【背景と講演概要】
日本は東アジアモンスーン地帯に位置するため、世界平均の約2倍に相当する年間約1,700mmもの降水量が観測される。一方、我が国は67%が斜面からなる急峻な山岳国で、山地斜面は火山性堆積物などの比較的新しい地質や変成作用を受け亀裂に富んだ脆弱な地質で構成される特徴を持つ。
このため、過去から崩壊や地すべり、土石流などの土砂災害に悩ませ続けられてきた。最近では温暖化の進行に伴い、降水の強度や総量などが大きくなる極端な気象現象が頻発するとともに、これまで大雨を経験していない地域でも多量の雨が降るなど降水の分布にも変化が見られる。したがって、今後、土砂災害の種類や規模、発生する場所、さらに発生危険時期などの変化などが予想される。
このような背景を踏まえ、本講演では過去の気候変動プロセスと土砂災害の関係、近年における土砂災害の特徴、さらに最新の気候変動予測データをもとに将来の土砂災害リスクについて議論し考察する。
【開催要領】
1.開催日時 2025年4月15日(火)15:00〜17:00
2.場所 機械振興会館(研修-2会議室 地下3階)
港区芝公園3-5-8 電話03-3432-8216(東京メトロ神谷町駅から徒歩8分 都営地下鉄御成門駅、赤羽橋駅、大門駅から徒歩10分 JR浜松町駅から徒歩15分)
http://www.jspmi.or.jp/kaigishitsu/access.html
3.主催:公益社団法人日本技術士会森林部会(共催:森林部門技術士会)
・演題 地球化温暖化に伴う気候変動と将来の土砂災害予測
・講師 京都大学名誉教授、博士(農学)
4.定員
・会場内定員
100名
・ZOOM利用オンライン定員 100名
(両者とも、申込み先着順3月25日〆切)
5.参加申込
・(公社)日本技術士会 の会員
(公社)日本技術士会Webページ(技術士CPD行事申込一覧(会員))
(https://www.engineer.or.jp/kaiin/password/cpdevent/cpdeventlist.php)から申し込みを行ってください。
・森林部門技術士会会員及び非会員
森林部門技術士会Webページ(http://forest-pro.jp/)から申し込みを行ってください。
※参加に必要なID、パスコード及び参加票(JAFEE・CPD用)は、4月7日(月)頃にメール送付します。
6.CPDについて
日本技術士会CPDは2CPD時間です。
7.参加費:・(公社)日本技術士会 の会員〜500 円
・非会員 〜2,000円
「IPEJ」,「日本技術士会」,「技術士会」,「CEマーク」及び「PEマーク」は、公益社団法人日本技術士会の登録商標です。
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