平成19年度 農業部会 見学会

 

テーマ:とちぎ農業の先端開発研究、有機資源リサイクル施設の動向

期日:平成19年8月3日(金)

 

見学先:栃木県下

(1)栃木県農業試験場栃木分場

所在地 栃木市大塚町2920

「いちご」に関する研究開発の現況について見学した。

     

(2)茂木町有機物リサイクルセンター「美土里館」

所在地 茂木町大字九石641―1

環境保全型農業の推進を目的に、地域有機資源を原料にし

ている堆肥化製造施設の運営状況を見学した。

 

 

(3)栃木県農業試験場栃木分場

所在地 栃木市大塚町2920 

「いちご」に関する研究開発の現況についての概要説明を聞くとと

もに、研究施設を案内していただいた。

取り組み中の試験研究課題

1)新品種育成試験

  最近の育成品種は「とちおとめ」(平成8年登録)、「とちひめ」

(平成13年登録)。

  さらに良い品種―生産者にも消費者にも評価してもらえる、耐病

性で良質多収等が目標−の育成を目指して取り組んでいる。

  

2)10月上旬どり新作型の開発

  苗を8月上旬から約1か月夜冷処理して10月上旬から出荷できる

ようにできれば(当初に得られる果実は大きく、生食用向き)、12

月のクリスマス用のケーキに使うに適した大きさの果実が得られる

ようになる。高値での販売が期待できるので、それを狙っている。                    

夜冷施設(後方) 

 

 

 

 

 

 

 

3)閉鎖型養液栽培システムの開発と技術開発

  培地にスギの廃材を使用し(安価)、廃液を外部に出さないという

システムで、平成18年に特許を得ている。ただ、設置費は相当高

   額になる。

養液栽培システム 

 

 

 

 

 

 

 

(4)茂木町有機物リサイクルセンター「美土里館」

所在地 茂木町大字九石641−1

 

    人と自然にやさしい農業(環境保全型農業)を目指して、堆肥化施設を核

とした地域資源循環システムを樹立している。具体的には、地域資源として

生ゴミ、家畜ふん尿、籾殻、落ち葉、オガコ等を原材料として堆肥化し、地

域農業の振興を図っている。

    

            有機物リサイクルセンターの仕組み

    牛ふん       脱臭棟

    生ごみ        ↑△

    落ち葉 →(計量)→原料投入棟 →一次醗酵棟 →ニ次醗酵棟 ※

    おがこ         △    (25日)   (65日)   

    もみがら     液肥化装置棟             

                ※ →乾燥棟 →製品棟  


          (
15日)                                                                                     

落ち葉(袋詰め)

落ち葉(袋詰め) <![endif]>落ち葉(袋詰め)

 

 

 

 

 
落ち葉(袋詰め)


 一次醗酵棟

 


 

 

 

 

 

製品棟