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原子力・放射線部会

過去の部会長挨拶(2011年〜2015年)

桑江前部会長(拡大画像へのリンク)

  前部会長 桑江 良明

(画像クリックで拡大 84KB)

桑江良明 部会長(平成25年〜27年)挨拶

 「技術者一人一人が組織の論理に埋没せず、常に社会や技術のあるべき姿を認識し、意識や技術を常に向上させる仕組みが必要である。」そして「社会から信頼される個人としての技術者の存在が不可欠である。」・・・これは、技術士資格21番目の部門として「原子力・放射線部門」を新設することを検討した文部科学省/科学技術・学術審議会の答申(2003.6)からの抜粋です。
 このような趣旨で2004年に原子力・放射線部門が誕生してから10年目を迎えました。
 技術士は「高等の専門的応用能力と高い職業倫理を有する」とされ、「公益確保」や「資質向上」等の責務が技術士法で課せられます。このような技術士が、実務において本当の意味で役立つ存在となるために、技術士は何をし、社会に対して何を働きかけるべきかを、部会設立当初から、技術士自身が絶えず自問自答し行動してきました。
 そして、2011年3月11日を迎え、その“問い掛け”はより深いものとなりました。
 この2年間、技術士として、東京電力福島第一原子力発電所事故をどう受け止め、被災者のために何ができるのかを絶えず問い続け行動してきました。そしてこの“問い掛け”はさらに深みを増してこれからも続くでしょう。
 部会員一人一人が今一度原点に立ち返り、冒頭に挙げた原子力・放射線部門/部会の設置趣旨を常に心に刻み、現状から目を逸らさず、“技術士として何をすべきか”を常に問い掛け、部会活動に取り組む必要があります。部会員各位のご協力をお願いいたします。
 また、これまで原子力・放射線部会を見守り支えて下さった先輩諸氏におかれましては引き続きのご指導・ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

2013年 6月
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桑江良明 部会長(平成23年〜25年)挨拶

 去る2011年6月17日に開催されました第7回部会全体会議において、林克己前部会長の後任として新部会長を拝命いたしました。微力ながら誠心誠意務めさせていただきます。
 部会創設から6年間の長きに亘り部会長を務められ当部会の基礎を築かれた林前部会長には心より感謝と労いの意を表します。
 新部会長としてご指名頂いたことは誠に光栄なことと存じます。と同時に、巨大な地震と津波に起因する福島第一原子力発電所の事故が今なお継続する状況の中で、原子力・放射線技術の健全な発展と社会からの信頼を目指すべく誕生した原子力・放射線部会の「舵取り役」に任じられたことの責任の重さをひしひしと感じているところでございます。
 今後、国内のみならず国際的にも『原子力』といかに向き合うべきかがさらに本格的に議論されることが予想される中で、今福島で起きていることをどのように受け止め、それに対してどのような態度・行動を示すかは、同じ原子力・放射線部門の技術士でも、その個人がこれまで『原子力』とどのように関わってきたか、現在どのような立場にあるか等々によって必ずしも一様ではありません。部会としてそれを無理に一つにまとめることは(特にこの混沌とした状況の中では)不可能に近く、また、そのための内向きの議論に終始することは少なくとも現時点ではあまり意味を持たないでしょう。
 一方、事故の早期収束、避難住民の早期帰還、風評被害の防止、客観的判断のための原子力・放射線に関する正確な知識やデータの提供など所属組織の垣根を越え、原子力・放射線に携わってきた技術者が思いを一つにして連携し行動すべきことは限りなく多いはずです。我われ原子力・放射線部門の技術士として、またその集まりである部会として、今まさに必要とされていることは上記趣旨に則った実践的行動であり、さらに率先者としてそれを原子力界全体に広げる努力をしていくことです。
 原子力・放射線技術に携わってきた者として今一度、部会員一人一人が原子力・放射線部門/部会の設置趣旨を思い起こし、技術士としていかに行動すべきかを考え、福島の復興支援活動を始めとした部会活動に積極的に参加、ご協力いただきますよう切にお願いいたします。
 また、これまで原子力・放射線部会を見守り支えて下さった先輩諸氏におかれましては引き続きのご指導・ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

2011年6月

このページのお問い合わせ:原子力・放射線部会

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