衛生工学部会のホーム部会紹介衛生工学部会の紹介(加藤 豊)
加藤 豊(衛生工学部門/建築物環境衛生管理)
衛生工学部門は2018年度までは、「廃棄物管理」「水質管理」「大気管理」「建築環境」「空気調和」の5専門分野でしたが2019年度より「水質管理」「廃棄物・資源循環」「建築物環境衛生管理」の3専門分野に統合されました。
人間が快適な環境下で生活するのになくてはならない技術者集団です。
清潔な飲み水供給、あらゆるものの洗浄水、トイレ等からの排水そして処理、生活や産業で発生した廃棄物の物流、その処理や保管、快適な環境を支える空気調和、冷暖房、換気また工場等で排出する空気や廃棄物の無害化、リサイクル技術、我々が何気なく使用している携帯電話のICチップや電池の製造工程での恒温恒湿、低湿度環境スペースの構築や食品工場、医薬品製造、そして病院の無塵化、無菌化のクリーンルーム、未知のウイルスや細菌の研究施設の安全性の高い環境の気流制御を伴うバイオハザード防止施設作り、そして地球にやさしい環境のための省エネルギー、有害物質の無害化など多岐にわたる技術に精通している一団です。
私は、空気調和の専門部門で、建築設備設計施工会社にて主に産業界での半導体・精密機械・原子燃料・食品・医薬品工場、医薬品開発やウイルス等研究の高度実験研究室、実験動物舎などの環境作りを行ってきました。
その経験を基に大学での非常勤講師や専門誌のとりまとめ執筆等をさせていただき、定年と同時に法人の技術士事務所を開設、関連学協会等での委員を務めて活動しております。
幹事、部会長、理事を経験させていただき、各種の専門分野の方々との交流により、多くの事を学ばせていただいております。
衛生工学部門は、現在3専門分野ですが、専門分野毎に基本技術も、業界も違う集まりです。したがって、一つの企業・業界内では得られないことが多々あります、自分の属している分野では常識が、他分野の方々から見れば別世界です。ここから得ることは人生の中で多大な経験となり、また他の建設部門等をはじめ21分野の方々との委員会活動等を通じて得ることも大きいです。
技術士を取得することが目的でなく、技術士として多くの方々との交流し、いつまでも現役で技術研鑽ができ、社会貢献のできることが技術士会活動の基本と思っております。
技術士に受かって最初に衛生工学部会に出席をした時、偉大な方々ばかりで、恐れ多く活動を躊躇しましたが、知っている方の助言で活動をさせていただきました。今では、技術士に受かった方が活動できるような雰囲気で迎えたいと思います。技術立国日本のさらなる発展のため皆様と歩んで行きたいと思っております。
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