電気電子部会のホーム行事案内3月度,4月度講演会≪Pe-CPD≫収録動画公開のお知らせ
平素より部会活動にご理解ご支援を賜り、誠に有難うございます。
電気電子部会3月度,4月度講演会の収録動画及び講演資料を日本技術士会HPで
公開いたしましたので、お知らせいたします。
大変遅れましたことをお詫び申し上げます。
電気電子部会ではコロナ禍の対応として講師と少人数の主催者のみで講演の収録
を行い、本会HPの会員向けコーナーで公開することとしています。
この興味深く、貴重なご講演を、日本技術士会HPの「《Pe-CPD》CPD」にて、
自己研鑽の対象としていただくようお勧めいたします。
【3月講演会】
■演題:「鉄道における通信システムの最近の技術動向」
■講師:川ア邦弘氏
(公益財団法人 鉄道総合技術研究所 信号・情報技術研究部 部長)
■内容:
近未来、自動走行する自動車道の脇の鉄路を、自動運転列車が既設の地上設備
からの直接情報に依存せず、自律化走行で運行される姿が想像できますか?
無線式列車制御による移動閉塞式を用い、固定閉塞区間を気にせず短い間隔で
連なって走る列車群を思い描けますか?
この講演の最後で、鉄道総研の新しい中期研究計画RESEARCH2025から「鉄
道の将来に向けた研究開発」が紹介されています。長い時間をかけて、技術開
発が進んできた無線技術を用い、安全を確保した上で運行に係るコストを削減
し、気象や設備状態、省エネを考慮した柔軟な運航を目指し、自動運転化・自
律化に関する研究開発の方向性が語られています。
講演は、
◆鉄道通信システムの現状と将来
・鉄道通信の始まりと現状
・将来の姿と関連する研究開発事例
◆鉄道における5G活用に関する動向
・国内外の動向
・鉄道総研での取り組み
◆鉄道の将来に向けた研究開発
・鉄道の維持・発展に向けた取り組み
・列車運行の自律化
と鉄道通信システムの歴史や最新の技術動向全般について、大変興味深い内容
のお話を伺うことができました。
鉄道無線の始まりが、船舶による火花電信という事を、ご存知でしたでしょう
か?5Gへの取組み。「超高速」「超低遅延」「多数同時接続」に、期待は大き
いですが、鉄道環境における性能実力値の定量的な把握評価が課題となってい
ます。
【4月度講演会】
■演題:「内水氾濫への情報・通信技術による取り組み」
■講師:小林亘氏
(東京電機大学 総合研究所 教授、レジリエントスマートシティ研究所 所長)
■内容:
切れ目なく降り注ぐ豪雨、氾濫する河川、地球温暖化の影響を受けて、自然災害
の猛威が、近年我が国土に襲いかかっています。皆さんは、川の水が堤防を越え
てあふれ出す洪水(外水氾濫)と河川が大雨の増水時に中小河川(支川)で、
本川に雨水を流すことができずに地表に水があふれ出る洪水(内水氾濫)の2つ
の氾濫があることをご存知ですか?
そして、全国の洪水被害額(10年合計 約2.4兆円)の内訳では、外水氾濫54%
内水氾濫46%。東京都の洪水被害額(10年合計 約1,250億円)の内訳が、外水
氾濫20% 内水氾濫80%となっていることをご存知ですか?
堤防の決壊なしに忍び寄る恐ろしい内水氾濫。全国の統一河川情報システムの構
築にご尽力された講師が、内水氾濫に対して土木分野から情報通信技術分野まで
の幅広い範囲で、内水氾濫の具体的な実態や全体像を示しながら、どのように実
データのセンサリングや情報収集システムの構築を行ったのかを、ご自身が手掛
けた実例を上げながら分かりやすく講演してくださいました。
講演は、次の章立てで行われました。
◆洪水と内水氾濫
◆内水氾濫の対策と課題
◆情報・通信技術による対応策(情報の利用)
◆オープンデータの提案
我々が知らなければならない危険、備えるべき知恵、対応方法(浸水を防ぐ、早
めに逃げる等)、さらに情報収集の重要性・扱い方について、広く・深く、時間
と空間を紡ぎながら進み新たな知見を示してくれます。
●収録動画
日本技術士会HP≪Pe-CPD≫で公開中です。下記リンクをご覧下さい。
https://www.engineer.or.jp/kaiin/password/cpd/pecpd001.php
※会員ID、パスワードが必要です。
●講演資料PDFデータ
講演資料PDFデータを日本技術士会 電気電子部会HPで公開しています。
下記リンクをご覧下さい。
https://www.engineer.or.jp/members/c_dpt/elect/topics/007/007292.html
https://www.engineer.or.jp/members/c_dpt/elect/topics/007/007292.html
※会員ID、パスワードが必要です。
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