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科学技術振興支援委員会

第3回理科実験事例発表大会 実施報告

<実施日程>
日時:11月29日(木)13時〜17時(終了後、交流会)
 場所:機械振興会館6階67会議室
出席者:(会場)参加者55名:統括本部(28名)、北海道本部(7名)、近畿本部(7名)、中国本部(5名)、九州本部(5名)

<概要>
1. 開会挨拶(司会:3小委員長 黒澤氏)
冒頭、統括本部と北海道本部、九州本部、近畿位支部、中国支部と中継をつないだスカイプ中継を実施する旨の紹介があった。
2. 委員長挨拶(科学技術支援振興委員会委員長 前田氏)
前田委員長より、「講師の方は準備に当たっては非常に御苦労されていると思う。自身の小さいころを思い出しても理科実験はワクワクしたことを覚えている。今回も非常に楽しみにしている。」との挨拶があった。
2.3. 事例発表
(1) 発表1「磁石の不思議」(北海道本部)人見美哉氏(応用理学)、補助2名
北海道本部からは、実演を交えながら「砂鉄」と「電磁石」の2つのテーマについての理科実験事例が紹介された。小学生低学年の関心をひくには「つかみ」が大事とのこと(ニックネーム「ひとみちゃん」と呼んでもらって親近感をもってもらう)。また、原理を知らない児童に対しては、視覚や触覚にうったえかけるような実験キットを用意し、理科実験を通じた経験から結果を楽しみながら予測させるような工夫がなされていた。

<質疑応答>
Q: どのようなステップで実験をすすめているか
A: 定例会でネタ出しタあと、責任者(1人)を中心に皆で準備を進め、新しいテーマの場合は本番の前に実証実験を行う。準備期間は、新たらしいテーマであれば1カ月前から、慣れたテーマであれば1〜2週間前から準備。
Q:砂鉄の粒子の細かいキット名の名前は。
A:「ぴかちんきっと」
Q:長い線路で動かす実験は、コイルの両端をつなげば動き続けるか。
A:はい。途中引っかかることもあるが動きづづける。
(2) 発表2「光の色を見よう」(神奈川県支部)栗山博氏(情報工学)
神奈川県支部からは、光の原理(屈折、反射、回折)や偏光板を小学生向けに説明する際の工夫が紹介されたあと、「ホログラム千代紙」、「分光板シート」、「偏光板」を用いた4つの理科工作(虹のコマ、虹の箱、偏光板の実験、カラフル万華鏡)の実演があった。

<質疑応答>(Q:質問、A:回答、C:補足情報)
Q:神奈川県支部の交流は年に何回実施するのか。また、費用はどこから調達しているか。
A:年に4〜5回ほど集まる。35人くらいのメンバーがいるが、集まるのは実際に15〜16名くらい。費用は本部(神奈川県支部?)で費用を出してもらえるようになったのでそれを当てている。
C:分光シートを使った同じ実験をやったことがあり、児童の名札に貼り付けた。太陽光は直接確認できないので、ステンレスに反射させた光を観察した。よく見ることができた。
講師陣(左から栗山氏、○○氏、○○氏)

実演の様子をスカイプで中継

A:分光シートは普段から持ち歩いていろいろなものを見てみるのは良い。

(3) 発表3「企業等と協力した夏休み自由研究教室の展開」(九州本部)江頭力氏(機械)
九州本部からは、企業や団体とコラボして毎年夏休みに実施している取り組み事例が2つ紹介された。1つめはTOTOとのコラボによる「ミニチュア便器方貯金箱」の製作で、石膏や素地に直接触れてモノづくりの楽しさを知ってもらう取組。2つめは、安川電気とのコラボによる「クリップモーター」の理科工作実験。ロボットが作られる工程やロボットを動かす仕組み(モーター他)を知ってもらい、ロボットを身近に感じてもらうための取組。会場では、身の回りにあるもの(乾電池、磁石、クリップ、エナメル線等)を使った「クリップモーター」作成の実演があった。
<質疑応答>(Q:質問、A:回答、C:補足情報)
Q:企業や大学のコラボについて。コラボの秘訣は。コラボに当たっての準備期間はどれくらいか。
A:アンケートの内容、青年メンバーが務めている企業や紹介頂ける企業を通じて依頼している。企業によっては土日対応が難しいからと平日対応もある。
スカイプ中継の様子

質疑応答の様子
  (2) 発表2「光の色を見よう」(神奈川県支部)栗山博氏(情報工学)
神奈川県支部からは、光の原理(屈折、反射、回折)や偏光板を小学生向けに説明する際の工夫が紹介されたあと、「ホログラム千代紙」、「分光板シート」、「偏光板」を用いた4つの理科工作(虹のコマ、虹の箱、偏光板の実験、カラフル万華鏡)の実演があった。

<質疑応答>(Q:質問、A:回答、C:補足情報)
Q:神奈川県支部の交流は年に何回実施するのか。また、費用はどこから調達しているか。
A:年に4〜5回ほど集まる。35人くらいのメンバーがいるが、集まるのは実際に15〜16名くらい。費用は本部(神奈川県支部?)で費用を出してもらえるようになったのでそれを当てている。
C:分光シートを使った同じ実験をやったことがあり、児童の名札に貼り付けた。太陽光は直接確認できないので、ステンレスに反射させた光を観察した。よく見ることができた。
講師陣(左から栗山氏、○○氏、○○氏)

実演の様子をスカイプで中継

A:分光シートは普段から持ち歩いていろいろなものを見てみるのは良い。

(3) 発表3「企業等と協力した夏休み自由研究教室の展開」(九州本部)江頭力氏(機械)
九州本部からは、企業や団体とコラボして毎年夏休みに実施している取り組み事例が2つ紹介された。1つめはTOTOとのコラボによる「ミニチュア便器方貯金箱」の製作で、石膏や素地に直接触れてモノづくりの楽しさを知ってもらう取組。2つめは、安川電気とのコラボによる「クリップモーター」の理科工作実験。ロボットが作られる工程やロボットを動かす仕組み(モーター他)を知ってもらい、ロボットを身近に感じてもらうための取組。会場では、身の回りにあるもの(乾電池、磁石、クリップ、エナメル線等)を使った「クリップモーター」作成の実演があった。
<質疑応答>(Q:質問、A:回答、C:補足情報)
Q:企業や大学のコラボについて。コラボの秘訣は。コラボに当たっての準備期間はどれくらいか。
A:アンケートの内容、青年メンバーが務めている企業や紹介頂ける企業を通じて依頼している。企業によっては土日対応が難しいからと平日対応もある。
スカイプ中継の様子

質疑応答の様子
                                       できるだけ早めに対応する。今年は4月から開始。来年に向けてはそろそろアイデアだしを始めるところ。
Q:(コメント)エナメル線は「オヤイデ」で検索すると出てくる。経験上ペンチでつかんで引っ張るとうまくいく。
Q:材料費、頻度
A:夏休み年1回。自由研究の頃。会場はコラボしている企業・団体の保有しているスペースを使用。TOTO、安川電機も無償。

(4) 発表4「楽しい理科工作教室」(栃木県支部)川上寛児氏(電気電子)
栃木県支部からは、「AI時代に勝ち残れる児童を育てる」ことを目的とした活動に取り組んでおり、大人から子供まで楽しめる「紙コプター」や「アルソミトグライダ」の実演があった。また、小学教育を甘く見てはいけない、算数の答えは1つでも解釈は複数ある、デジタル情報を活用するAIの発展と普及で20%以上の職業が失われると予想される時代の到来に備えて、AIが取り扱えない非デジタル情報の活用がポイントとなるであろう、児童に限らず(大人も)観察力を高める、日常の「おやっ?」という感性を深堀する習慣づけを日頃から訓練することが大事である等、講師の心がけも紹介された。

<質疑応答>
Q:開催頻度、対応人数について。
A:冒頭紹介した帝京大主催の「エンジョイカガク」、宇都宮主催の「フェスタmyうつのみや」等の行事を年に4回実施。対応は4〜5人くらい。
川上氏

       

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