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社会委員会

「東日本大震災」での会員によるボランティア活動の事例

Webアンケートに寄せられた会員によるボランティア活動事例

平成23年5月16日まで
番号 部門 会員種別 社会貢献内容
1 建設 準会員 私の住んでいる東京多摩地区で義援金を集めました。また「おむつ」「テッシュ」などの特に必要な物資を市民の方々のご支援により集め、福島県の自治体に職場の同僚に運んでもらいました。引き続き、直接現地に出向くことは依然として、早々と考えていることから、後方支援という形を取らせていただきました。なお必要となれば、現地に出向くことも考えています。
2 経営工学
総合技術監理
会員 ものづくり産業が被災してサプライチェーンが回らず、東北に限らず世界的に影響している現状を鑑み、自身が発行するメールマガジン「ものづくり工学を考える」およびFaceBook上で下記のボランティアコンサルティングを提案した。 「震災後すぐに赤十字他を通じ分相応な義援金を提供しましたが、何か自分 ならではの支援ができないかと考えていました。 思い付きですが、もし条件が合えば被災したものづくり企業の復興に役立 つコンサルティングを無料(交通費も)で提供しようと思っています。 条件とは
1.震災で大きな被害を受けて非常に困っている、2.困難の原因 が次のいずれか:(1)設定条件が出ない、不良が多い、(2)代替品の評価が 難しい、(3)課題解決のアイデアが出ない、(4)開発テーマが決まらない。
ものづくり工学は汎用技術ですので、電気、機械、材料、化学、食品など の製品ジャンルは問いません。 該当する企業の方、あるいはそれを御存じの方はご連絡下さい。 日程は今後6カ月以内の当方の空いている日で調整させていただきます。」 現状全く要求が届いていないのは、メールマガジンの発行部数が少なく、必要な組織に届いていないものと考えられる。今後地元商工会などと連絡を取りたいが、技術士会に音頭を取ってもらうべきだったかもしれない。中小企業診断士会には組織的に依頼が来ているらしい。
3 機械 名誉会員 地震で亡くなられた方が一番大変な事になった思います。しかし、亡くなった方々には私たちは何もする事が出来ません。何人かの方がと相談して次の事を実施することにいたしました。
≪地震で孤児になった子供さんが大人になるまでの教育費の援助をする≫ということです。 私、個人としてできる範囲として、【一人に月10万円×12か月×10年】×10人位 (総予算:1.2億円)ならできるかと思っております。 具体的に誰かという点に関しては、知人に推薦をお願いして、選択したいとおもっております。 社会貢献委員会の皆様のアドバイスも是非お願いしたいと願っております。
4 建設 会員 東京ビッグサイトに来られた、福島原発被災者対象の生活相談会に相談員として参加。 罹災証明書に関する相談が有るかなと思ったが、当座の生活環境を整えるのに忙しく、 肝心の罹災証明の相談は無かった。 企業内技術士で会社業務が優先となるが、許される範囲内で相談会参加など、 建設関連の支援していく。
5 機械 会員 被災した地域の小学校及び中学校や団体を対象に、心へのケアを目的として花を届けるプロジェクトを知人有志と立ち上げ活動している。 プロジェクト名は「ココハナproject」。サイトURLは http://koko-hana.com/ 本活動は深刻な被害を受けたものの、あまりクローズアップされていない地域(千葉県や茨城県沿岸部、利根川流域)を支援の対象と捉えている。これらの地域は比較的物資輸送面の復旧が早いため、他の被災地域よりもいち早く復興へ向けた動きが見られることから、物資よりも精神面への支援がより重要な段階にあると考えている。また、届ける花も可能な限り被災地域の花卉事業者から調達することで事業再生への足がかりとしてもらうことも狙っている。 初回の取り組みとして、千葉県旭市の飯岡地区の3小中学校へ始業式・入学式のタイミングに併せて各20鉢、計60鉢のお花を届けさせて頂いた。受け取った学校からは大変喜んで頂き、お礼状などを頂いた。 5月6日現在、第2回の取り組みとして、千葉県香取市の団体へお花提供を行なうべく花卉調達及び寄付金募集の活動を行なっている。活動の期間は年内一杯を目途としているが、継続的な活動としてNPOなどの組織へ移管することも視野に入れている。
6 経営工学 会員 以下は、登録グループ「技術士包装物流グループ」としての取組みです
1)義援金の拠出 拠出金額:5万円 拠出時期 H23年3月18日拠出機関:NHK文化事業団
2)プロジェクトチーム「大災害に対応するロジスティクス」立ち上げ 目的:上記の観点で「提言書」の取りまとめを行う   目標時期:本年内
7 情報工学
総合技術監理
会員 母校の学生サークル(早大YMCA)のOB会に呼びかけ義捐金の募金活動を行う一方、学生会員を督励して(5月5日現在)七次にわたり学生ボランティア隊を被災地に派遣した。五月連休中の第七次隊には医師(内科医・皮膚科医)および介護師を誘って自ら参加し、岩手県大槌町浪板にて、瓦礫撤去・炊出しに加え個別往診(診療・介護・指圧・散髪など)を行った。往路、栃木県那須塩原市で被災農家の農作業を手伝った。
8 建設
上下水道
会員 4/29から5/5まで東日本大震災の被災地である宮城県岩沼市と南三陸町でボランティア活動しておりました。当初は、神戸市社会福祉協議会が行っているバスによる団体ボランティアで現地入りしようと思っていたのですが、募集開始から30分で定員が埋まり断念しました。 それでは単独でいこうと4/29、新幹線と電車、徒歩で宮城県岩沼市のVCに到着しました。VCとは各被災地で設置された組織で、被災者からの要請を受け、ボランティアの登録・派遣等を行っている言わばボランティアの地域拠点です。
岩沼市VCは、他のVCが県外ボランティアはダメとか団体ボランティアのみ受付とかの制約がなく、だれでも受け付けてくれるめずらしいセンターでした。また、センターの横には広い公園があり、テントも張ることができ、公園にはトイレがあるなど大変恵まれた環境でした。
私は、4/29と4/30の2日間、この岩沼でボランティア活動を行いました。主な作業は、津波被害で床上浸水したお宅の床下の泥出しと石灰巻きや、津波により畑の上にヘドロが溜まっているのでそれの除去作業でした。 4/30、広島からボランティアとして来ていた山田氏と知り合い、意気投合し、2人で南三陸町で活動しようということになりました。南三陸町は、まち自体が壊滅状態となっており、鉄道、バスはもちろんのこと、水道、電気すべて津波でなくなっており、ボランティアは自分で持ってきた車に泊まることが前提で、もちろん食事、水の確保は自分でしなければなりません。 山田さんも私も電車での移動組であったので、もともと南三陸町での活動は無理だとあきらめていたのですが、2人でレンタカーを借りて現地入りすることになりました。 早速4/30に岩沼の活動を終えた後、内陸に移動し、新幹線で古川という駅まで行き、レンタカーを借りて、南三陸町に向かいました。
そして夜10時ごろ、暗闇の南三陸町に入るわけですが、町に入って体が凍りつきました。街が廃墟になっておりました。テレビで断片的な映像や話では聞いていたのですが、やはり実際に見るのとでは大きな違いがあり、2人とも言葉がありませんでした。あの状況は、行った人間でないと分からないものであり、言葉や映像では伝えられません。
5/1〜5/5までの5日間、南三陸町で活動しました。宿泊は山田さんとレンタカーでした。 南三陸町のVCはベイサイドアリーナという施設の敷地内に設置されており、敷地内には避難所、遺体安置所、自衛隊の基地が併設されておりました。 5/1〜5/5までの5日間、南三陸町で活動しましたが、主な活動は、全国からの支援物資の仕分け、病院内の瓦礫撤去とカルテ探し、家屋からの家財道具搬出、墓地の瓦礫除去と清掃、泥まみれになったアルバムの洗浄などです。
5/5の夜、岩沼市、南三陸町の7日間の作業を追え、私たちはぞれぞれの家に帰りました。 密度の濃い7日間の活動を終え、元の生活に戻れるか少し不安でしたが、5/6には普通にスーツを着て出勤し、仕事をすることができました。それほど私の生活の中で、この7日間は1瞬の出来事なのです。それに対して今も避難所や車の中で生活されている方々は、もう2ヶ月近くも、私とは比較にならないほど苦しい思いをされています。政府や自治体には、一刻も早く仮設住宅を整備して頂き、被災者が少しでも良い環境で生活ができるようになることを祈ります。 そして私は、今回の活動中、曲がった線路や、転倒した擁壁、崩壊した防潮堤、破壊された水門など、土木構造物がことごとく破壊された状況を目の当たりにしました。 土木技術者の1人として、今回の活動を今後の業務に活かしていきたいと思います。 【詳細が必要な場合、写真入りのデータを作成してお送り致します。】 以上

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