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科学技術振興支援委員会

サイエンスアゴラ2023参加報告

本委員会は11月18日(土)に国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)主催により開催されたサイエンスアゴラ2023に企画提供者として参加しました。JSTが希望する今年度の以下の5つのテーマ、「自然が気になる」、「社会が気になる」、「スポーツや芸術が気になる」、「レジャーやエンタメが気になる」、「社会課題が気になる」、の中なら「社会が気になる」を選び、「中小企業における技術力の育成と女性経営者の活躍が気になる」というテーマ名で企画に参加しました。
日本の技術は、大企業のみならず中小企業が支えていると言われています。今後、人材不足が進行して行く中、どのように中小企業の技術を担保し、また発展させるかが課題であると考え、中小企業の経営者にどのように若手技術者を育成し、また新しい技術を生み出していくかを話し合う場を設けたいと考え、このような議論の場を企画しました。さらに男女参画がうたわれる中、中小企業を引き継ぐ予定の女性経営者からみた中小企業のあり方、女性技術者・経営者の活躍と育成、今後の社会への貢献に仕方などについても対話することを企画しました。
ディスカッションは、科学技術振興支援委員会・佐藤委員長をモデレーターに、パネリストとして、中小企業の経営者である杉山耕治氏<(株)ミヨシ 代表取締役 技術士(機械)>、小柳拓央氏<(有)小柳塗工所 代表取締役 技術士(金属)>、および女性経営者、女性後継者として丸山有子氏<(株)安心堂 代表取締役>、坂本留実氏<(株)キョーワハーツ 取締役>に参加していただきました。
まず最初に、佐藤委員長が日本の中小企業の現状を統計を交えて説明し、パネリストの方々がプレゼンを行い、その後佐藤委員長が質問する形で進めました。パネリストの方のプレゼンで印象に残った内容は、[1]杉山氏:女性従業員が働きやすい職場作りの紹介、ミスを選らす独自の取り組みの紹介、[2]丸山氏:パッド印刷という特殊な印刷法の紹介、経営の継承に関する苦労、[3]坂本氏:3代目見習いとしての役割、設備投資をしないで実践しているデジタル化の紹介、[4]小柳氏:人との付き合いを増やすことによる情報わらしべ長者戦略、職業訓練校からの若手の採用例、などそれぞれ独自の取り組みをしておられ、パネリスト同士も、また会場の方々も刺激を受けたディスカッションでした。
話題が尽きない中、あっという間の90分でしたが、参加された皆様が刺激を受け、新たな考え方が得られ、大変有意義なパネルディスカッションでありました。
会場での参加者は多くはありませんでしたが、関係各位の協力のもと無事終えることが出来ましたことに謝意を表します。

  

(写真)左から杉山耕治氏、丸山有子氏、佐藤委員長、坂本留実氏、小柳拓央氏

写真:パネリストの方々(拡大画像へのリンク)

(画像クリックで拡大 39KB)

このページのお問い合わせ:科学技術振興支援委員会

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