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キャリアモデル
D&Iモデル 藤原普夫さん
ふじわら ひろお さん
私は、新卒で株式会社ロッテに入社し、研究所でチョコレートや焼き菓子の開発・研究を行いました。その後、本社マーケティング部門にて商品開発などを経験し、現在は研究所にて商品パッケージの開発・研究を行っています。パッケージは、おいしいお菓子を安全・安心にお客様の手元にお届けする商品の一部でもありながら、食べ終わった後は不要となり、ごみとなります。近年の環境対応へのニーズの高まりを受け、パッケージの環境配慮設計はもちろんのこと、捨てた後も含めたパッケージのライフサイクル全体を通しての環境負荷低減を目指した活動をしています。
プライベートでは、中学生と小学生の2児の父として、ワークライフバランスを保ちながら、仕事と家庭の両立を図っています。夏休みの自由研究を一緒に取り組んだり、家族でキャンプに出かけたりと、たまには頼れるお父さんを演じながら、日々新たな発見や体験などを通して、子どもと一緒に楽しんでいます。
近年では、男性の育児休暇も普及し、私が初めて父親になった10年以上前とは、社会も会社もだいぶ雰囲気が変わったように思います。実際に、私の勤める会社でも男性従業員の育児休業取得率が約72%(2023年度)となっており、取引先の営業担当の方が育児休業を取得する場面にも多く遭遇するようになりました。
私自身は、男性育休が普及する前だったこともあり、育児休業は取得しておりませんが、休みの取りやすい環境で働いているので、授業参観や保護者会、運動会などの学校行事には積極的に参加するようにしています。家庭外での様子を見ると、新たな発見や子どもの成長を実感できる喜びがあります。
ここで、少し日本技術士会との関わりをお話します。最近は、子どもが部活や習い事などで休日家にいないことも多く、その間に埼玉県支部の科学技術振興委員会にサポーターとして参加させてもらっています。また、埼玉県支部の活動を通して、技術士の同期合格の方々とも仲良くなり、定期的に情報交換会(飲み会)も行っています。子どもたちは「お父さんは、技術士というものになって、その界隈で何やら楽しそうに過ごしているらしい」くらいには、うっすらと理解してくれているようです。いくつになっても勉強を続ける姿勢や、新しい環境で充実した日々を過ごす姿勢などを見てもらうことで、少しでも子どもたちの成長の手助けになればと思っています。
家事育児に関しては、貢献度は共働きの妻の足元に及びません。それを自覚した上で父親としての役割を果たし、子どもと一緒に成長できるまたとない機会を精一杯楽しめたらと思っています。これから子育てと仕事の両立を目指す皆さんへのメッセージです。「家庭を第一に、仕事も育児も、一緒に楽しみましょう!」
技術士会の活動に参加することで、家庭と職場以外の第三のコミュニティができました。そこで出会った方々は、専門性も普段身を置いている環境も違いますが、それぞれの想いがあって技術士を志した根っこの部分に共通性を感じます。人生100年時代、子どもが独立した後も生涯現役でいられるように、仲間からの刺激をもらいながら、自分の力を磨き続けたいと思っています。父親として子どもの成長をサポートするだけでなく、自分自身も成長し、良き見本となれればと思います。
※注:記事は2025年7月現在のものです。
■経歴
2007年 東京理科大学大学院 基礎工学研究科 修士課程 修了
株式会社ロッテ 入社(中央研究所)
2015年 パッケージ研究課に異動し、現在に至る。
2024年 技術士(環境部門_環境保全計画)登録
■資格
技術士(環境部門_環境保全計画)
包装管理士
■趣味
キャンプ、DIY
「IPEJ」,「日本技術士会」,「技術士会」,「CEマーク」及び「PEマーク」は、公益社団法人日本技術士会の登録商標です。
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