《中央大学理工学部教授小松晃之氏に聞く》
日本は世界最高レベルの献血・輸血システムを備えていますが、その高い技術をもってしても解決できない課題を抱えています。まず、血液の保存期間は3週間と短いため、大規模災害時に必要量の輸血液を確保できない危険性があります。我が国は世界有数の災害大国であり、大震災、台風・豪雨による河川氾濫や土砂災害、火山の噴火も多く、危機管理の主要施策として血液の確保は急務といえます。さらに少子高齢化が進むと安定した血液の備蓄が難しくなります。日本赤十字社の推計によれば、2027年には年間約89万人分の輸血液が不足すると予測されています。
今回は、先進医療分野で注目を集めている“人工血液”の最前線についてご講演頂き、日本の未来について考えてみましょう。
:公益社団法人 日本技術士会 栃木県支部
:平成28年11月12日(土)14時〜16時(受付:13時30分〜)
:宇都宮大学工学部アカディミーホール
:会員・準会員1,000円、未入会技術士2,000円、一般無料
*CPD対応講演会です
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