5月度技術士CPDミニ講座（第89回）

「法工学」はいまだ発展途上の分野である。技術をとりまく法律の問題点を工学的な方法論により考える学問として日本機械学会が中心になって推進し、近年その考え方が支持を集めている。
「法工学」で扱う技術は、機械に限らず、建設・電気電子・化学などの幅広い分野に及び、安全・安心な社会を作るための「法律」「規制」と「工学」「技術」の合意形成の在り方を考える学際的内容となっている。
技術士として技術などが関わる事故・災害などの裁判で技術的鑑定業務をする上で必要なことは言うまでも無いが、技術者倫理の観点からも有益な知識と考えられ、今回「法工学入門」の執筆者の1人である大上教授をお招きし、紹介をいただく。

研鑚目標：「法工学」の概念、法律と工学の合意形成、裁判と法工学、法工学と技術者倫理の相違などを理解し、安全・安心な社会を作るための「工学」「技術」と「法律」「規制」の関係を考える。

◆ WEB：Teamsによる配信（対面参加の会場はありません）

◆ 日本技術士会会員：1,000円

◆ WEB：300名

本ページ下部「 添付資料 」の「 オンライン講演会参加に関する規約 」を必ずお読みになり、
内容に同意した上で、技術士CPD行事申込一覧（会員）よりお申込みください。

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※ 申込み受付は、4月13日（木）に開始します。
　 定員に達しない場合も、5月8日（月）で締め切ります。

※ 申込の際、Teams招待メールを受信するメールアドレスを入力願います。
　 5月9日（火）にTeams招待メールを送信する予定です。

講演では
1．「法工学とは何か？」「法工学が目指すもの」など法工学に関する総論
2．技術の進歩と法律・規制の在り方に関する議論
3．事故・災害起きたときの専門家である技術者の観点
に関して紹介する。
特に3．の内容においては実例を混ぜながら、安全・安心な社会を作るために、「工学」「技術」と「法律」「規制」との望ましい合意形成を得ることの困難さと重要性を述べる。
堅い講演とならないように、講演後、質疑に答える形式で「法工学」の難しさ、魅力的な部分、大切さ等を伝える時間を設ける予定である。