DEI委員会のホーム
キャリアモデル
イクボスモデル 小牛田尋志さん
小牛田 尋志さん
こごた ひろし さん
1986年に新卒で入社した会社からスタートして、気がつけばコンピューター系のエンジニアとして、約40年がたとうとしています。最近では、どちらかというとプロジェクトマネジメントの立場で、若手エンジニアの支援を行うことが多くなっていますが、あくまでもイチ・エンジニアとして技術を楽しむ日々を送っておりますので、その一端を紹介していきたいと思います。
これまでのキャリアは、最先端技術をひたすら支える側としてのイチ・エンジニアでした。始まりは、世界一の実効性能を持つスーパーコンピューターの基盤ソフトの開発に携わりました。京が出る20年以上前のことです。次に、東京証券取引所および銀行系オンラインシステムの高信頼性ソフトの開発、AIエンジンの企画・開発、そして最近では、人材の可視化、キャリア支援などの人材ポートフォリオ構築のためにAIを活用する仕事をしています。
AIエンジンの開発をするようになった頃から、若手技術者の支援を行う機会が増えてきました。入社して間もない若手エンジニアとタッグを組んで、さまざまなプロジェクトに取り組みながら、これまでに自身が身につけてきたエンジニアとしての姿勢を継承することを心がけてきました。
現在進めている人材ポートフォリオ構築は、社員のキャリア支援が最重要課題となっています。エンジニアそれぞれが持つスキルを可視化して、個々のエンジニアの属性に合わせたキャリアプランを提案するシステムの構築を行っています。また、最新の生成AIなどの技術を活用して、多くのエンジニアに役立つ情報提供にも取り組んでいます。同時に、自らのチームでは、このようなチャレンジングなプロジェクトに、若手エンジニアや女性エンジニアも含め、多様なエンジニアの特徴を生かし、意欲的に活躍していただけるよう、個々の得意とするテーマ選定を日々模索しています。
平均年齢が30歳を下回り、女性比率が3割を超えるプロジェクトであり、自分自身もチャレンジングな環境で奮闘しています。
これまでの働き方を振り返ると、節目となった大きな出来事は2020年のコロナ禍でした。2020年の4月に長く働いた会社を退職し、新たな会社でセカンドキャリアを開始したばかりでしたが、入社時からほぼリモートワークの生活が始まりました。同じプロジェクトのメンバーとも、事務所ではなくパソコン越しで業務のやりとりを続け、現在もそれは継続しています。リモートワークにすることで、プロジェクトのメンバーの多様性が高まりました。首都圏以外から参加するメンバーや育児中のメンバーが増えたのです。
リモートでの業務を進めるうえで役に立ったのが、前職での経験です。国内はもとより、海外の拠点とも、テレビ会議や電話会議で連携したプロジェクトをマネジメントした経験が生かされ、スムーズに進められました。さまざまな状況にある人が等しく活躍する機会を得るために、リモートワークはひとつの解であることを実感することができました。
2021年に日本技術士会の理事を拝命し、同年に男女共同参画推進委員会(現DEI委員会)に参加してから、DEI推進に取り組んでまいりました。その中で、技術者の世界では、女性をはじめとしたマイノリティの活躍の場が限られていることを知りました。
社会が変化するなかで、その波に飲み込まれず、さまざまな立場の方々が乗りこなせるような社会基盤の実現に少しでも貢献できるよう活動を続けていきたいと思っています。
業界でも会社でも、その組織に入ってよかったと思える、ビロンギング (belonging)、自分の居場所がある組織をつくれるよう、DEIにBを加えたDEIBを推進することで、誰もがいきいきと輝ける社会、組織をつくることに貢献していきたいと思います。
※注:記事は2025年7月現在のものです。
第7回DEIフォーラムにて
■技術士部門
情報工学部門(電子計算機-オペレーティングシステム)
■趣味
サッカー観戦
映画・ドラマ視聴
旅行(最初の写真は、千葉の大多喜城での一コマ)
「IPEJ」,「日本技術士会」,「技術士会」,「CEマーク」及び「PEマーク」は、公益社団法人日本技術士会の登録商標です。
公益社団法人 日本技術士会 / Copyright IPEJ. All Rights Reserved.