※参加者の平熱確認、マスク着用、随時消毒の協力を得て、見学会を実施
テーマ:「埼玉県北部の3箇所の施設を視察」
(1)朝日アグリア(株)関東工場(神川町)
内容:本工場は、原料から独自に開発した粒状有機肥料を中心に最新鋭の設備で高品質なさまざまな製品を生産。
(2)六堰頭首工管理事務所(深谷市)
内容:本頭首工は、関東農政局大里農地防災事業により整備され、熊谷市、行田市等の農地(約4千ha)に農業用水を供給。埼玉県が管理。
(3)埼玉県農業技術研究センター(酪農担当、養豚・養鶏担当)(熊谷市)
内容:両担当は、牛、豚、鶏の飼養管理方法や繁殖技術の開発とブランド畜産物であるタマシャモや彩の国黒豚の供給と改良等を研究。
≪参加者≫
20名 関東地域(群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県)と長野県、大阪府から、農業部会会員15名のほか、経営工学、上下水道、情報工学、電子電機、化学部門から各1名が参加
※参加者のコロナワクチン2回接種証明書コピー等コロナ感染防止対策の協力を得て、見学会を実施
テーマ:「群馬県下の3箇所の施設を視察」
(1)群馬県農業技術センター中山間地園芸研究センター (沼田市)
内容:リンゴ生産が盛んな利根沼田地域の園芸産地発展のため、リンゴ、ブルーべリー、ミョウガ等の新品種育成、安定生産技術の確立と普及
(2)川場村役場 (川場村)
内容:昭和56年に締結した世田谷区との相互協力協定に始まる都市農村交流の先駆者
(3)株式会社 野菜くらぶ (昭和村)
内容:経営規模415ha生産者数74名で構成する大規模野菜生産法人、全国展開するリレー栽培、土づくり、人づくり等農村地域振興にも活躍
≪参加者≫
25名 北海道、東北(福島県)、関東(東京都と6県)と関西(大阪府)の地域から、農業部会会員を中心として、化学、応用理学の部門の方々も参加
※コロナ禍のため見学会を中止
※コロナ禍のため見学会を中止
テーマ:「山梨県下3箇所の施設の視察」
(1)アグリビジョン株式会社
内容:(株)サラダボウルのグループ会社、太陽光や先端技術を利用した大規模園芸施設運営等
(2)高根クラインガルテン
内容:都市交流型市民農園
(3)山梨県産業技術センター ワインセンター
内容:ワインの醸造や管理などワイン業界の振興に役立つ試験研究
≪参加者≫
29名 農業部会会員のほか、建設、機械、電気電子、経営工学、情報工学などの他部門の方も参加
テーマ:「茨城県下3箇所の施設の視察」
(1)公益財団法人 農民教育協会 鯉淵学園農業栄養専門学校
内容:農業教育の実践と成果、課題等
(2)国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター
内容:世界の食料・環境問題の現状と開発途上国における農林水産業に関する技術向上のための試験研究
(3)農業生産法人 有限会社 ソメノグリーンファーム
内容:大規模土地利用型農業経営者の観点からの日本農業と経営課題
≪参加者≫
30名 農業部会会員のほか、建設、電気電子などの部門の方も参加
テーマ:「千葉県下3箇所の施設の視察」
(1)鋸南町
鳥獣害対策・都市住民交流施策等の地方自治体の取組
(2)須藤牧場
酪農経営者の6次産業化の取組
(3)嶺岡乳牛研究所
千葉県試験機関の乳用牛研究の取組
≪参加者≫
30名 農業部会会員のほか、建設、環境、経営工学などの部門の方も参加
テーマ:「神奈川県下3箇所の施設の視察」
(1)横浜市北部農政事務所
横浜市農業(都市農業の紹介)及び仲町台駅周辺の農地視察
(2)泉橋酒造
酒造会社の農業の取組
(3)井出トマト農園
都市部の施設園芸の取組
テーマ:「栃木県下3箇所の施設の視察」
(1)カゴメ(株)那須工場
飲料製品製造ライン視察・品種づくり
(2)(国立研究開発法人)農業・食品産業技術総合研究機構畜産草地研究所(那須研究拠点)
不耕起播種機実演等
(3)那須野が原博物館(農業生産法人(株)ジーワン)
一般企業社員からの農業参入のモデル
テーマ:「埼玉県下3箇所の施設の視察」
(1)三島食品(株)関東工場(坂戸市)
学校給食、その他の食品具材のレトルト加工に係る農産物の調理加工ー殺菌ー包装等レトルト処理加工の一貫作業、及びふりかけ包装工程等の視察
(2)(独)農業・食品産業技術総合研究機構 生研センター 農業機械研究所(さいたま市)
最新の農業機械の現状、昔の農機具を展示した資料館の視察及び研究所の業務説明等
(3)さいたま市大宮盆栽美術館(さいたま市)
テーマ:「群馬県下の3か所の施設の視察」
見学地:群馬県下
(1)ヨコオディリーフーズ(株)(甘楽郡甘楽町)
※群馬県特産のこんにゃく加工工場、こんにゃく博物館
(2)群馬県農業技術センター(伊勢崎市)
※県立農業試験場における農業技術開発の現状等視察
(3)JA高崎ハム(株)(高崎市)
※衛生管理システム等を含めて畜産物加工工場を視察
テーマ:「山梨県農業の再生可能エネルギー開発・果樹農業振興への取り組み」
見学地:山梨県下(甲州市他)
(1)山梨県果樹試験場
(2)一般社団法人日本植物防疫協会 山梨試験場
(3)太陽光発電施設「笛吹川地区」
(4)農業生産法人「四季彩」
(5)マンズワイン山梨工場
テーマ:「東日本大震災の被害状況と復興に向けた試験研究機関の取組」
見学地:茨城県つくば市
(1)(独)農業環境技術研究所
(2)(独)農研機構 農村工学研究所
(3)(独)中央農業総合研究センタ
(4)食と農の科学館(アグリカルチャーリサーチセンター)
テーマ:「都市近郊における環境に配慮した営農及び食品リサイクル推進のための技術開発状況」
見学地:神奈川県
(1)神奈川県農業技術センター 農業環境研究部(平塚市)
(2)神奈川県農業技術センター 畜産技術研究所(海老名市)
(3)小田急フードエコロジーセンター(相模原市)
テーマ:「大区画整理利用農業、自然循環型農業の先駆的取り組み」
見学地:千葉県 佐倉市、香取市
(1)印旛沼土地改良区と圃場・・・主食用米の計画生産の制約下での飼料用稲の生産
(2)農事組合法人「和郷園」・・・カット野菜工場、バイオマス−プラント等の見学
テーマ:「都市農業をサポートする公的機関と生産者の取り組み」
見学地:東京都
(1)東京都農林水産振興財団 青梅畜産センター 銘柄黒豚”トウキョウX”の種畜生産等について
(2)生産者ほ場、農産物直売所
テーマ:「とちぎ農業の先端開発研究・有機資源リサイクル施設の動向」
見学地:栃木県
(1)栃木県農業試験場・・・”いちご”に関する研究開発状況
(2)茂木町有機物リサイクルセンター〈美登里館〉
(3)栃木県農業試験場 栃木分場
テーマ:「循環型社会を展望した畜産環境保全の技術開発と流域管理に係るパートナーシップの推進」
見学地:茨城県つくば市、土浦市、霞ヶ浦市
(1)(独)農業・食品技術総合研究機構 畜産草地研究所(つくば市)
環境保全技術に係る現在実施中の研究について見学した。
当研究所(筑波地区)で行なわれている研究領域は、家畜の育種繁殖、生理栄養、食肉特性等の品質開発など、多面にわたっている。今回は、家畜ふん尿の資源循環等環境保全型畜産に関する実施中の課題について、その研究プラントの設置箇所で、担当の研究者から説明をしていただいた。
[1] 嫌気性と好気性の二段階処理式畜産汚水浄化システムの開発
次の4つの部分で処理システムを構成している。
I 沈みやすい有機物と結晶化させたリンを沈殿させて取り除 く前処理槽
II メタン細菌が活躍して汚れをメタンガスに変える嫌気槽
III 好気性微生物が活躍してさらに水を浄化する好気槽
VI 最後に残った窒素分を除去する脱窒槽
実証試験を基に、豚1万頭飼育規模レベルの施設設計・維持管理暫定指針を平成16年10月に作成した。
[2] 結晶化反応を用いた豚舎汚水中のリンの除去・回収技術
肥料としてのリンは輸入リン鉱石にほとんどを依存しているが、その資源の枯渇化がいわれている。他方豚舎汚水中のリンは、国内で年間約1万トン排出されている。
リンの結晶化反応(リン酸マグネシウムアンモニウム反応)を利用して、こうした汚水中の水溶性リンを不溶化・除去するとともに、回収する技術の確立・実用化の必要性が高まってきている。
そこで、簡便な方法として、曝気することで汚水中の炭酸ガスを追い出し、pHを上昇させ、リン酸の結晶化反応を進行させることの実証試験に取り組んでいる。
(2)筑波ハム株式会社(つくば市)
当社のハム製造に係る起業と現況についてお聞きし、昼食をとった後、ハム等の製造施設を見学した。以前はここで養豚農家をしていたオーナーから、当社のハム製造に係る起業とその後の経緯について、話をしていただいた。
一口にいえば、いわゆる添加物はいっさい使わない、手造りのこだわり製品を造り続けていくことをモットーとしている。また、大事なことは原料豚の生産で委託をしているが、系統とともに与えるエサに工夫と注意とを払って品質保持に努めているとのこと。
当日の作業を終えていたが、製造工場(施設設備)については、極めて小規模かつシンプルであり、まさに手造りをしている状況がうかがわれた
(3)茨城県霞ヶ浦市環境センター(土浦市)
研究施設と開かれた展示施設を見学した。
当センターは、平成7年に開催された第6回世界湖沼会議を契機に設置が提唱され、多くの検討を経て同17年4月に開館に至った。
最新の研究機能及び展示設備を有し、霞ヶ浦をはじめとする茨城県内の湖沼、河川の水環境や大気環境などの保全に関わる、「調査研究・技術開発」、「環境学習」、「市民活動との連携・支援」、「情報・交流」の4つの機能を、市民、研究者、企業、行政の4者のパートナーシップのもとに効果的に発揮していくことを目指している。
本見学会では、最初に概要説明をお聞きした後、研究施設エリアと展示施設エリアとを見学した。
研究施設エリアでは、センター職員から最新の研究設備や研究動向などの解説をしていただいた。また、展示施設エリアでは、センターボランティア及びフロアアテンダントから霞ヶ浦についての知識、同センターの機能の一つ「市民活動との連携・支援」の成果についての解説をしていただいた。
「IPEJ」,「日本技術士会」,「技術士会」,「CEマーク」及び「PEマーク」は、公益社団法人日本技術士会の登録商標です。
公益社団法人 日本技術士会 / Copyright IPEJ. All Rights Reserved.