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キャリアモデル
女性技術士キャリアモデル 宇田川理沙子さん
うだがわ りさこ さん
私が技術士を目指したきっかけは、『結婚・転職』と『先輩技術士との出会い』です。
30代後半で結婚し、それに伴い転職をしました。それまでは技術職でしたが、転職後は営業を主軸としつつ、技術も兼務することになりました。さらに、長期の産休育休や時短勤務が必要となったことから、再び技術職を目指すのか、営業職のままでキャリアを続けるのか迷いました。このとき、職場の先輩技術士から「技術士を取得して専門性を生かした働き方をしてはどうか?応援するよ。」とのアドバイスを頂き、技術士を目指しました。
私は営業部に所属していますが、入札関連業務の他にも、技術職として下水道コンサルタント業務における顧客との打合わせや報告書作成等を行っています。最近では、下水道汚泥の肥料化に関する業務に携わりました。汚泥肥料化業務は、近年注目されている業務である一方、過去の類似の事例が少なく、水処理以外の知識も必要です。大変なことも多くありましたが、同時に、注目度の高い業務に携わりながら、社会貢献ができる喜びを感じました
技術士になって良かったことの1つ目は、出産後も専門性を生かして水処理に携わっていくことが可能になったことです。大学時代から水処理を学んできた私にとって、水処理を通じての社会貢献ができることは喜びのひとつです。
2つ目は、最新の技術や業務に携わる機会が増えたことです。必然的に、学ぶことが多くなり、仕事で必要な知識への理解が深まりました。
現在は、夫、子供2人(3歳・0歳)、犬(5歳)と暮らしています。
仕事は子供がある程度大きくなるまでは時短勤務を基本とし、必要に応じて在宅勤務をしています。妊娠中は、会社として子育てと仕事の両立がしやすい勤務体系を整えていただきました。家事は夫と徹底的に分担し、効率化しています。料理・洗濯は夫が、掃除とお風呂は私が主担当としてこなします。ただし、家事は完成度5割でできればOKと割り切り、その分、家族で楽しめる時間を増やしています。
育休中は基本的には育児に専念していますが、仕事とは大きく異なるところがあり、今でも苦労しています。特に、作業が細切れに中断されることがストレスです。また、朝寝・昼寝・夕寝の寝かしつけにそれぞれ一時間かかることもしばしばで、自分のペースでタスク処理ができないことにもストレスを感じます。夫・近親者・自治体と協力していかに自分の時間を確保し、ストレス解消を図るかも重要です。
時間は有限で、全てに完璧を求めると苦しくなってしまいます。物事の優先順位を明確にし、丁度よい落としどころをつけることは、仕事でも家庭でも同じではないでしょうか?
技術士は科学技術に携わる人、特に、仕事が面白くなってくる20代後半〜40代にライフイベント(結婚・出産・育児等)が重なりがちな女性にとって大変な強みになる資格です。フルタイムでなくとも何らかの関わり方で専門性を生かすことは可能です。学生の方は、今のうちに技術士第一次試験へチャレンジしてみて下さい。また、専門と異なる分野の講義でも、気になったら積極的に受けてみましょう。専門業務は奥深いですが、それだけではなく、さまざまな分野につながっています。そして、いざ、技術士第二次試験にチャレンジする際は、口うるさく応援してくれる人を大事にしてみてほしいです。技術士資格は1人では取得困難ですが、そのような方はきっと合格をもぎ取るための力になってくれます。
※注:記事は2025年7月現在のものです。
■技術士部門
衛生工学部門(水質管理)、上下水道部門(下水道)
■略歴
2010年 秋田県立大学大学院 修了
浄化槽法定検査機関に就職
2018年 結婚・退職・転居
日本技術サービス株式会社に転職
2020年 技術士第一次試験に合格
2021年 第一子出産(産休・育休を取得)
2024年 技術士第二次試験(衛生工学部門)に合格
第二子出産(産休・育休を取得)
2025年 技術士第二次試験(下水道部門)に合格
2025年現在は育休中
■プロフィール
1984年生まれ 山形県出身
趣味:スキューバダイビング、フットサル、犬の散歩
「IPEJ」,「日本技術士会」,「技術士会」,「CEマーク」及び「PEマーク」は、公益社団法人日本技術士会の登録商標です。
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