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埼玉県支部　2024年度支部長メッセージ

　昨年7月に支部長を拝命し、「埼玉県支部として社会への貢献度をより高めるため、従来の各委員会活動に加え、広報活動と防災活動の積極展開に注力する」ことを発信しました。そして、社会への貢献度をより高める施策を日々模索してきました。
　施策の方向性に関し、現時点で見えてきた重要なポイントは「つながり」です。
　最初に「次の10年間の支部活動を考える」活動を始めました。ここでは現状の課題を洗い出し、対応策を支部の委員全員で議論し決めていきます。そして、この中で出てきた重点施策に「社会への積極的発信」があります。これは「困りごとの相談に乗る」受け身の姿勢から「こちらから出向いて技術士の活用を提案する」攻めの姿勢に転換するもので、県、団体、金融機関、理工系大学、中小企業への説明会を企画・実施し、「我々技術士はこんなことができます。是非、ご活用ください。」と提案します。
　ところが、これを実施するためには我々はもっと強くなる必要があります。「技術士有効活用ツール」や「支援可能技術カタログ」等を用意したいところですが、今は持っていません。技術士会は一流の専門家集団ですが、個々の守備範囲は狭く、横のつながりが弱いように思います。それぞれが何を得意とするのかを出し合って共有・データベース化し、個人ではなく「チーム埼玉県支部」として社会に向き合う必要があります。これが支部内の課題です。
　一方で、外部との連携強化も既に始めています。まずは「埼玉県産業人クラブ」への入会。従来は個人ベースで入会し活動してきましたが、これを埼玉県支部としての活動に切替えます。このクラブは県内の団体、金融機関、企業等から234名の会員を有し、「つながり」を構築する絶好の場です。また、関東甲信8県支部や技術士会統括本部との連携積極化もトライ中です。広報活動としても、「埼玉県支部の紹介動画」を本部の紹介動画に続いて「YouTubeに一般公開」できました。
　このような「つながり」を軸に活動を進めることで、最終的には地域中小企業のイノベーションに貢献できればと考えています。皆さん、よろしくお願いいたします。
　明るく楽しく元気よく。