研修委員長 松山 正弘
日本技術士会研修委員会(以下「委員会」)は技術士制度に関わる様々な論点について検討を進めております。これらの中で、IPD(初期専門能力開発)の導入に伴う課題検討と、第53回技術士全国大会(2027東京)の構築が、今期の主たる活動となっています。
7月15日に、2025・2026年度の第1回委員会を開催され、今期の活動がスタートしました。今期の委員会は、前期からの継続14名と新しく参加された13名の合計27名の委員から構成されており、副委員長には前田理事(継続研鑽小委員長)、丹羽理事(技術系人材育成小委員長)が就任し、幹事には金委員(理事)、野崎委員(理事)、下河委員が就任しました。
また、委員会には管轄するCPD支援委員会、修習技術者支援委員会、青年技術士支援委員会の3つの実行委員会があり、各実行委員長も委員会の会議にオブザーバー参加していただくことにしております。
委員会は日本技術士会に常設する7委員会の一つであり、その所掌事項と主要業務は以下のとおりです。
【所掌業務】
技術士の研修及び技術系人材の育成についての企画、実施に関する事項
【主要業務】
1. 技術士CPD活動推進の企画及び関係各行事(研修会、講演会、全国大会等)の実施
2. 技術士CPD推進に関する関係学協会との連携(技術士CPD実績管理委員会の所掌事項を除く)
3. JABEE及び技術系教育機関への技術士の広報
4. 修習技術者への修習活動支援
今期の活動は2025年度事業計画に基づき、継続研鑽小委員会及び技術系人材育成小委員会の2つの小委員会により実施する予定であり、主要な小委員会の活動項目は以下のとおりです。
<継続研鑽小委員会>
(1) IPD導入に伴う課題の整理、諸規則の制定、システムの構築
(2) アンケートをもとに、技術士CPDにおける各種課題に対して設定した規則について、新たな課題等を把握し、一層の制度改善に繋げる。
(3) 日本技術士会ホームページ技術士CPDサイトの見直し。
(4) CPD推進に関する関係学協会との連携(技術士CPD実績管理委員会の所掌事項を除く)
<技術系人材育成>
(1) 人材育成に関する関係学団体との連携・PR
(2) 人材育成に関する部会や地域本部・支部との連携
(3) CPDとIPDの連携
(4) IPDWG活動成果の活用
実施に当たっては、傘下のCPD支援委員会、修習技術者支援委員会、青年技術士支援委員会と十分連携を図りつつ、活動を行うことと致します。
第53回技術士全国大会(2027東京)運営体制の構築については、7月9日の理事会において、第53 回技術士全国大会運営委員会の設置・運営規則が制定されたことから、当委員会の幹事会を基本検討小委員会として、会場、開催時期、日程等の検討を始めています。今後は円滑かつ効果的に企画運営するために、運営委員会委員として、研修委員が参画することとしております。
委員会活動において、会員各位からご意見をいただくことがあると思われますので、会員の皆さんのご支援、ご協力をよろしくお願いします。
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