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海外活動支援委員会

第12回フォードンの会議事録

第12回日越技術経済発展研究会(フォードンの会)議事録

日 時:令和元年6月1日(土)
    午前10:00〜12:00
場 所:機械振興会館2階211会議室
出席者:松井武久、森山浩光、坂本文夫、大坪利行、福島晴夫、辻井健、武藤功二、
野田幸夫、竹田健、グエン グアン ラプ、ファン スァン フン、ラン ウイン、レティ キュー アン、リー ロング 計14名

1. 開催の挨拶
日越技術経済発展研究会開催について、海外活動支援委員会委員長の松井氏から日越技術経済発展研究会開催の挨拶があった。

2. 講演
講演に先立ち、新たに参加した人もいるので、左回りにそれぞれが自己紹介を行った。
(1) ベトナムにおける技術士の活躍の場 ―2019年最新事情―
講師:ベトナム小委員長 坂本文夫
2019年2月〜3月におけるベトナム出張について、パワーポイントを用いて
   下記のとおり説明した。
   ◇2月23日(土) 成田9:30出発 HCM空港 14:00到着
   ◇2月24日(日)Van Hien大学 講演のための事前打ち合わせ
   ◇2月25日(月) Van Hien大学において講演を実施 森山技術士が英語で講義を行い、Viet 教授がベトナム語で通訳を行った。参加人員は約80名。13:20 JICAとJETROを2手に分かれて訪問した。夜ダナン市に移動
  ◇2月26日(火)ダナン市人民委員会訪問、ダナン大学訪問、ダナン技術教育大学訪問、12:00〜クワンガイ省に車で移動、15:00クワンガイ省人民委員会訪問、ここでは人民委員会とマスコミが待ち構える中で歓迎をうけ、直ちに日本技術士会とクワンガイ省との間で話し合いが行われた。その時の様子を伝えた新聞の資料を出席者に配布して商況を説明した。
   ◇2月27日(水)クワンガアイ省工業団地視察
   [1]DOOSAN(韓国系企業)の工場視察
   [2]VSIP(シンガポールの投資会社)工業団地を整備し外国企業の進出を受け入れている企業を視察。
   [3]現地企業の木材チップ工場視察
   ◇2月28日(木)ダナン技術教育大学において講演会を実施。
   ◇3月1日(金)ダナンからフエに移動
   ◇3月2日(土)フエ農林大学訪問 訪問したのは土曜日であったが、大学ではそれぞれの教室に分かれ、多くの学生が熱心に授業を受けていた。
   ◇3月3日(日)フエからハノイに移動
   ◇3月4日(月)ハノイ投資企画庁、農業省、農業研究所訪問
   ◇3月5日(火)JICAハノイ事務所、ハノイ建設大学、日越大学院訪問
    10:30〜JICAハノイ事務所訪問、ハノイ建設大学では埼玉大学の研究生二人が建設廃材処理の研究を行っていた。坂本と森山は日越大学を訪問の時間が迫っているので途中退席し、日越大学院に向かった。日越大学院では、Binh講師の案内で米田チーフアドバイザーと今後の打合せを行った。近い将来ベトナムに来る場合、日越大学院で講演を行うことを要請された。
   ◇3月6日(水)8:00〜ヴァビイ研究所
   ◇3月7日(木)ハノイ0:20発 成田7:00着
   ◇今回の出張で決まったこと
   ・Van Hien大学の窓口      Ho Cao Viet教授
   ・ダナン技術教育大学の窓口   Pham Ngoc Duc講師
   ・クワンガイ省の窓口      Pham Ngoc Duc講師
   ・日越大学院の窓口        Phan Le Binh講師
・ハノイ市国立建設大学     Nguyen Hoang Giang 国際協力所長
 質問1:福島技術士 フエに行くときにハイバン峠のトンネルを通りましたか。
 回 答:トンネルを通らないで一般道を通りましたが、急カーブの連続で高低差もあり、交通の難所であることを実感しました。福島技術士によると、ハイバン峠の道路は週に一度くらい転落事故があり、交通の難所ということでした。その難所を解決するため、日本とベトナムが共同してハイバントンネルを構築した。
 質問2:福島技術士 ベトナム経済研究所の前窪田会長によると、2015年にベトナムで自動車生産するための体制を整える計画があるということでしたが、何か動きはありますか。
 回 答:まだそのような動きはないようです。
(2) 東南アジアの名称・ベトナム出張の報告
講師:森山海外支援委員会副委員長
「ベトナム国技術士海外活動支援調査のまとめ」を出席者に配布し、その資料に基づいてベトナム出張で得られた情報の説明を行った。
ベトナム小委員会では、フォードンの会を日越技術経済発展研究会に名称に改めた。2019年のベトナム出張の目的は、工業団地内の企業に技術士を派遣するため大学と連携し、協力体制を整えて技術士の派遣を進めるものである。今回の出張計画は当初3人であったが、最終的に2名になり、森山技術士は自費となったが、その分を3人で負担した。
今回の出張において、ホーチミンVan Hien大学とダナン技術教育大学の2箇所で講演を実施した。いずれの大学においても、パソコン、マイク等の諸費用は相手側が負担した。
ダナン大学を2018年に訪問した際、ダナン大学の前学長は早稲田大学教授の弟さんであった。今回訪問時には新任の学長に代わり、以前とは微妙に風向きが変わった。
クワンガイ省は、ダナンから約130Km南の位置にあり、訪問においては大変な歓迎を受けた。翌日工業団地を3箇所視察した。最初に視察したのがDooSanという韓国の企業であった。次に視察したのがシンガポールの投資会社がVSIPである。この企業は1996年から投資を進めている。最後が木材チップを生産している地元企業で、日本企業と木材チップ輸出契約を進めているところである。製品の品質管理について専門家を求めている(森林部門に伝えた)。
フエ農林大学は学生数8,000名、教職員300名の大きな大学である。土曜日にもかかわらず、多くの学生が授業を受けていた。
ハノイにおいて、最初に日本大使館を訪問する予定であったが、会計検査が訪問時間と重複したことから、訪問を見合わせることになった。
ハノイ建設大学での講演は可能であるが、最終的には技術士による工業団地での指導を目標としている。
日越大学院の米田チーフアイザーは今年の5月で退任するが、ダナンに行くことあれば、日越大学院に立ち寄り、講演をお願いしたいとする要請があった。
ベトナムにおいては財政の制約があり、現在64.5%に達しているので、今後の支援を考えると、債務限度の65%に限りなく近づくので、JICAを含めた支援に影響が出てくる。
今後の取り組み方として、Van Hien 大学のViet教授と連携して進めるが、まずはダナンを中心に考えていく。予算はハノイ、ホーチミン市におけるワークショップの開催はOKである。
今回の出張ではベトナムの窓口が決まった。ホーチミンのVan Hien大学の窓口はViet教授、クワンガイ省の窓口は人民委員会で指名されたドク講師、ダナン技術教育大学の窓口はドク講師、ハノイ建設大学の窓口はNguyen Hoang Giang 国際協力局所長、

3. 出席者からの意見、提案・自由討議
これまでのべトナムに関するスライド等による報告や紹介を踏まえ、自分の考えや意見及び提案を一人一人述べていただいた。
ベトナム出張の日程は先の講演で説明したとおりで、
4. 閉会の辞  坂本小委員長
今回の日越経済発展研究会は、ベトナム人の参加者が新たに3名増え、意見が活発に交わされたことは有意義でした。これからも是非参加することをお願いし、本会を閉会します。
(以上で会議を終了した。)
(議事録作成;坂本)

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