生物工学部会のホーム行事案内
【例会案内】2025年2月例会
日時:2025年2月8日(土)(講演会等)14:00〜17:00 (幹事会 12:00〜13:30)
場所:機械振興会館6-67会議室及びオンライン(Teams)によるハイブリッド開催
・会場:機械振興会館6-67会議室(東京都港区芝公園3-5-8)
対象:日本技術士会 正会員・準会員
会費:日本技術士会 正会員・準会員:1,000円(新CPD行事参加申込サイトにて一括支払い)
テーマ:食品分野の課題解決に向けた技術士としての取り組み
プログラム:
(1) 開会挨拶(部会長)14:00〜14:05(5分)
(2) 講演1:藤井 幹夫 会員(藤井技術士事務所 代表)14:05〜14:55
(講演45分、質疑5分)
演題名:機能性表示食品のリスク管理と食品技術士センターでの取り組み
要旨:
2024年に甚大な健康被害を巻き起こした紅麹問題は7月に小林製薬から公表された事実検証委員会総括と、9月に行政が取りまとめた食品表示基準の一部改正の施行をもって一区切りとなった。しかしこの業界が抱える課題はまだまだ根が深いと思われる。演者が所属する食品技術士センターでは昨年秋に会員有志による機能性表示食品の制度に関する検討会を立ち上げ、同制度の抱える課題の抽出と各界に向けた意見の取りまとめを行っている。また、本年1月には消費者庁の保健表示室長にもご登壇頂いてパネルディスカッションを行う予定であり、その内容も含めて我々技術者が機能性表示食品に対して取り組んで行くべき方向性について提案したい。
14:55〜15:00 (休憩5分)
(3) 講演2:永井 幸枝 会員(東京海洋大学学術研究院 准教授)15:00〜15:50
(講演45分、質疑5分)
演題名:機能性糖類・糖質開発の歴史と現状
要旨:
食品に使用される基本の甘味物質は砂糖(ショ糖)である。人類は紀元前からサトウキビを栽培し砂糖を得ていたが、日本人の砂糖とのかかわりは奈良時代からであり、和三盆や黒糖など独自の進化を遂げてきた。日本では、戦後の食糧不足により異性化糖、各種甘味料の開発が行われた。また、戦後の経済成長に伴う所得の向上や生活情勢の変化により、虫歯及び肥満といった非感染性疾患(WHOのいうNCDs、生活習慣病)が増加し、1980年代にはう蝕予防・血糖値上昇抑制・整腸効果に関する機能性糖類・糖質が盛んに開発されるようになった。しかし、2000年以降、新たな機能性糖類・糖質の開発は下火になり、近年では、新たな糖質開発よりも既存素材の新たな生理機能の研究、利用研究が主に行われている。スポーツ栄養、認知機能などがその例である。これら糖質・糖類の製造法及び機能、その変遷について紹介する。
15:50〜16:00(入替/休憩10分)
(4) パネルディスカッション 16:00〜16:45
パネラー:久保 康弘 会員、藤井 幹夫 会員、永井 幸枝 会員、東田 英毅 会員
テーマ: 食品分野の課題解決に向けた技術士としての取り組み
(5) 閉会挨拶(理事)16:50〜16:55
*例会終了後、機械振興会館6-67会議室で情報交歓会を開催します。(参加費:500円)
16:55〜18:05 会場設営10分、飲食45分、片付け15分
参加申込締切:2025年1月31日(金)(締切厳守)
部会員:技術士会ホームページ・新CPD行事参加申込サイトよりお申込みください(会員パスワードが必要です)。
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