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行事案内
【例会案内】2025年12月例会(農業部会・生物工学部会 合同講演会)
日時:2025年12月13日(土)(講演会)14:00〜17:00 (情報交換会) 17:00~18:00(幹事会 12:00〜13:30)
場所:機械振興会館 6階 6-66およびオンライン(Teams)によるハイブリッド開催
対象:日本技術士会 正会員・準会員
会費:日本技術士会 正会員・準会員1,000円(新CPD行事参加申込サイトにて一括支払い)
プログラム:
講演[1] 浅井 元朗氏(国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 植物防疫研究部門 雑草防除グループ長、技術士(農業部門))
「雑草の診断と対策の基礎」
[講演要旨]
農作物の安定生産および緑地の維持において雑草の適切な管理が必須である。かつては栽培植物以外の野生植物も幅広く生物資源として利用されていたが、産業構造の変容に伴いそれらの多くは駆除すべき雑草となっている。また物流の発展により、多くの外来雑草が日本に侵入・定着し、新たな問題を生じている。雑草の種類は多様であり、農地の土地利用体系に応じて問題となる雑草は異なる。適切な管理対策を立案するためには、雑草を早期に識別し、その生態と土地利用体系との関係を把握する必要がある。雑草の診断、処方の基礎として、雑草の識別とその分類群・生活史特性による類別化、土地管理体系の問診技法について概説する。あわせて、植物防疫における雑草の位置づけと今後の展望について述べる。
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講演[2] 五十君 静信氏(学校法人東京農業大学食品安全研究センター長/総合研究所教授、食品安全研究センター)
「東京農大FSRCの概要と国内の食品安全に関わるトピックス」
[講演要旨]
2022年4月に活動を開始した学校法人東京農業大学食品安全研究センター(FSRC:Food Safety Research Center)は、人類にとって最も重要な課題のひとつである“食の安全と安心”に関して、積極的な活動を行う学校法人東京農業大学の新たなる組織である。FSRCは、食品の安全確保と食の安心の啓発により、持続可能な社会の構築に貢献することを目的としており、食品安全に関わる情報発信に加え、研究活動、教育と啓発、リスクコミュニケーション、コンサルティング等を行っている。設立時6つの柱を明確に示した。講演前半では、FSRCの掲げる“食品そのものの安全”、“危害要因制御”、“新開発食品の安全確保”、“産官学連携”、“食の安心”、“研究と教育・啓発”という6つの柱について解説する。FSRCは、産官学連携を柱としており、特に食品事業者が現場で抱える課題解決を支えるため、2024年に産学連携のFSRC研究会を開始した。FSRC研究会は、FSRCの活動に賛同いただいた食品関連企業、団体が加入し、現在約60の組織が参加している。
講演後半では、国内の食品安全に関わるトピックスとして、“細胞培養食品の安全性に関する動向”と“消費・賞味期限設定のガイドライン”について、研究データを紹介しながらそれぞれの課題や今後求められる情報などについて整理する。
講演終了後に会場にて情報交換会を開催
参加申込締切:2025年12月5日(金)(締切厳守)
部会員:日本技術士会ホームページ・CPD行事参加申込サイトよりお申し込みください(会員パスワードが必要です)。
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