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生物工学部会

【例会案内】2023年8月例会 2023年技術士第二次試験新合格者顔合わせ会

日時:2023年8月26日(土)(講演会等)14:00〜17:00 、(情報交換会)17:00〜18:00、(幹事会 12:00〜13:30)
場所:機械振興会館6階会議室6-66(東京都港区芝公園3-5-8)とオンライン(Teams)によるハイブリッド開催
対象:日本技術士会 正会員・準会員、2023年技術士第二次試験新合格者
会費:日本技術士会 正会員・準会員:1,000円(新CPD行事参加申込サイトにて一括支払い)、新合格者:500円
情報交換会参加費(機械振興会館参加者):公益社団法人日本技術士会・正会員・準会員:500円、新合格者:無料

プログラム:
 (1) 日本技術士会・生物工学部会の案内
 (2) 技術士登録についてのガイダンス
 (3) 講演: 西園 啓文 氏(金沢医科大学総合医学研究所 講師、技術士(生物工学部門))
演題名:「ゲノム編集を用いた基礎・応用研究と技術士」
講演要旨:
 この10年間における生物工学領域での最も大きな変化の一つは、ゲノム編集技術の発展であると言えるのではないでしょうか。生命の遺伝情報の集合体であるゲノムを任意の「狙った位置」で切断し、その後の修復プロセスを利用することで、欠損や挿入、塩基置換などの「編集」を行うゲノム編集技術は、すでに基礎研究だけでなく、遺伝子治療や食品開発、ウイルスなど微生物の検出技術などなど多岐にわたる応用研究にも利用されています。
 最初の広い生物種に利用可能なゲノム編集技術であるZFN(Zinc Finger Nuclease)が1996年に報告されていることを考えると、ゲノム編集技術自体はそれほど新しいものではないようにも感じるかもしれませんが、現在、最も広く使われているCRISPR-Cas(clustered regularly interspaced short palindromic repeats-CRISPR associated proteins)システムの利用法が2012年に報告されて以降から今日までのたった10年余りでの爆発的なスピードでの応用展開されたことは皆さんもご存じの通りだと思います。
 さて、私がはじめてCRISPR-Cas9を使った遺伝子改変動物を作製したのは2017年のことでしたが、2013年5月にはすでにCRISPR-Cas9を用いた遺伝子改変マウス作製が報告されていましたので、実に4年遅れでの導入となりました。このように私たちのグループは世界的にみれば後発組になるのですが、研究領域の発展とともに、実務としてゲノム編集技術を常に扱ってきましたので、今回の講演ではゲノム編集、特にゲノム編集を使った遺伝子改変動物の作製についての現状や私たちの今後の展望などをお話したいと思います。
 また、私は金沢医科大学で研究室を主宰しており、そこでは現在深刻な状況である少子化問題について、上記のゲノム編集技術や体外受精や顕微授精などの生殖補助医療技術の革新をもって解決を目指すという研究を行っています。特に、哺乳類における本来の受精および初期発生の場であり、様々な機能を有している卵管液に着目して、その構成成分の機能解析や生殖補助医療への応用研究を実施していますので、これらも併せて紹介したいと思います。

 (4) 新合格者及び出席技術士の自己紹介
 (5) 情報交換会(18:00頃 終了予定)

参加申込締切:2023年8月18日(金)(締切厳守)
新合格者:本ページより「申込・自己紹介フォーム」をダウンロードいただき、出欠、出席会場(オンライン、機械振興会館)、氏名、勤務先、出身/在学校、連絡先、専門事項、自己紹介を、以下のメールアドレスまでご連絡下さい。
部会長 東田 英毅 htohdaΣgmail.com
(メールアドレスの狽@に変えて送信して下さい。)
部会員:技術士会ホームページ・新CPD行事参加申込サイトよりお申し込みください(会員パスワードが必要です)。

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