ナビゲーションを飛ばしてコンテンツへ
  • 生物工学部会のホーム
  • 地域本部・県支部・部会・委員会
  • 公益社団法人日本技術士会
  • RSSについて
生物工学部会

【講座案内】シリコンバイオテクノロジーと応用展開

東田 英毅会員より講演会「シリコンバイオテクノロジーと応用展開」のご案内です。

JBA“未来へのバイオ技術”勉強会 月例会
「バイオ素材百花繚乱5:シリコンバイオテクノロジーと応用展開」〈東京〉

日程:2014年4月21日(月) 14:00-16:50
会場:(一財)バイオインダストリー協会(東京都中央区)
費用:JBA法人会員:無料 ※生物工学部会員は無料で参加できます。
   JBA個人会員(対象:JBA法人会員でない企業(事業者)に所属の個人会員):5,000円(税込)
   非会員:10,000円(税込)
主催:(一財)バイオインダストリー協会
URL: https://ssl.alpha-prm.jp/jba.or.jp/pc/activitie/tip_biotechnology/guidance/001309.html

内容:

ケイ素は地球上で最も豊富に存在する元素のひとつである。生物の中には骨格や殻の成分として利用しているものもあるが、生物とケイ素の関係には解き明かされていない点が多い。ケイ素と酸素の化合物であるシリカは工業材料として重要であるため、生物によって形成されたシリカも、その形成機構や性状に注目が集まっている。そこで「“未来へのバイオ技術”勉強会」シリーズ「バイオ素材百花繚乱」では、すぐれたバイオ素材としてのシリカに着目し、生物による集積や利用、さらには工業的な素材開発、商品開発へのブレイクスルーについて、とりあげたい。

プログラム

14:00〜14:10 オープニング
オーガナイザー:東田 英毅氏(新資源生物変換研究会幹事、旭硝子(株)技術企画室、生物工学部会幹事)
協力:JBA新資源生物変換研究会

14:10〜15:00
「シリカ誘導性タンパク質の発現解析とその利用に向けた取り組み」
藤野 泰寛氏(九州大学基幹教育院 教育実践部 自然科学部門 助教)
熱水湧出域のシリカ沈殿物形成には、好熱性微生物の関与が推測されている。演者らは、地熱発電所設備に沈着したシリカ沈殿物よりThermus属細菌を単離し、シリカとの相互作用について研究を行っている。講演では、過飽和シリカ存在下で産生されるシリカ誘導性タンパク質と発現メカニズム、更には本転写制御機構を利用した異種タンパク質発現システムの構築の取り組みについてご紹介いただく。

15:00〜15:50
「Bacillus属細菌のシリコンバイオサイエンスと融合テクノロジー」
黒田 章夫氏( 広島大学大学院 先端物質科学研究科 分子生命機能科学専攻 教授)

演者らは、Bacillus属細菌の内生胞子のシリカ形成について研究を行っている。講演では、発見したシリカ形成タンパク質や結合ペプチド(Si-tagと命名)を使ったタンパク質の精製や半導体材料との融合、シリコン系材料の可視化(アスベストの可視化)、多孔質シリカ粒子上への酵素集積などの応用可能性も含めて、幅広くご紹介いただく。

16:00〜16:50
「稲が作る再生可能な籾殻シリカの応用展開」
奥谷 猛氏(籾殻研究センター センター長)
ケイ酸植物の一つである稲はシリカを多く生体内に蓄積し、籾殻には20重量パーセントものシリカが含まれている。この籾殻シリカは、ケイ石,ケイ砂などの鉱物質のシリカとはその性状が大きく異なっている。講演では、この籾殻シリカの性状とこの特異なシリカの工業的利用についてご紹介いただく。

17:00〜18:00
交流会

関連ページ

このページのお問い合わせ:生物工学部会

ページトップへ