16年7月 見学会報告  
  日 時: 平成16年7月15日(木)14時〜17時
 見学先:
東京都新交通 舎人線
 (東京都建設局 新交通建設事務所   工事課 高橋工事係長 福島施設係長他)
 参加者 22名(申込み 25名)
 報 告:

 東京都北部(主に足立区)の交通の利便性向上、沿線の地域開発促進の為に新交通を導入した。昭和60年の運輸政策審議会答申を受けて、平成8年都市計画決定、その後、都市計画事業認可及び、軌道法に基づく工事施工許可を受けて平成9よりインフラ工事を開始している。
路線区域は(仮称)日暮里駅から見沼代親水公園駅間で、延長9.8km、駅数13となっており、放射第11号線尾久橋通り(4車線)上となる。
 輸送システムは、側方案内軌条方式(例:新交通ゆりかもめ)5輌編成、定員298名、構造形式は複線高架形式で所用時間は約20分を予定している。
 車輌はゴムタイヤ使用、コンピュータ制御による無人運転とし、現行バス(所用時間60)鉄道の中間程度の輸送力を狙って計画されている。現在、用地買収がほぼ終了し、平成19年度完成を目指して支柱と桁工事を実施中である。見学会は尾久橋通りに沿ってバスで移動し、橋梁下部・車庫部他を見学したが、荒川沿いの首都高4号を跨ぐ荒川橋梁(橋長612m、最大支柱間161m、幅員7.5m)工事の概要、今後発生の可能性がある近隣住民への車輌騒音対策(遮音のための高欄設置要否で全国初のケース)等の丁寧な説明を受け、盛会の内に見学会を終了した。
                                            
(浅岡 不二雄記)

平成16年6月 見学会報告  
  日 時: 平成16年6月17日(木)15時〜17時半
 見学先:
一般国道20号新宿跨線橋架替工事JR東日本 東京工事事務所 ターミナル)
 参加者 18名
 報 告:

 新宿駅南口で国土交通省が鉄道駅と高速バス関連施設などの交通節点としての利便性向上を目指す総合的な乗換拠点整備事業として「新宿駅南口地区基盤整備事業」を行っている。この事業は、人・環境・快適性をテーマに老朽化が進んだ新宿跨線橋の架け替え、駐車場等の交通広場やゆとり空間の創出、新宿駅周辺の回遊性の確保の3つのプロジェクトで進められている。
 今回の見学会は、国土交通省東京国道事務所:佐久間監督官に基盤整備事業の説明をして頂き、その後、JR東日本による大正14年、昭和36年、昭和50年に段階的の架設・増設した跨線橋の架け替え受託工事と同時に行われている新宿駅改良工事を見学した。
 当工事は、列車・第三者の安全確保及びスケジュール管理が絶対の条件と為っており、その為に新技術採用など色々な工夫をしながら施工が進められ、関係者の努力及び苦労が良く解った。なお工事の完成は、平成20年頃を予定されている。

                               (岡田惠夫 記)

平成16年5月 l講演会報告  
  日 時: 平成16年5月13日(木)17時〜18時半
 場 所:
日本工営3F会議室
 演 題: 阪神大震災の被害と復旧及び最近の耐震設計と耐震補強
 講 師 石橋忠良氏(JR東日本 理事 建設工事部 部長兼構造技術センター所長)
 参加者 46名
 報 告:

 氏は、昭和45年国鉄に入社、構造物設計事務所時代から、JRに分割民営化後、現在まで一貫して構造物の設計・施工・管理に携わってきた。平成7117日早朝に発生した阪神淡路大震災は6000人を超える死者と都市のインフラストラクチャーに大ダメージを与えた。鉄道施設の被害も大きく、要請により氏らも復旧に駆けつけた。被災高架橋のスライドは、柱の破壊により落橋やスラブの落下が生じ、復旧不可能に見えた。上部工は健全であり、柱を復旧すれば短期間で早期の運行再開が可能と見極めた。
 過去の震災の分析から得た知見により、柱の破壊は水平力による、せん断破壊またはせん断から曲げ破壊であり、帯鉄筋や鉄板巻立てにより、柱のじん性(ネバリ)を増す補強方法が有効であることが分かっていた。破壊したコンクリートは樹脂注入により以前の強度に回復することも実験で確認していた。再利用する上部工をジャッキアップし所定の高さにセット、柱の鉄筋を整形・補強、鉄板を巻立て、樹脂注入を行った。補強の指示は書面により直接行った。
 このような対応により
3月末に運行再開の目途が立つという非常に迅速な復旧であり、インハウスエンジニアとしての的確な判断と指示が可能とした。その後も新しい補強技術を開発し、新幹線の耐震補強に適用している。最後に土木学会の発表論文等が106件あるとのこと、日々の研鑚が優秀な土木技術者を育てる言うことを感じた。(佐藤康夫 記)

平成16年4月 見学会報告  
  日 時: 平成16年4月8日(木)13時半〜15時
 見学先:
東京湾臨海部整備状況視察(視察船「新東京丸」より視察)
 参加者 22名
 報 告:

東京地方は,当日早朝まで低気圧の通過により雨模様であった。しかし午前中から天候が回復しはじめ,出航時刻には気持ちよく晴れわたった中での視察となった。
 視察船「新東京丸」は,発展し続ける東京港の様子を調査・研究しようとする都民団体のために,東京都が運航している視察船である。
 視察コースは,竹芝ふ頭南端の新東京丸乗船場を出発し,日の出ふ頭,芝浦ふ頭,品川ふ頭,大井コンテナふ頭を右側に見学しながら南進し,東京港臨海道路「臨海トンネル」(大田区城南島と中央防波堤外側埋立地を結ぶ海底トンネル)を通過する。正面に東京灯標が見えてきたところで,左側に広がる中央防波堤外側廃棄物処理場南端をぐるっと半円状に左廻りし,東防波堤へ向けて航路を進める。若洲海浜公園を右手に有明フェリーふ頭へと北進する視察船は,途中に有明ふ頭,お台場ライナーふ頭,青海コンテナふ頭,船の科学館,お台場海浜公園を右手に見ながらレインボーブリッジの下を航行する。最後に豊洲ふ頭,晴海ふ頭を視察して乗船場に戻った。
 視察船内では,東京都の職員から,芝浦ふ頭は日の出ふ頭についで東京港では2番目に古いふ頭であるが,耐震強化施策により液状化対策工事が施され,大震災等の災害時には緊急物資の陸揚げ場になること,大井コンテナふ頭は平成16年1月にバース再整備が完了したこと,青海コンテナふ頭は,大井ふ頭とともに大型コンテナ船に対応可能な基地である事,等々のお話しをいただいた。
 船内は快適な空間が造られており,下船する際には心地よい海風と青空が一同を迎え,無事に視察を終了した。
                                                                (堀川滋雄 記)

平成16年3月 講演会報告  
  日 時: 平成16年3月11日(木)14時〜16時
 見学先:
東京急行電鉄目黒線(目黒〜洗足駅間立体交差事業 武蔵小山駅)
 現場説明:
概要:田中課長補佐(東急電鉄鞄S道事業部工務部) 3工区詳細説明:小室総括所長(東急電鉄梶j
 参加者 28名(申込み37名)
 報 告:

この事業は,都市高速鉄道東京急行電鉄目黒線の目黒駅付近から洗足駅付近までの約2.8kmの区間を立体交差化するものです.本事業のキーポイントは用地買収であり,高架区間は直情高架工法,地下区間は直下地下工法を採用して用地取得を最小限にする努力をしています.
 工事は6工区に分割されており、今回は武蔵小山駅を含む3工区を見学しました.工事期間は、平成81月〜平成153月の予定が,用地買収が遅れ平成19年の春とのことです.事業費は約843億円,工事全体の進捗は約62%。
 まず,事務所にて工事のビデオを見ながら田中課長補佐から事業全体の概要説明を受け,続いて小室総括所長詳細な工事説明をいただいた.
 現場では、PIPとシートパイルによる土留杭が目に入ってきて、民地境界近くにおける工事の難しさを感じました.武蔵小山駅は当初1面2線の計画が,地元から急行を止めてとの強い要望があって2面4線の形式へ変更という,地域住民の意向が反映された事業でした.
 見学会終了後,有志10名により近くの小料理屋にて懇親を深めました.東急建設(株)をはじめ工事現場の方々には,本当にお世話になりました.この誌面を借りてお礼を申し上げます.   (鈴木眞之 記)

平成16年2月 講演会報告  
  日 時: 平成16年2月27日(金)17時〜18時30分
 場 所:
日本工営3階会議室
 演 題:
吊橋の文化史
 講 師

野村國勝(川田工業梶@代表取締役専務)

 参加者 37名
 報 告:  講師は、昭和39年に早稲田大学を卒業し、川田工業鰍ノ入社、長年にわたり橋の設計に従事され、特に本四連絡橋に携わったってきました。 現在母校の講師を勤めておられる。
 吊橋の起源は古く石器時代に遡ることができる。文字通り初期の吊橋は「綱渡り」であり、「死ぬ思い」でわたる橋であった。綱一本だけの橋から、床を設けた橋へと進展していった。

 吊橋と似ている斜長橋との力学的な違いの説明には「なるほど」と納得した。
北斎の絵にある橋は、「危なくて渡れない」とも。
四国の「祖谷の蔓橋」は、観光用であり、ケーブルの芯には鉄のケーブルが入っているとのお話には、「なるほど」と感心した。
 イギリスのメナイ橋は、トーマステルフォード(英国土木学会初代会長)設計の橋である。
クリフトン吊橋は、ブルーネル(2002年英国での視聴者投票で第2位に選ばれた土木技術者)が23才の時に設計したスパン214mの橋た。二人を身近に感じた一瞬である。
 吊橋の歴史は、風との戦いだった。 「タコス橋の落橋」(1940年)のビデオを見せてきただき、「自励振動」という言葉を初めて知った。
吊橋は地震には強い。吊橋の周期が510秒と長周期なのに対し、地震の周期が23と短いためだそうだ。
 スライドと、ビデオにより専門外の人にも分かりやすい説明をいただき、あっという間に過ぎた1時間半であった。(和作幹雄 記)
平成16年1月 講演会報告  
  日 時: 平成16年1月22日(木)17時〜18時30分
 場 所:
日本工営3階会議室
 演 題:
土木技術者論
 講 師

上野晃司(株ェ州建設コンサルタント 顧問)

 参加者 46名
 報 告:  今年初めての講演会は、八州建設コンサルタンツの上野晃司顧問(元清水建設の副社長)を迎えて開催した。もうすぐ75才になれれるとは思えない元気さで、長年にわたる国内外における土木技術者としてのご経験と多方面での造詣を披露された。平成8年には中央工学校顧問にも就任されて、すでに30回以上も学生相手に講義をされている。
 学生への講義の内容をお話するとの前置きで話し始められたが、我々、技術士に土木技術者を再認識させる良い機会となった。
 特に心に残ったお話を、幾つかご紹介する。
 知之者 不如好之者 好之者 不如楽之者 (これを知るものは、これを好むものに如かず、これを好むものはこれを楽しむものに如かず)・・・土木のことを知ってほしい。そして好きになってほしい。さらに好きなだけでなく建設を楽しんでほしい。ここ数年は「公共事業は悪い」と言われている。しかし、インフラ整備をおろそかにしていると国は必ず衰退する。土木があるから、今日の日本がある。農業も水も道路も電力もすべて土木のお陰である。
「土木」とは、准南子(中国の2千年以上前の百科事典)によると、「築土構木」(土を築き木を構へ)に基づく。
 「今はピンチだが、チャンスでもある」 チャンスに変えるには、「自己」を見つめて高めていくことが必要である。土木技術者は、「自己を見つめ、自己を知り、自己を高めておく」ことが必要だ。
 これからの世の中、大事なのは、「知力(学力)」「技術力、技能力」ではなく、「対人接触能力」だ。
 そして土木に携わる者は誰にでもまして「紳士たれ(ビィー・ジェントルマン)」(クラーク博士の言葉) そのためには、日頃からの行動が大事で、「歩く姿もしっかり背筋を伸ばしたものでなければならない」
 土木技師 青山士が完成させた大河津分水にある記念碑には、「萬象に天意を覚る者は幸いなり、人類の為、国の為」という言葉があるが、土木は正に世のため、人のためにある。
 1時間半立ちっぱなしでメリハリのある、聴衆を飽きさせない話し振り、まだまだ話したり無い、聞き足りない感じのご講演でした。 (和作幹雄 記)
平成15年12月 講演会報告  
  日 時: 平成15年12月5日(金)16時〜17時30分
 場 所:
日本工営3階会議室
 演 題:
私の施工体験
 講 師

遠藤裕孝(椛謌鼡Z研東京支社技術管理室室長)

 参加者 30名
 報 告:  遠藤裕孝氏は、学生時代に実習体験などを通して鉱山のおいたちに深く関わりをもたれ、建設会社に入社後は、多くの社会資本建設工事で幅広く活躍され、現在建設コンサルタント会社で後進の指導にあたられている。
 講演内容は、遠藤氏の50年にわたる建設工事に従事したときの体験をもとにして、そのときどきの局面でどのように考え、どのように対応したかを、図面、写真などの資料を交えて話をされた
 最初に、学生時代の実習体験として、佐渡相川鉱山での思い出、昭和26年卒業論文の課題として取り組んだ中瀬金山の鉱床成因の話からスタートした。
 社会人になってからの福岡県貝島炭鉱での石炭採掘(昭和26年〜昭和35年)、都内における変電所新築工事(昭和39年〜昭和40年)における基礎工法での苦労話などがあり、その後従事された各地橋梁工事におけるケーブルエレクション架設工法、床版に用いたGRC型枠などでの技術的取り組み、また鋼橋架設時での転落事故や新幹線営業線への合板落下など、生命に関わる危険に遭遇したことや、安全面での失敗談があった。
 つづいて、ダクタイル鉄管工事での不断水工法(昭和50年〜昭和57年)での苦労や石油備蓄基地工事(昭和57年〜昭和59年)での地耐力の試験、タンク基礎の液状化問題などの話があった。
 
50年の歳月を経ているが、遠藤氏ご自身が体験された内容に関するものであり、昨日のことのように詳細な点まで克明に話されたことが印象的だった。

 また、当日の参加者30名に加え、遠藤氏のご家族も参加され、アットホームな講演会となった。
                                             (山下 正志記)
平成15年11月 講演会報告  
  日 時: 平成15年11月20日(木)17時〜18時40分
 場 所:
日本工営3階第一会議室
 演 題:
世界のLRTについて
 講 師

里田 啓(交通システム企画梶j

 参加者 25名
 報 告:  世界のLRTLight Rail Transit)についての説明と貴重なスライド写真による紹介があり、非常に興味深い講演会であった。
 路面電車からLRTへと言うことで欧米における路面電車の誕生と発達、国内外の路面電車の盛衰、ヨーロッパのコンセプト、「LRT」「LRV」という呼び名の誕生、海外諸国のLRTの発展に関して説明があり、よく理解できた。
 路面電車とLRTに導入された新しい手法として、速達性と定時性の確保、まちづくりの分担、総合交通政策と結節点の設備改善、幹線鉄道へのLRVの直通運転、環境対策、バリア・フリーの貢献、低床式LRVの誕生と欧米における目覚しい発展などに関して説明があり、難しい問題もスライドでの紹介があり、分かりやすいものであった。さらに、わが国の路面電車とLRT、他の都市交通機関との比較、地球環境から見た路面電車とLRT、わが国におけるLRT導入の課題等の説明があった。
 LRTに関してほとんど知識のなかった自分であったが、里田講師の分かりやすい話により、一晩でLRTのかなりの部分が理解できてしまったような気になり、さらにスライド写真により日本に居ながらにして世界のLRTが見られ、非常に有意義な講演であった。(中川 輝雄記)
平成15年10月30日 第30回技術士全国大会 前夜祭 建設部会特別講演会  
  日 時: 平成15年10月30日(木)17時〜18時半
 場 所:
神戸市産業振興センター
 演 題:
これからの社会資本の計画・設計論−19世紀のオランから学ぶ
 講 師

上林好之氏(オランエ・ナッソウ家勲爵士、オランダ人技術者研究会代表、元建設省中部地方建設局河川部長、工学博士、技術士(建設部門))

 参加者 33名
 報 告:  氏は、建設省在任中から、明治時代に、淀川、常願寺川の改修工事などを指導したオランダ人土木技師エシャー並びにデ・レイケの研究をされ、その著書を通じ、日蘭文化交流に功績があったとして、20024月オランダ女王から、オランエ・ナッソウ家勲爵士に列せられた。
 講演では、デ・レイケらの業績として、淀川の低水路形成と複断面化、九頭竜川の河口閉塞対策、木曽三川改修計画、立山カルデラ対策、常願寺川改修工事等を紹介され、デ・レイケが、単に河川改修だけでなく、「総合科学の視点」から「普遍性のある機能」と「時代の変化に対応できる柔軟性」を備えた、公共施設などのインフラ整備を行ったことを述べられた。

 21世紀のインフラ整備の思想を、「土木技術者や公共施設の関係者が自然科学・社会科学・人文科学に基づいた視点と技術で、普遍性のある機能と柔軟性のある公共施設を備えたインフラを構想・調査・計画・設計・施工する」ことであると提案された。
(幹事長 鈴木敏郎)
平成15年10月 見学会報告  
  日 時: 平成15年10月7日(火)8時〜18時
 見学先:
美和ダム排砂バイパス工事
 参加者 22名
 案内者 新高庸介副所長(三峰川総合開発工事事務所)
 報 告:  午前8時に新宿を大型バスで出発し、12時に天竜川支川三峰川美和ダム上流の長谷村「入野谷」に到着した。
美和ダムは、昭和34年完成した、ダム高69m、堤長370mの多目的の重力式コンクリートダムである。総貯水容量約3,000mに対し、全堆砂率50%となり、かろうじて有効貯水容量を保っている状況である。年平均土砂流入量は69mもある。そこで総合開発事業の一環として恒久堆砂対策である貯砂ダム(完成)、分流堰、排砂バイパストンネル工事を実施、2005年度末完成を目指している。総事業費280億円の排砂バイパストンネルは、わが国でも新しい試みであり、洪水時に0.1mm以下のウォッシュロードを排砂する。トンネルは、現在4分の3の掘削が完了している。貯水池堆積土は建材の他、圃場、個人のガーデニング等に有効活用を図っている
 会誌の本文への紹介がなく、見学前日に5人のキャンセルがあった。今後見学会充実の工夫が必要である。(幹事 石川晴雄)
平成15年9月 講演会報告  
  日 時: 平成15年9月19日(金)17時〜18時40分
 場 所:
日本工営3階第一会議室
 演 題 地震防災に関する最近の話題
 講 師 石原研而氏(中央大学教授、東京理科大学教授)
 報 告:  過去に起こった地震のうち、特に安政江戸地震と新潟地震の説明があった。安政江戸地震では見聞録と絵図に地震とともに火災、水害の模様が記されている。新潟地震では地震後、地中に水が溢れたり、砂が噴射した跡があり、あとで液状化現象として注目を浴びることとなった。
 平成7年1月17日に起きた兵庫県南部地震以後、どんな大きな地震動に対しても建物がほとんど無被害であるという設計は不経済であるのでレベル1地震動、レベル2地震動という考え方が設計に採用された。
 また兵庫県南部地震では港の岸壁などが海に向かって水平方向に変形する側方流動の現象について被害写真や地盤の水平変位の計測事例の紹介があった。この現象は杭を梁とし、杭周辺の地盤をバネとしてモデル化すれば解析も可能で杭で支えられた石油タンク解析事例の説明があった。地震の現象を教訓に設計や解析手法として発展させ、防災に活かされている学術的なお話は私達エンジニアには大いに参考となった。(高浜 良弘記)
平成15年8月 見学会報告  
 日 時: 平成15821日(木)1416時半
 見学先: 金町浄水場施設見学会
 参加者: 24名
 報 告:

見学会当日は夏の暑さが戻り、浄水場に到着して、試飲した高度浄水処理の水はおいしかった。
 金町浄水場は、大正
158月に日量5.6万m3の緩速ろ過方式の施設として操業を開始した。その後、水需要の増加に伴い、最新の技術を取り入れながら7回の拡張改良工事が行われ、現在では日量160万m3(急速ろ過方式)の規模となっている。
 東京都水道局で初めての高度浄水施設を導入し、一期工事(
A系)は平成46月から、また、二期工事(B系)は平成84月から各々日量26万万m3の施設が運転を開始している(通常時で約半分が高度浄水処理水)。
  高度浄水処理は急速ろ過方式に、オゾン接触酸化と生物活性炭ろ過を組合せたもの追加することで、カビ臭物質、アンモニア性窒素、陰イオン界面活性剤、トリハロメタン生成能などを効果的に除去する。
 急速ろ過処理水が
210/3に対し高度処理水は220/310/3高くなるが水道料金には反映していない 。
  震災時における浄水機能の確保や省エネルギーなどを目的として、平成
1210月にはPFIモデル事業として常用発電設備(コージェネレーションシステム)が稼動を始めている(場内電力の約半分を供給)。
 常用発電設備はは、金町浄水場エネルギーサービス(株)が設置したもので、ガスタービンにより発電するとともに廃熱をボイラーで回収して蒸気を発生する。電力は東京電力からの買電と系統連係を行った後、浄水場の運転等に使用する。このことにより、震災等の非常時にも安定して電力が供給される。蒸気は、排水処理の脱水ケーキを殺菌等の目的で間接加熱乾燥する熱源とするとともに、冬季(
11~4月)はスラッジを加温し脱水効率を向上させている。(佐藤康夫 記)

平成15年8月〜平成16年12月 講演会・見学会の一覧

  平成16年10月〜12月
 

10 月

11 月 12月
見学会: 宮ケ瀬ダム(神奈川県)  演 題: 道路関係四公団の民営化について  演 題: 技術士会創設の先駆者
講 師: 河南正幸(国土交通省 大臣官房 道路関係四公団民営化関係組織設立準備室 課長補佐) 講 師: 宮越 尭(パシフィックコンサルタンツグループ梶@専務取締役)
日 時: 10月14日(木)8:00〜18:00 日 時: 11月11日(木)17:00〜18:30 日 時: 12月10日(金)16:30〜18:00
集合場所: 新宿駅西口保田生命ビル前に8時30分集合
会 場: 日本工営3F会議室 会 場: 日本工営3F会議室
会 費:  6,000円(昼食代含む) 会 費: 2,000円(非会員2,500円) 会 費: 2,000円(非会員2,500円)
担 当: 吉田(圭)、長谷川、加茂
担 当: 大野、山下、安藤 担 当: 西畑、高浜
  平成16年7月〜9月
 

7 月

8 月 9 月
見学会: 舎人線建設工事(東京都建設局)  見学会: 道路架替耕治 講演会: ニューヨークWTCビル崩壊
日 時: 7月15日(木)13:45〜16:00 日 時: 8月19日(木)15:00〜17:00 日時: 9月9日(木)17:00〜18:30
集合場所: JR西日暮里駅改札口に13時30分集合 集合場所: 東京メトロ有楽町線「豊州駅改札口」に14時30分集合 集合場所 日本工営3F会議室
会 費:  2,000円(非会員2,500円) 会 費: 1,000円(非会員1,500円) 会費: 2,000円(非会員2,500円)
担 当: 鈴木(眞)、垣本、浅岡
担 当: 堀川、富家、櫻井 担当 須藤、石川、小山
  平成16年4月〜6月
 

4 月

5 月 6 月
見学会: 東京湾船上視察  演 題: 阪神大震災の被害と復旧及び最近の耐震設計と耐震補強 見学会: 一般国道20号新宿跨線橋架替工事(東京国道、JR東日本)
講 師: 石橋忠良(JR東日本建設工事部長)
日 時: 4月8日(木)13:30〜15:00 日 時: 5月13日(木)17:00〜18:30 日時: 6月17日(木)15:00〜16:30
集合場所: 新東京丸乗船場(JR浜松町駅から徒歩15分、竹芝小型船ターミナル) 会 場: 日本工営3F会議室 集合場所 JR新宿駅南口改札口広場14時45分
会 費:  1,000円(非会員1,500円) 会 費: 2,000円(非会員2,500円) 会費: 2,000円(非会員2,500円)
担 当: 堀川、浅岡、大元
担 当: 佐藤、加茂、吉田(圭) 担当 岡田、富家、須藤
  平成16年1月〜3月
 

1 月

2 月 3 月
 演 題: 土木技術者論   演 題: 吊橋の文化史 見学会: 東急電鉄目黒線(目黒〜洗足駅間)立体交差事業 武蔵小山駅
講 師: 上野晃司(八州建設コンサルタンツ顧問) 講 師: 野村國勝(川田工業梶@代表取締役専務)
日 時: 11月22日(木)17:00〜18:30 日 時: 2月27日(金)17:00〜18:30 日 時: 3月11日(木)14:00〜16:00
会 場: 日本工営3F第一会議室 会 場: 日本工営3F第一会議室 集合場所: 東急目蒲線武蔵小山駅改札口
会 費:  1,000円(非会員2,000円) 会 費: 2,000円(非会員2,500円) 会 費: 2,000円(非会員3,000円)
担 当: 大元、西畑、君島
担 当: 高浜、和作 担 当: 佐藤、目野、鈴木(眞)
  平成15年10月〜12月
 

10 月

 

11 月

  12 月 
見学会: 環七地下河川建設工事  演 題: 世界のLRT  演 題: 私の施工体験(平成15年度日本技術士会 会長表彰受賞)
講 師: 里田 啓(交通システム企画梶j 講 師: 遠藤裕孝(椛謌鼡Z研)
日 時: 10月7日(火)8:00〜19:00 日 時: 11月20日(木)17:00〜18:40 日 時: 12月5日(金)16:00〜17:30
(忘年会18:00〜20:00)
集合場所: JR新宿駅西口、安田生命ビル前 会場: 日本工営3F第一会議室 会 場: 日本工営3F会議室
(忘年会 主婦会館プラザエフ)
会 費: 4,000円(非会員6,000円) 会費:  1,000円(非会員2,000円) 会 費: 1,000円(非会員2,000円)
+忘年会6,000円
担 当; 石川、小山 担当: 中川、浅岡
担 当: 吉田、大元、山下
  平成15年7月〜9月
 

7 月

 

8 月

  9 月 
見学会: 環七地下河川建設工事 見学会: 金町浄水場施設  演 題: 地震防災に監査売る最近の話題 
講 師: 石原研而(中央大学教授、東京理科大学教授)
日 時: 7月17日(木)13:00〜17:00 日 時: 8月21日(木)14:00〜16:30 日 時: 9月19日(金)17:00〜18:40
集合場所: 地下鉄丸ノ内線方南町駅1番出口 集合場所: 千代田線・JR常磐線 金町駅改札口 会場: 日本工営3F第一会議室
会 費: 2,000円(非会員3,000円) 会 費: 2,000円(非会員3,000円) 会費:  2,000円(非会員2,500円)
担 当; 山下、和作 担 当; 櫻井、佐藤 担当: 高浜、鈴木
  平成15年4月〜6月
 

4 月

 

5  月

  6月
見学会: 荒川下流部水辺都市再生事業視察 演 題: 海外鉄道技術協力 演 題: 建設技術者の倫理
講 師: 国際連合開発計画鉄道工学専家
齋藤 雅男
講 師: 建設環境情報センター専務理事
鈴木 啓充
日 時: 4月15日(火)13:00〜16:00 日 時: 5月16日(金)16:00〜17:30 日 時: 6月19日(木)16:00〜17:30
集合場所: 荒川下流工事事務所
知水資料館ロビー
会 場: 日本工営鰍RF会議室 会 場: 日本工営鰍RF会議室
会 費: 2,000円(非会員3,000円) 会 費: 1,000円(非会員1,500円) 会 費: 1,000円(非会員1,500円)
担 当; 岡田、福田、小泉 担 当: 堀田、森 担 当: 目野、長谷川
  平成15年1月〜3月
 

1 月

  2 月   3 月
演 題: 手段に溺れず、目標に向かって公共投資を一例として観光 演 題: 都市の水循環(雨水利用の現況) 見学会: 首都圏外郭放水路建設工事
講 師: 東京工業大学名誉教授
鈴木忠義
講 師:

東京都墨田区地域振興部環境保全課環境啓発主査、

東邦大学非常勤講師 村瀬 誠

   
日 時: 1月23日(木)16:00〜17:30 日 時: 2月20日(木)16:00〜17:30 日 時: 3月4日(火)14:00〜16:00
会 場: 日本工営梶@会議室 会 場: 日本工営梶@会議室 集合場所 :東武伊勢崎線・日光線 
 春日部駅東口改札前
会 費: 1,000円(忘年会+6,000円) 会 費: 1,000円(非会員1,500円) 会 費: 3,000円(非会員4,500円)
定員50名
担 当; 大元、君島 担 当: 加藤、福田 担 当: 垣本、笹沼、堀川
新年会: 18:00〜19:30
会 場: 弘済会館
  平成14年1月〜12月
  1 月   2 月   3 月
演 題: 21世紀の東京の新しい都市づくり 演 題: 大深度地下開発における技術と空間活用について 見学会:

海道新幹線品川駅新設工事

(品川駅東口土地区画整理事業を含む)

講 師:

京都都市計画局総合計画部

東京圏都市づくり調査担当参事

河島 均

講 師:

土交通省河川局

河川環境課長補佐 佐藤寿延

   
日 時: 1月22日(火)16:00〜17:30 日 時: 2月19日(火)18:00〜19:30 日 時: 3月19日(火)14:00〜16:30
会 場: 弘済会館 会 場: 日本工営梶@会議室 集合場所 :JR品川駅中央改札口前
会 費; 2,000円
(新年会参加+6,000円)
会 費: 2,000円 会 費: 2,000円(定員50名)
担 当: 大元、君島 担 当: 和作、藤本 担 当: 目野、中田
新年会: 18:00〜19:30
  4 月   5 月   6 月
見学会: 荒川下流部水辺都市再生事業
(船上より視察)
見学会: 六本木6丁目再現場開発 演 題: 鉄道コンクリート構造物の長寿命化技術
        講 師:

東海旅客鉄道新幹線事業本部

施設部工事課長 筑摩栄

日 時: 4月11日(木)13:00〜16:00 日 時: 5月14日(火)15:00〜16:30 日 時: 6月11日(火)16:00〜18:00
集合場所 国土交通省荒川下流工事事務所 集合場所 六本木6丁目B街区事務所棟A新築工事JV事務所 会 場: 日本工営(株)会議室
会 費: 2,000円(定員25名) 会 費: 2,000円(定員25名)
(懇親会+4,000円)
会 費: 1,000円
担 当: 福田、岡田、小泉 担 当: 鈴木、高浜 担 当: 岡田、山下
  7 月   8 月   9 月
見学会: 首都圏外郭放水路建設工事 見学会: 東京港臨海部整備状況視察

(船上より視察)

演 題: 東京災害の最小化に向けて
        講 師:

国土交通省国土技術政策総合研究所 危機管理技術研究センター長  中野泰雄

日 時: 7月16日(火)14:00〜16:00 日 時: 8月27日(火)13:00〜16:00 日 時: 9月10日(火)16:00〜18:00
集合場所 ;伊勢崎線東武線春日部東口改札前 集合場所 :新東京丸乗船場 会 場: 弘済会館
会 費: 3,000円(定員50名) 会 費: 2,000円(定員50名) 会 費: 2,000円
担 当: 垣本、笹沼、堀川 担 当: 佐藤、櫻井 担 当: 加藤、浅岡
  10 月   11 月   12 月
見学会: 葛野川発電所、相模ダム 演 題: 社会資本整備における維持管理の重要性 演 題: 世界の海洋土木技術
    講 師: 大生産技術研究所 、都市基盤安全工学国際研究センター長・教授  魚本健人 講 師: 東亜建設工業執行役員常務
前(社)日本海洋開発建設協会常務理事  門司剛至
日 時: 10月22日(火)8:00〜16:00 日 時: 11月12日(火)16:00〜18:00 日 時: 12月3日(火) 16:00〜17:30
集合場所 4,000円(定員40名) 会 場: 日本工営梶@会議室 会 場: 弘済会館
担 当: 石川、小山 担 当: 長谷川、森 担 当: 吉田、堀田、石野
忘年会: 18:00〜19:30
  平成13年1月〜12月
  1 月   2 月   3 月
演 題:

社会資本整備の展望

ー人間からの出発

演 題:

国土交通省の発足に当たって

−その組織と課題

見学会: 第二東名高速道路 「日本の新しい動脈づくり、第二富士川工事」
講 師:

東京工業大学

名誉教授 鈴木忠義

講 師:

建設省大臣官房

技術調査室長 望月常好

   
日 時: 1月23日(火)16:00〜17:30 日 時: 2月20日(火)18:00〜19:30 日 時: 3月9日(金)8:00〜18:30
会 場: 弘済会館 会 場: 日本工営梶@会議室 集合場所 :JR新宿駅西口
会 費: 1,500円(新年会参加+6,000円) 会 費: 2,000円 会 費: 6,000円(定員45名)
担 当: 大元 担 当: 加藤、佐野 担 当: 中田
4月 5月 6月
演 題: コンクリート構造物の耐久性について 見学会: 東京臨海高速鉄道第2工区 演 題: 橋と景観(隅田川橋梁他)
講 師: 東大名誉教授 小林一輔 講 師:

日本大学教授  伊藤 孝

日 時: 4月17日(火)17:00〜18:30 日 時: 5月15日(火)14:00〜16:00 日 時: 6月12日(火)18:00〜19:30
会 場:   集合場所 JR京浜東北線大井駅中央口東方面 会 場: 日本工営(株) 会議室
会 費: 2,000円 会 費: 2,000円(定員40名) 会 費: 2,000円
担 当: 粕谷、日野 担 当: 小泉、笹沼 担 当: 山下、藤本
  7 月   8 月   9 月
交流会: 全国大会交流会・講演会’ビッヒュエ・セッション’ 見学会: 汐留再開発の現場
(電通新社屋建設プロジェクト)
見学会: 文部科学省防災科学技術研究所
演 題: 世界の研究開発の最新動向
講 師: 東京大学教員教授 梅澤忠雄
日 時: 7月18日(水)18:00〜20:00 日 時: 8月31日(金)15:00〜17:00 日 時: 9月11日(火)10:30〜11:45
会 場: 銀座キャピタルホテル新館 集合場所 同上の現場 集合場所 防災科学技術研究所(筑波)
会 費: 7,000円(定員60名) 会 費: 2,000円(定員40名)
(懇親会+4,000円)
会 費: 2,000円(定員50名)
担 当: 内村、垣本 担 当: 鈴木、高浜 担 当: 福田、見附
  10 月   11 月   12 月
見学会: 神流川発電所新設工事現場 見学会: 東京都下水道局落合処理場 演 題: 中部国際空港の計画・設計・施工
        講 師: 中部国際空港
企画室長 上用敏弘
日 時: 10月25日(木)10:20〜17:30 日 時: 11月13日(火)13:40〜16:30 日 時: 12月12日(水)16:00〜17:30
集合場所 :高崎駅西口改札前 集合場所 :西武新宿線下落合駅南口 会 場: 弘済会館
会 費: 2,000円(定員25名) 会 費: 2,000円 会 費: 2,000円(忘年会参加+6,000円)
担 当: 石川、垣本、宮崎 担 当: 堀田、堀川、森 担 当: 吉田、石野、和作
年会: 18:00〜20:00
  平成12月1月〜12月
  1 月   2 月   3 月
演 題: 峡横断橋技術の現状 演 題: 大深度地下利用制度について 見学会: 品川インターシティ
講 師:

海洋横断道路調査会

 杉田卓男

講 師: 国土庁大深度地下利用企画室 課長補佐 佐藤寿延 案 内: 大林組 永瀬一郎
日 時: 1月13日(木)16:00〜17:30 日 時: 2月16日(水)18:00〜20:00 日 時: 3月11日(木)14:00〜17:30
会 場: 鉄鋼会館 会 場: 日本工営渇議室 集合場所 :インターシティB棟3階 大林組
会 費: 2,000円(新年会+6,000円) 会 費: 2.000円 会 費: 2.000円(懇親会+2,000円)
担 当: 福田、吉田 担 当: 山下 担 当: 三舩、見附
新年会: 18:00〜20:00 懇親会: 17:30〜
  4 月   5 月   6 月
見学会: 東京湾臨海部開発状況視察
(船上より視察)
見学会:

第二東名富士川工事

(世界一のアーチ橋と大断面トンネル)

演 題: 海外プロジェクトの回顧
        講 師:

日本工営褐ウ副社長/副会長

山口正史

日 時: 4月11日(火)13:00〜15:00 日 時: 5月10日(水)8:45〜18:30 日 時: 6月15日(木)18:00〜19:30
集合場所 :新東京丸乗船所 集合場所 :静岡県富士宮市芝川町 会 場: 日本工営(株)会議室
会 費: 2,000円 会 費: 6,000円(定員40名) 会 費: 2,000円
担 当: 佐野、目野 担 当: 水谷 担 当: 藤本、石川
  7 月   8 月   9 月
見学会: さいたま新都心
(スーパーアリーナほか)
演 題: 東京圏のプロジェクト 演 題: 東京都の震災対策
    講 師:

アジア航測

技術顧問 君島光夫幹事

講 師:

東京都総務局災害対策部

防災計画課長 鈴木賢二

日 時: 7月25日(火)14:45〜16:30 日 時: 8月29日(金)18:00〜19:30 日 時: 9月19日(火)18:00〜19:30
集合場所 :さいたま新都心 けやき広場 会 場: 日本工営梶@会議室 会 場: 日本工営梶@会議室
会 費: 2,000円(懇親会+4,000円) 会 費: 2,000円 会 費: 2,000円
担 当: 高浜、鈴木 担 当: 大元、福田 担 当: 小泉、堀田
  10 月   11 月   12 月
交流会: 全国大会交流会 見学会: 首都高速中央環状新宿線シールドトンネル 演 題:

社会資本整備の来し方

−戦後50年を振り返って

講 師:

東京電力褐レ問 山根 孟

日 時: 10月11日(水)17:30〜20:00 日 時: 11月7日(火)14:30〜16:00 日 時: 12月5日(火)16:00〜17:30
会 場: ホテル・メトロポリタン盛岡ニューウイング 集合場所 :京王新線初台駅下車オペラシティ前広場 会 場: 弘済会館
会 費: 5,000円 会 費: 2,000円 会 費: 2,000円(忘年会+6,000円)
担 当: 山口 担 当: 加藤、君島 担 当: 粕谷、吉田
  平成11年1月〜12月 忘年会 18:00〜19:30 
  1 月   2 月   3 月
演 題: 中国の環境問題の解決に向けて 演題1: APECエンジニアと技術士制度 見学会: 東京国道大和町空気浄化実証実験(建設省 関東地方建設局)
講 師: 定方正毅 東大教授 講 師: 高城重厚 技術士 案 内: 斎藤和美 (財)国土開発技術センター
日 時: 1月14日(木)16:00〜17:30 日 時: 2月3日(水)15:00〜17:00 日 時: 3月11日(木)14:00〜16:30
会 場: 弘済会館 会 場: 弘済会館 集合場所 :見学会場所
会 費: 2,000円(交流会+6,000円) 会 費: 2,000円 会 費: 2,000円
担 当: 石川、石野 担 当: 内村、佐野 担 当: 小泉
交流会: 18:00〜20:00 演題2: 河川水質浄化
講 師: 松本東大教授
会 場: 日本工営(株)会議室
会 費: 2,000円
担 当: 粕谷
  4 月   5 月   6 月
演 題: 暮らしを守り豊かな自然を伝える川づくり 見学会:

水質浄化システム実証プラント

(バス:上野〜我孫子〜霞ヶ浦)

演 題: 流動化処理工法の開発と今後の展望
講 師:

荒川下流工事事務所

所長 山根尚之

    講 師:

流動化処理工法研究機構

理事長 久野悟郎

日 時: 4月14日(水)16:00〜18:00 日 時: 5月14日(金)10:00〜18:30 日 時: 6月16日(水)18:00〜19:30
会 場: 弘済会館3F楓 集合場所 :上野公園口 会 場: 日本工営(株)会議室
会 費: 2,000円(見学会+2,000円) 会 費: 5,000円 会 費: 2,000円
見学会: 荒川上流見学
担 当: 吉田、小泉 担 当: 粕谷、中田 担 当: 目野
  7 月   8 月   9 月
演 題: ヨーロッパのビックプロジェクトと建設技術 見学会: 東京オペラシテイ 演 題: 災害と街づくり
講 師: 森元峯夫(潟Gスイー) 講 師: 三船泰道 技術士
日 時: 7月15日(木)16:00〜17:30 日 時: 8月26日(木)16:00〜17:30 日 時: 9月17日(金)17:30〜19:00
会 場: 日本工営(株)会議室 集合場所 :新国立劇場と東京オペラシティの間 会 場: 日本工営(株)会議室
会 費: 2,000円 会 費: 2,000円 会 費: 2,000円
担 当: 吉田、大元 担 当: 三船、高浜 担 当: 吉田、大元
  10 月   11 月   12 月
交流会: 技術士会全国大会前夜祭
(建設部会交流会)
見学会: 千葉県湾岸開発視察(船による千葉港・アクアライン視察) 演 題: 途上国の開発の現況
講 師: 渡辺正幸(JICA)
日 時: 10月19日(火)18:30〜20:00 日 時: 11月5日(金)12:30〜15:30 日 時: 12月3日(金)16:00〜17:30
会 場: 岡山ロイヤルホテル 集合場所 :JR京葉線ちばみなと駅「若潮」 会 場: 鉄道弘済会館
会 費: 7,000円 会 費: 2,000円 会 費: 6,000円
担 当: 吉田、大元 担 当: 福田、堀田 担 当: 目野、森田